もーせんの奇妙な冒険

多忙のくせに多趣味で、とっちらかった日常を綴ります。旅行、美味しい物、馬、舟、アート、本、映画、…ああ、まとまらない。

望楼NOGUCHI 函館 その4

2016-11-30 17:19:30 | 北海道の旅
望楼NOGUCHI函館の夕食は、「地美恵」と称した地産地消の創作料理です。
事前のリサーチでは、夕食の評価がイマイチ…というのが不安だったのですが、結果は…悪くないじゃん!というのが、我が家の結論です。
一旦はいよいよ函館の定宿が決まるか?って思ったくらいです。


食事会場は4ヶ所あるのですが、宿側からの指定となります。うちは「CHIKURIN」が割り振られました。
結構大きな会場で、案内されたのは階段を上がったロフトのような半個室でした。

「夏の函館に涼風と潮の香り」と題されたコースの始まりです。


食前酒:函館Soleil〜青函に昇る朝日〜
ラム酒、オレンジジュース、クランベリー、函館サイダーで作られた、オリジナルのカクテルです。


旬菜:道南ホワイトアスパラの豆富、大沼牛冷しゃぶほうれん草巻、函館産穴子の煮凍り、森町オクラ梅しそ風味、北斗産ミニトマトのコンフィー、噴火湾産ベビーホタテのクリーム煮、函館昆布ソーメンと噴火湾産たらこでカッペリーニ風


穴子、美味しかったー。


ホワイトアスパラの豆富も美味でした。


先椀:北斗産アスパラと夏野菜の冷製ポタージュ
さらっとしてますが、やはり北海道のアスパラは甘くて美味しいです。


もーせんは七飯りんごワインスパークリングにしました。ボトルで3,200円。
飲み物は高いという印象もなく、安いという印象もなく。3,200円で飲み放題にもできるところが、ハイクラスの宿にしてはくだけてる感じ。
目安として、生ビールが800円です。


御造り:津軽海峡幽玄盛り
二人分の盛り合わせで供されます。
ドライアイスの演出が幽玄…なのかな?
では、一品ずつ見ていきましょう。


松前産本まぐろ、桧山産平目
まぐろは赤身でした。


大間産サーモン炙り
サーモンで大間産を推してくるの、珍しいなぁ。


函館産生雲丹
甘くてめちゃ美味!


函館名物活烏賊姿盛り、烏賊刺し専用醤油とともに
やはり、函館来たら烏賊刺しは食べたい。
透き通って、ピンと張りのある烏賊は新鮮そのものでしたよ。


醤油が2種類あって、一つは烏賊専用なんです。


わさびケースもお宿のロゴ入りで可愛かったです。
わさびも甘みのある、美味しいものでした。


鉢肴:青森県産真鯛のポワレ 函館産つぶ貝のソティー ポルト酒のソース
真鯛うまっ!って思ったらもうなかった。。。
ポルト酒のソースは甘味があるので、好き嫌い分かれそうですね。
付け合わせの野菜が美味しくて。ズッキーニとか紅芯大根とか。


お品書きにない一品、鮭とばと水菜のお浸し。
鮭とばにこんな食べ方あったんですね。塩気と出汁が出るし、食感はしっとりするし、いい調理法だと思いました。


温物:北斗産茄子とじゃが芋で馬鈴薯万頭カニ庵掛け
「餡」掛けではなく、「庵」掛けです。
要は餡掛けなんですけどねf^_^;
とにかく野菜が美味い!馬鈴薯万頭は、ホクホクしているのですが、餡掛けでつるりと喉越しが良くなっているので、食感が楽しいですね。
新鮮な驚きはないですが、安定の美味しさです。


強肴:函館大沼黒牛のグリエと青森産豚ヒレの蜂蜜マスタード焼き ザクロ黒酢のソース
お肉は二切れずつ。野口観光グループのお食事で、いつも思うのが、お肉もっとあってもいいんだけどなぁってこと。美味しいだけに。。。
お魚がポルト酒のソースだったので、こちらはフルーティなソースより、シンプルな塩味でもよかったかもと思いました。

青森県産品もたくさん使ってくれて、地元民としては嬉しいです。(まぁ、我々はわざわざ函館行って地元食材だなぁと思わなくはないですが)


酢肴:道南産がごめの滴と水タコ 彩り野菜にりんご酢掛け
がごめの滴というのは、がごめ昆布のねばり成分を加工したもので、ところてんのようなものです。
とてもさっぱりとした一品で、お肉の脂をリセット。



食事:道南産ふっくりんこを釜炊きで
香の物:函館産イカ塩辛と登別藤崎わさび園の山葵昆布で五稜郭盛り
留椀:青森もずく 打茗荷
「ふっくりんこ」は北海道のブランド米の中でも最近よく食べる機会が多いですね。もーせん的には「ゆめぴりか」が好きですけど。
五稜郭盛りは、牛蒡、たくあん、玉ねぎ、キャベツとイカ塩辛。この塩辛、じゃがバターの上に乗せて食べたい〜!


