もーせんの奇妙な冒険

多忙のくせに多趣味で、とっちらかった日常を綴ります。旅行、美味しい物、馬、舟、アート、本、映画、…ああ、まとまらない。

夏瀬温泉 都わすれ(2回目) その6

2017-08-15 23:34:26 | 秋田の旅
お食事はロビー奥にあるダイニングで。
一応ロールスクリーンみたいな仕切りはありますが、ほぼほぼ隣の席の声は聞こえるでしょう。
それとは別に完全個室が一つあります。
今回の我々は個室に案内されました。
貴賓室だから個室ってわけではないみたいですけど…はて。


いつも通り食事後の写真で恐縮ですが、個室はこんな感じです。
一番奥まっているところにあり、2人だと無駄に広くてなんだか寂しーい。ワガママですが。
一族で来られたグループだとちょうどいい大きさかも。
では、早速立派すぎるお品書きに沿って、夕食をご紹介しましょう!


最初にセットされていたお皿。
食前酒、先付け、前菜です。
一品ずついきますかー。


食前酒:梅酒
ん?特段、自家製とか銘柄とか案内がなかったんですが…


先付け:みずの生姜浸し
東北では馴染みの山菜みずをさっぱりと。



前菜:胡麻豆腐、サザエ磯煮、あみ茸おろし添え、みずたたき
素朴な感じの前菜です。
あみ茸は前回と同じ。みずは先付けと食材かぶりのためか、あまり心踊る感じではなかったのがちと残念。
胡麻豆腐はとても美味しいものでした。
好物ですし。


ここでもーせんのビールがきました!
飲み物のお値段は、ハイクラスの宿にしてはかなり良心的だと思います。



お品書きになかった野菜スティック。
シンプルに味噌と塩でいただきました。
新鮮で美味しい夏野菜!


汁椀:稲庭うどん
独特のさらっと喉越しがいい稲庭うどんは、冷やしがいいですね。お出汁も上品でした。



御造り:男鹿産活殻付き雲丹
雲丹が新鮮で甘〜いので、わさびのみで旨味を堪能しました。
贅沢を言うと、他のお刺身も食べたかったなぁ。白身の一つでもあれば…


焼物代り:わらびお浸し
わらび、好きなんですよ。好きなんですが、お浸し系は先付けと被るし、焼魚の代わりにお浸しっていうのは、うう〜ん…


ゆにくんはまたりんごジュース飲んでました。
グラスやコースターが煌びやか。


もーせんは美容と健康のビールという触れ込みの「ヴィーナス」を。
なんでもコラーゲンの分解を防ぐホップポリフェノール入りだそうですよ。
発売元は秋田の田沢湖ビールです。


煮物:海老真丈湯葉巻蟹餡かけ
甲殻類祭りじゃ〜!美味くないわけがない。


強肴:秋田県産三梨牛石焼き
前回は由利牛でしたが、今回は三梨牛。
熱した石で焼き目をつけながらいただきました。
アツアツ肉汁がたまりません。
お肉はニ切れでしたが、もう一切れあっても良かった気がします。


口代わり:いぶりがっこサラダ
これ楽しみにしていたんです!
いぶりがっこ好きなので家でも真似したいですね。
スモーキーな香り、食感の変化、サラダのトッピングとしてこんなに素晴らしいものを、なんで今まで気づかなかったんでしょう。


鍋:比内地鶏つみれ鍋〜塩魚汁仕立て〜
こちらのお宿でいただく鍋物、ほんと美味い。
しょっつるを使ったお出汁が美味しくて、つい飲み干してしまいます。つみれもいい!


止鉢:じゅん菜酢の物
これも郷土色豊かに、名物の蓴菜を豪快にボウルから取り分けて供されます。
こんな大量の蓴菜、なかなか見ないよねって量にビビりますが、盛り付け量は普通に。
酢の物とはいえ、ツンとしたキツい酢ではなく、フルーティな感じがしました。


御食事:味噌たんぽ
かわいいサイズのきりたんぽ。
甘めの味噌が塗られていて、七輪で炙っていただきました。


味噌たんぽの付属品のお漬物。
なんか山形でよく食べるタイプの漬物ですねぇ。



甘味:こまちアイス、水まんじゅう、秋田県産紅秀峰
お米を使ったアイスを中心としたスイーツ三点。
満足感高かったです。

さて…
郷土料理をベースにした素朴なメニューが多かったというのが、今回のお料理の印象です。
演出の面でも、味の面でも驚きがあった前回のお料理に比べると、どれも想像の範疇から出ない感じでした。
奇をてらわない美味しさといえば、そうなんですが。


プラン特典のモエちゃんをお部屋でいただきましたー。
このために食事時はビールだけで我慢したんだ。
白泡大好き(*´꒳`*)