MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

小澤征爾

2019-03-24 11:11:59 | 音楽夜話(クラシック)
小澤征爾

音楽塾で「カルメン」(前奏曲を指揮する予定)を
キャンセルしている。83歳、気管支炎で。
他の合併症があると大変でもあるため、入院加療。

高齢の風邪・気管支肺炎などは合併症が怖いので、
それなりの手当ては必要。懸命な対応だと思う。

本番以外にも稽古(練習)にも立ち会わなくてはいけないし
色々仕事はある。その意味で、気力体力知力が充実しないと
充分な仕事は出来ないだろうと思う。

年齢的にも体力的にも、現場で活動するのはかなり制限される
のではないかと思う。
後進の育成などでも彼の弟子というか後進はサイトウキネン
オーケストラのメンバーでも十分にできるような気がする。
その冠になる人が彼で、それを輩出するのが今後の課題
ということだろうか。

2010年1月、人間ドックの検査で食道癌が見つかり食道全摘出手術を受け、
同年8月に復帰。(ウィキペディアより)。

これらの基礎疾患がある上での活動で、高齢でありながら、彼の登場を願って
止まない人達のために、指揮台に上がっているような気もする。

健康で活動する為にはやはり大きな基礎疾患がないことが基本にあると思う。
彼の組み物のベスト盤が出たとき、事実上の引退かなと思った。
彼の冠で音楽会がもようされても、健康上の理由でキャンセルになり、
他の事での心配が頭をもたげる。

充分に音楽活動に関して実績を上げ、後進を育成する準備も行い、
西洋音楽に追いつけ追い越せの思惑は十分に達成されたのではないかと
思ったりする。

引退出来ない立場にいることは何となく感じられるものの、それだけに
周りの思惑に惑わされない生活が出来ないものかと思う。

Tanglewood in 1996.
小澤征爾 マーカス・ロバーツ(p)ガーシュイン/ラプソディー・イン・ブルー 
1~2 https://www.youtube.com/watch?v=T9Ub718U9uQ





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