もーせんの奇妙な冒険

多忙のくせに多趣味で、とっちらかった日常を綴ります。旅行、美味しい物、馬、舟、アート、本、映画、…ああ、まとまらない。

全5室の小さな宿 Beaver (5回目) その3

2017-08-30 21:21:30 | 岩手の旅
毎回とても楽しみにしているのが、Beaverさんの夕食です。
フレンチでもお箸でOKなので、堅苦しいのが苦手なゆにくんもたいそうお気に入りなんです。

夕食開始は一律19時スタートです。
時間になったらダイニングに参ります。因みに、一席だけ半個室っぽくなっているのですが、この時は記念日プランなので半個室が確約されていました。


前菜がすでに並んでいます。
いつもながら美味しそうでテンション上がりますー!
では、一品ずつご紹介。


八幡平産カリフラワーのフラン
カリフラワーの風味を生かしつつ、卵のまろやかさもあります。美味しい!!


県産GV穴子のベニエと茄子のフォンダン
GVとはガストロバック、減圧調理のことです。
減圧調理することによって、お出汁がしみやすくなるのかしら。旨味が強くてとても美味しかったです。
初めての味、初めての食感でした。
茄子のフォンダンがバカうま!なんだこれは!


八幡平杜仲茶豚の田舎風パテ
定番の前菜です。スパイスがしっかりとした風味で、お酒が進みます。


八幡平産GVクリスタルサラダ
こちらもお得意の減圧調理。野菜が透き通って見た目からしてとても美しいです。
ハリハリとした不思議な食感。


とうもろこしの冷製ポタージュ、マスカルポーネチーズのアイス&ブイヨンの泡を添えて
フレーバー付きの泡を添えるのも、こちらのお料理でよくあるのですが、ポタージュスープと一緒に口に含んだ時の味の変化は、某有名シェフの言うところの口内調理ってこういうことかなって思います。
とうもろこしの甘みがとても濃くて美味しい!
もっとあっても困らないぞ。
あ。上に乗っているのは揚げとうもろこしのヒゲです。


2種の自家製焼きたてパン
パン旨し!いつも色々変化があります。


そういえば記念日プランの特典で、ハーフボトルシャンパンが付いてました。
ノンアルコール派は、ぶどうジュースにチェンジ可能です。


岩手県産GV平目のパイ包み焼き
さっくさくのパイの中にGVでふわふわになったヒラメちゃん。
トマトソースとの相性もよく、幸せになる一皿でした。


いわて八幡平牛フィレ肉の低温ロースト、粒マスタードソース
しっかりとした赤身の濃厚な味わいが生きる低温ロースト。好きですねぇ。ソースも肉の味を殺さない絶妙なバランスでしたよ。
最近フィレ肉が選べるプランが定着して嬉しい限りです。

ゆっくりと時間をかけて、よく味わって、大満足のディナーでした。


ワイン足りなくて、地ワイン追加してました。
ワインリストもちょいちょい変わってる気がします。

デザートは記念日仕様で花火付き!
キャラメリゼロール、GV桃、ラムレーズンのアイスクリーム。
キャラメリゼの苦味、ラム風味と大人味のデザートでした。好きだー!
コーヒー、紅茶、ハーブティー、いずれかを選べます。
もーせん家は大抵ハーブティー。

次回は定番メニューだけどさっぱり飽きない朝食編です!
あー、Beaverさん行きたーい!

全5室の小さな宿 Beaver(5回目) その2

2017-08-25 00:22:21 | 岩手の旅
八幡平温泉の泉質が好き!
硫黄プンプンだけど、重すぎないっていうか。
基本的に硫黄泉が好きなんですよ。

さて、Beaverさんのお風呂システムは入り放題の貸切風呂が2つとなっております。
ただし、朝風呂は予約制。

スミマセン、お風呂の写真、全体的に暗めです。
色調補正したら、なんだか粗くなってしまいましたし…


まず手前の「MAGUMAの湯」から。


脱衣所はやや狭いです。
以前あったらしいサウナの名残があります。
こちらにだけなぜかカールドライヤーが備えてあります。
フェイス用の化粧水、ボディ用の化粧水なども。


