goo blog サービス終了のお知らせ 

MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

齋藤秀雄先生 没後50年メモリアル・コンサート ~小澤征爾さんへの哀悼とともに~ NHK-FM

2024-11-28 18:38:39 | 音楽夜話(クラシック)
齋藤秀雄先生 没後50年メモリアル・コンサート
~小澤征爾さんへの哀悼とともに~


1127


19:30-21:10 NHK-FM


クレンゲル:賛歌
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136~第1楽章/第3楽章
チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード ハ長調 op.48
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
堤剛(チェロ)
秋山和慶&沼尻竜典(4)指揮齋藤秀雄先生没後50年特別編成メモリアルオーケストラ
2024年9月18日 赤坂、サントリーホール




戦後、日本の音楽界に貢献した一人。ヨーロッパ留学経験を活かし、日本の
後進を育て、西洋に追い付け追い越せの息を持ちまい進した。
後進の一人に小澤征爾氏がいた。


齋藤先生自身が後進にレッスンでよく使ったと思われる曲が、
追悼演奏されていた。小澤征爾氏も良く取り上げていた2曲。
弦のキリトモと言わせた、桐朋学園のオーケストラ、
昔、千住真理子さんが、共演したヴィヴァルディ-の四季を
聴いたとき、学生オケでもうまいのがいるなと思った。
そんなことを思い出しながら聴いていた。
小澤氏は齋藤門下の1期生。秋山氏は5期生、チェロの
堤 剛氏は7期、指揮の沼尻氏は桐朋卒という縁とゆかりの
ある方たちの元でオケを組織し、9月18日は齋藤氏の
命日にあたっているという。お膳立てはそろった。
秋山氏のモーツァルトは色濃く、こってりと演出され、
小澤さんだってここまでやらなかったと思うくらいの
入り込みで、割と普段はノーブルな作品作りが多い
と思わせるが、今回は違っていた。
チャイコフスキーはその上を行っていて、すごく
コクのある弦セレだった。特別な引き出しがある
様な入れ込み具合で、ダイナミックレンジも広く
取っており、特別な演奏会であることを、
物語っていた。


教えを受けた堤氏のチェロも、ドヴォコンにあっていた。
長い音楽人生の中で、チェロを通じて、聴衆を楽しませて
来た逸材。チェロといえば堤 剛という時代も長かったと思う。
そんな彼の弾くドヴォコン。意味のあるものだと思う。




コメントを投稿