デザート:青森産カシスのレアーチーズベリーヌ、森町産メロンのジュレ、パイナップルのセミフレット、塩トマト甘納豆
野口グループの夕食は、デザートがいつも大満足。一口ずつの盛り合わせで、いろいろいただけるところがいいです。


コーヒーか紅茶のちょいす。
ノンカフェインの選択肢もあれば言うことないんですけど。

次回は朝食のご紹介ですー。

望楼NOGUCHI 函館 その3

2016-11-11 21:59:04 | 北海道の旅
今回はパブリックをご紹介します。

まずはお部屋と同じ階にあったサロンから…


こちらは大正ロマンがコンセプトかな。
素敵な空間ですが、滞在中人っ子ひとり見ませんでした。


レトロな野球盤がありましたよ。
かわいい。



1階のロビーの家具はモダンな雰囲気です。
あ、ロビーじゃなくて、「ウォーターサイドカフェYUGEN」でした。
フリードリンクがあります。
コーヒー、お茶、ジュースだったかな。


ロビーから直結している「BAR long good-bye」…レイモンド・チャンドラーかいな。
20時からの営業だそうです。


バーの向かいにある「SALON ISARIBI」にはビリヤード台が。
しかしここでプレーするには余程の度胸が必要と思われる。


なんとも前衛的な間接照明。



ビリヤード台の隣にあるライブラリー「のぐち文庫」
ステキなのですが、雰囲気重視のライブラリーかなー?
北海道にこだわった蔵書だそうで、北海道が舞台のミステリー小説なんかもあります。


写真がブレッブレで見にくいとは思いますが、茶室「夢想庵」です。
こちらもロビーから完全に見えてます。
和モダンの極みのような茶室ですが…果たして使われているのでしょうか?


その他、1階には「shop N」があります。
部屋の備品と同じものや、お土産品、飲料などなど。



最上階の13階、展望露天風呂の前には「SKY SALON BOUKYOU」があります。
マッサージチェアも使えます。

この他、エステもありますよ。
パブリックは充実していると思うので、宿でもアグレッシブに楽しみたい人にはいいかも。
うちは殆ど部屋に引きこもってましたが。

さて、次回は夕食編です。
なるべく間を空けずに更新したいものです。


望楼NOGUCHI 函館 その2

2016-11-08 17:13:53 | 北海道の旅
今回はお部屋紹介の続き。寝室のほうへ移ります。


レトロなステンドグラスのドアの向こうが寝室です。
壁紙の傷みが少し気になりますねー。


ダブルサイズのベッドが2台どーん!
すこぶる寝心地も良く、クッションは足枕にちょうどいい感じで、とにかくベッドに入り浸り。
主室を全く使わなかった理由の一つが、寝室の居心地の良さにあります。


ベッド周りの備品。
現代的なデザインと、レトロな雰囲気がいい感じで融合していて、この寝室のインテリアはステキでした。


ゴブラン織りのソファがいいアクセント!
ソファセットの向こうに見えるのは、浴室です。
もちろん障子で目隠しも可能です。


ソファからも、ベッドからも見える位置にテレビ。
空気清浄機も完備です。
お風呂で読める文庫本の他、野口観光の社長一代記もあり、何故か読み耽ってしまったもーせんです。

そういえば、以前北海道でタクシーに乗った時、運転手さんが野口観光の社長への尊敬の念を熱く語っていたことがありましたが、なるほど、すごい方なのですね。


洗面室兼脱衣所。狭いのがマイナス評価。
リノベだから仕方ないけど…
奥の扉が浴室です。
上質なバスタオルとフェイスタオルが1人につき2枚ずつあったのはプラス評価です。
タオルウォーマーがないなら、やはりタオルは2枚欲しいところです。


充実のアメニティ。
スキンケアは、女性用が資生堂のル・モンドール、男性用がマーガレット・ジョセフィン。
個人的にはソーイングセットがある点が、気の利いたサービスだと思いました。
備品でソーイングセット置いてくれてるのは珍しくないけど。


浴室です。
シャワー付きカランが一基。
バスアメニティも資生堂のル・モンドールです。


浴槽は木製で、正方形。二人でもかなり余裕のある作りで、背もたれ傾斜があり、窓からの景色を眺めながら入浴できる仕様です。


よく見ると、堆積物スゴいんですよね。
無色透明のさらっとした泉質のようで、上がってからもかなりポカポカ浴感が続きます。


お風呂からの眺め…ダイレクトに海ではないので、あまりありがたみはないけれど、開放感はあるかな。
一応下の方はすりガラスなので目隠しにはなってます。

以上でお部屋はおしまいです。
うーむ。今にして思えば、どうせなら「SUITE」が正解だったかなー?

次回はパブリックを色々と。