こちらの浴室は小さな内湯と、快適な露天という構成ですが、サウナ時代の水風呂の名残もあります。


御影石の内湯は一人用ですね。サイズ的に。
無理に二人で入ると…身動き…取れない…


シャワー付きカラン一基。
バスアメニティはエッセンシャルとかビオレとか極々普通の市販のものです。


ずーっと浸かっていたくなる、露天風呂がこちら。
二人でもゆったりサイズです。


奥にあるのが「Vivaなヒバ湯」です。
こちらの扉の前あたりにLサイズ浴衣が置いてありますのでご自由に、ということです。
ちなみに有料で可愛い作務衣レンタルもあるそうですよ。


こちらの脱衣所はかなりゆったりした作り。
基礎化粧品の他、温泉に浸して使うシートマスクもあります。
そういえば硫黄ってニキビにいいんだっけ。
ドライヤーもこちらにありますが、もーせん家は早く次の人に明け渡したいので、お部屋でドライヤー使いますね。


フォトジェニックな浴室!
こちらは内湯のみですが、二人でもかなりゆったりサイズの浴槽です。


こちらにはシャワー付きカラン二基あります。

全5室でお風呂二つなので、どちらかは空いてる確率が高いかな。


お風呂前にはウォータージャグが置いてあり、冷水が飲めます。ありがたーい。


この規模のペンションにしては珍しく館内に自販機もあり、これまたありがたーい。

次回は毎回魅惑の夕食です!

全5室の小さな宿 Beaver(5回目) その1

2017-08-23 00:50:19 | 岩手の旅
岩手県八幡平市の定宿といえば、こちらのBeaverさん。
もーせん家が旅を始めたかなり初期の段階から通ってます!
そして人にオススメの宿を聞かれたら、必ず紹介しています。


外観からして可愛いペンション。
チェックイン時間は16時です。早めについたら車の中で待機です~_~;
お部屋はいつもの101です。


1階の奥、落ち着きます。
他の4部屋は全て2階にあるので、101は離れ感覚ですね。
扉のすぐ向かいにトイレがあるのもこちらの部屋を選ぶ理由のひとつです。


左側が二間続きのお部屋、右側は庭に面しています。


夏の庭。


主室は畳敷で、座卓です。
もーせんはこの座卓と座椅子の高さがイマイチ合わなくて、膝を何度も強打してしまいます。
学習能力が危うい人です。
一角にパウダーコーナーがあります。


座卓から見える位置に壁掛けのテレビと、すっぽり壁に埋まった冷蔵庫。
冷蔵庫の冷えがイマイチなところだけが唯一の不満かしら。


座卓の上にはコーヒーとお煎茶のティーバッグ。


寝室の方です。
フローリングにマットレスが敷いてあります。
お風呂に行く時の籠バッグと、乱れ箱の中に浴衣、歯ブラシタオルセット。
浴衣のサイズ展開、Lもあります。
壁に作り付けの棚にミニライブラリー。

毎度毎度101なので、お部屋の紹介もあっさりですが、今回は寝室のライトがなんだか明るくなったような…
ご主人のDIYで、毎回何処かが変わっているような気がします。

ではでは、次回は抜群の泉質が楽しめるお風呂をご紹介いたします。

道の駅かづの レストラン味館

2017-08-23 00:28:53 | グルメ(和食・定食・割烹)
秋田を旅している途中に立ち寄った道の駅でランチタイムになりました。
鹿角市でお昼になる時、行きたいお店はいろいろあるのですが、この日は宿から宿への間だったので、なるべく胃に優しいものを…ということでこちらへ。
道の駅併設のレストランです。

場所柄、メニューは豊富です。
普通ならきりたんぽ鍋とか、かづの牛ハンバーグとか、比内地鶏親子丼とか行くんですが、なにせ「胃に優しく」なので、結局二人とも…


味館特製とろろ丼、800円也。
しっかりと粘度のあるとろろは味がついているので、薬味とともに豪快にどんぶり飯へ…

…ご飯多いから全然胃に優しくないし!!


