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ジャナンドレア・ノセダ指揮ワシントン・ナショナル交響楽団演奏会 (ショーケース編)

2022-11-05 19:01:10 | 音楽夜話(クラシック)
11・3


ジャナンドレア・ノセダ指揮ワシントン・ナショナル交響楽団演奏会 (ショーケース編)


10:00-13:00 21.00-24.00 WETA  ショーケース


バーバー:管弦楽のためのエッセイ第1番 op.12      1910-1981  アメリカ        
コールリッジ=テイラー:4つのノヴェレット op.52    1875-1912  イギリス -アメリカ  2021年3月収録
バーンスタイン:管弦楽のためのディヴェルティメント  1918-1990  アメリカ  8曲の1‐3分位の小品      
ガーシュウィン:交響詩「パリのアメリカ人」      1898-1937 アメリカ
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95「新世界より」1848-1904  チェコ      




ジャナンドレア・ノセダ指揮ワシントン・ナショナル交響楽団
ケネディーセンター収録




バーバーは、弦楽のためのアダージョ路線の曲調を持つような曲。


コールリッジ=テイラーはイギリス生まれ、アメリカ育ちの作曲家で
「黒いマーラー」(黒人だったためか)と呼ばれた。演奏された曲は
落ち着いた感じのメロディー・リズム・ハーモニーを持つもので、
マーラー的な感じのするものではなかった。


バーンスタインのアメリカ的背景を感じさせる短編集。8曲の組曲風で
1‐3分程度の小品。


後半はガーシュイン。グッとクラシック感が増してくる。二流のラヴェル
と言われるより、一流のガーシュインでいるべき。正解だと思う。




ドヴォルザークは4年ほどアメリカに滞在した。汽車の走行のリズム(音)がヨーロッパと
アメリカでは違うと言っていたそうだ。今でいう鉄道オタクなのかもしれないが、
音楽家の中でも、電車のモーター音を聴き分けるミュージシャンがいたりするから
その時代でも数は少ないけど、同じ様な体験をしている方はいたようだ。


「フロム・ザ・ニューワールド」タイトルがいいよね。アメリカ大陸を当時の
ドヴォルザークは新世界とみなしていたようだ。曲調も洒脱で、その当時の
作曲家のものより斬新な感じがする。半歩先に行っているところが素晴らしいと思う。
メロディー・メーカーらしい彼の面目躍如。



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