MOBU'S MUSIC MAZE

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4月12日生まれのジャズマン ハービー・ハンコック

2021-04-12 18:02:06 | 音楽夜話(ジャズ)
4月12日生まれのジャズマン ハービー・ハンコック




Herbie Hancock (Piano, Synthesizer, Guitar, Keyboards-Various) 1940. 4月12日 81歳おめでとう。


活動歴60年以上になる。アンテナを張ってその時代の先端の音楽を作っていく。チャレンジ精神も
旺盛で、クリエイターとしての才覚は抜群。
でも、同時代のアルバムは私はあまり聞かなかった。どちらかというと保守的なアルバムが多かった。
それでもこのアルバムは聴いていたと思う。処女航海のビアノの打弦がもう痺れます。
それだけで私には買いのアルバムでした。


Herbie Hancock / Maiden Voyage
https://www.youtube.com/watch?v=Q-DGCQ-zXZ8


リサイタル・パッシオ  岡本拓也,【司会】金子三勇士

2021-04-12 13:20:51 | 音楽夜話(クラシック)


リサイタル・パッシオ。


岡本拓也,【司会】金子三勇士


「組曲 ホ長調 BWV1006a から「ガヴォット」」
バッハ:作曲
(ギター)岡本 拓也
(3分03秒)


「歌曲集「白鳥の歌」第4曲 セレナード」
シューベルト:作曲
メルツ:編曲
(ギター)岡本 拓也
(3分46秒)


「「吟遊詩人の歌」作品13から「遥かなるあなたへ」」
メルツ:作曲
(ギター)岡本 拓也
(3分37秒)


「アンダーカレンツ」
ケヴィン・カラハン:作曲
(ギター)岡本 拓也
(2分38秒)


「ワルツ 第4番」
バリオス:作曲
(ギター)岡本 拓也
(4分37秒)


「最後のトレモロ」
バリオス:作曲
(ギター)岡本 拓也
(3分32秒)


音楽を通じてしゃべれるギタリストを目指す 岡本拓也。


生演奏を聴く。クラシックギターの生演奏を聴くことは、
放送でも近年あまりなかったような気がする。記憶が
正しければの話だけれど、私の場合曖昧なこともあるので
自信はないが・・・。


ギタリストの本筋のレパートリーでなく、少し外れた
曲がコンサートの曲目に入っている。
そんなのが私のねらい目だったりする。
今回は、カラハンの「アンダーカレンツ」と言う曲だったりする。
初めて聴く曲だけれど、演奏者が解説して曲に入る。
ブルーノートのコードが弾かれたり、クラシックのギタリストの
ちょっと毛色の違う曲を弾くときの感じが面白かったりする。
現代の若い奏者だから、そのあたりもあまりハードルは高くない
のかもしれない。


彼の新作「ONE」にメセニーの新作アルバムに入っている。
 Four Paths of Light, Pt. 1 を弾いている。
4月に東京文化会館で行うONEのリサイタルで(日本初演)をする。
あと、日本人編曲家による、「ハブ・ユー・ハード」も演奏している。
そういうチャレンジが好きだったりする。


女流の朴 葵姫(パク・キュヒ)さんも、押尾コータロー(ハルモニア)・渡辺香津美(ペガサス)を
レコーディングしているし、カラハンのアンダーカレンツも同じアルバムに録音している。
レパートリーの拡大は若い奏者に必然の様になっている。そんなところが気になるのだ。


準・メルクル指揮セントルイス交響楽団演奏会

2021-04-12 13:18:39 | 音楽夜話(クラシック)
準・メルクル指揮セントルイス交響楽団演奏会




10:00-12:00 20.00-22.00KWMU 4/11


ラヴェル:道化師の朝の歌
ショーソン:詩曲 変ホ長調 op.25
サラサーテ:カルメン幻想曲 op.25
ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」


五明カレン(ヴァイオリン)
カタリーナ・クエルボ Catalina Cuervo(ソプラノ)
準・メルクル指揮セントルイス交響楽団
2017年11月25日 セントルイス、パウエル・シンフォニー・ホール


準メルクル(父:ドイツ母:日本)五明カレン(父:フランス系カナダ母:日本)
ともに異国の父を持つ。


日系アーティスト。音楽は国境を越え共演を果たす。
オーケストラはアメリカ。演奏曲目はフランス・スペインのもの。
多分、楽譜という共通項目が再演を可能にしている。
凄いことだと思う。国が違っても楽譜を通じて人が音楽する。
国が違っても音楽を作り出すことができる。


五明さんの演奏は前回ブラームスの協奏曲を聴いた。
音に血が通って、歌い方も伝わるような感覚がある。


今回はフランス物のショーソンの詩曲とスペイン物の
サラサーテのカルメン幻想曲。


弾き分ける技は音楽家ならではと思う。ショーソンは
ブラームスの様には弾かない。それは当たり前だろうけれど、
表情も違えて弾いているように聞こえる。
サラサーテは少し温度を上げて演奏している感じがする。
なかなか演奏巧者だとおもう。


オケはラヴェルの道化師の朝の歌とスペイン物の「恋は魔術師」
ファリャだ。ファリャは楽譜の版が複数あり、声楽も入っており、
聴きどころはいろいろあるのかもしれない。フラメンコの様な進行、
スペインの踊りの音楽。歌が熱い。この曲は初めて聴く。
中には「火祭りの踊り」など有名曲も入っており、どこかで
聴いたことがあるぞという感じ。
バレエの筋を知っているとより楽しめるのではないかと思った。
オケの演奏も立派だし、歌唱も熱があり、行ったことはないけれど、
異国、スペインを感じさせる。


最後に番組表にはなかったけれど、ラヴェルの「ボレロ」が演奏された。
フランス人のスペイン起源の音楽。なかなか凝った粋な計らいかもしれない。
準・メルクルさんブラヴォ。