山菜の煮浸しとお新香、お味噌汁付きでした。

誤算はご飯の多さであって、とろろは美味しかったです。でも、とろろとのバランス的にも、ご飯の量もう少し控えめがいいと思うぞ。


街道沿いで、高速インターも近く便利です。
北限の桃ソフトも気になるところです。

実はこの時、こちらの駐車場で規制線が張られていて、警察の方もたくさんいて…心底ビビりました。
理由はあとからわかったんですけど。
なんかそれ以来、通りかかってもなかなか寄ろうって感じにならないのが残念。
そのうちまた、我が家的にほとぼりが冷めたら寄りたいです。


夏瀬温泉 都わすれ(2回目) その7

2017-08-22 23:34:32 | 秋田の旅
都わすれ最終回、朝食編です。
朝食は一部ブッフェとなっております。
会場は夕食と同じで、入ってすぐのカウンターにブッフェコーナーがあります。


えーっと、いきなり詳細を忘れたドリンクの写真が出て来てしまいました。
酵素ドリンクだったか、冷やし甘酒だったか…


見た目も涼しげな冷奴。
独特のこっくりした肌理の細かいお豆腐で、とても美味しゅうございました。



ゼンマイの煮物や、ごぼうの炒め物など素朴な小鉢。



レトロな藁納豆と海苔、スタンダードな和朝食には欠かせませんね。
ちなみに、納豆を移すお皿には薬味として刻みネギととんぶりが入っていました。
秋田の郷土食材のとんぶりは、隣県に住む我々にとっては馴染みのあるものですけど、遠方から来た方々は大丈夫かしら?
別名畑のキャビアと言って、独特のプチプチ感がクセになります。





ブッフェコーナーからいただいてきたもの。
牛乳と新鮮な野菜やフルーツ、オリジナルのヨーグルト、卵など。
あ。竹筒に入った美味しいお水はテーブル毎に最初から用意されているものです。
お水もこうして出していただくと、風情がありますね。


梅干は大粒で昔ながらの酸味のあるものでした。
我が家はこういう梅干が好きです。


こちらも素朴なおかず。大根の煮物です。


テーブルに七輪がドーンと置かれて、焼き魚を好きなだけ乗せてもらえます。
鮭と鱈の粕漬けもいいのですが、絶対に外せないのがハタハタです。
ふた口サイズなので全種類いけなくはないのですが、もーせんはだし巻き玉子命なので、ここで控えておきました。
すでに火が通っているので、七輪では表面を炙る程度ですね。


白菜の浅漬け、ポットのままどん!
うちでもこのタイプの浅漬けポット使ってますが、そのまま食卓出せるから便利ですよね。


ご飯のお供、小魚の佃煮、たらこ、えご。
あ、えごも秋田の郷土食材ですね。海藻を固めたもので、食感はもちもちです。



米は間違いなく美味い。
ゆにくんはオススメのやり方でTKG。白身だけ先に混ぜてふわーってしたとこに黄身ポトン。


お味噌汁がわりにキノコ鍋。
出汁うまっ


待ってましたぁああ!!
ワゴンでゴトゴト運ばれてきただし巻き玉子!
これがとにかく美味しい!何個でも食べたいけど、3個で我慢。
ジューシーな出汁感、程よい甘さがたまりません。
これがあるだけで、とにかく朝食の満足感半端ない。


ふー。。。
コーヒーで終了でした。

かなり満腹になる朝食で、前回の好印象が落ちることはなかったです。

チェックアウトの時、悪路を走ってきていただいたので…と洗車代のポチ袋をいただきました。
至れり尽くせり、本当に接客がいいお宿でした。
今回は夕食で前回の感激がなかったのですが、もう一度真価を問いに行きたいものです。
あ、あくまでも、もーせん家的真価ね!

〜おまけ〜

近くのオススメ立ち寄りスポット!
「山のはちみつ屋」、赤いロンドンバスが目印です。
イベントやってるときもあるし、そうでなくともピザ工房にお菓子屋さん、はちみつ試食、ビネガー試飲と色々ありますので大変にオススメです。
お土産買うにもよろしいです。

いつぞやはお宿に不思議な派手スーツの人がいる…と思ったら、はちみつ屋さんで再び見かけ、その正体がチンドン屋さんだということがわかったりしたことも。