Charlie"Bird" Parker (as)1920-1955 生誕１００周年

Charlie"Bird" Parker (as)1920-1955     生誕１００周年


ジャズを聴いていた高校時分の担任は、バド・パウエルが好きだった。
その担任から手ほどきを受けたのだから、自然と、パーカーを聴いてごらん
ということになったが、聴いてもその良さはすぐにはわかるというもの
ではなかった。突然、自分が今聞いている音楽とは違うものが
目の前に現れるのだから、いくら10代で脳みそやわらかいとはいうものの
「そうですか」と受け入れられるものではない。


繰り返し聴いてもどこがいいのかちっともわからなかった。
古い音楽をいうのはわかるが、それがいいものであるという
感覚が持てなかった。そのほかのジャズメンの演奏や、
歴史やエピソードが少しずつ自分の中に取り入れられて、
その面白みがわかってきてからなんとなくパーカーってすごい
音楽家であることがうすうす感じられてきたのだった。


それだってジャズ聴き始めてから随分経ってからだった。
そんなプレイヤーなのだ。生誕100年の今年、改めて聴いてみているが
やはり彼の遺したものは、すごいもので天才の仕事だったということが
わかる。生活は破天荒だったけれど、彼はジニアスだった。
彼を超えるジャズ・マンはそうはいないことがそれを証明している。




The Dial Masters - Original Choice Takes
Scrapple From The Apple
https://www.youtube.com/watch?v=HSeiIvBdAis&list=OLAK5uy_mifZUOxUBMO6pKARfn1gLuRrs53qMZ14E&index=27