前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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粟田栄さんを偲ぶ会。後藤政志氏の「原子力発電所の真実を語る」講演会。9条の会宣伝

2013年03月31日 | Weblog
  昨日は元原発設計技術者の後藤政志氏の「原子力発電所の真実を語る」講演会が裁判をとりくむ会が主催し参加しました。
 後藤氏は、あらためて福島原発の状況が仮設電源で29時間も復旧しない事故がおこるなど危うい実態であることを告発、原発事故関連死が1000人ともいわれている状況に2年たっても変わりがないことを紹介しました。
  安全基準の問題では、国会事故調でも「小手先の対策を集積しても、今回のような事故の根本的な問題は解決しない」と強調されている、と述べました。
 また、対策のベントについても放射性ガスをだすという矛盾があるが、とりあえずいい、などと運転を認める基準だ、と批判。東電タイプは格納容器内が窒素で満たされているため、外で爆発したが、関西電力タイプは格納容器内の爆発が起こりうる、と加圧水型原発の危険性も指摘しました。
 また、津波対策の水密扉にしても実際に人間が操作する時間的余裕があるのか疑問、原子炉への放水システムなど無意味であり、こんな対策で「大丈夫だ」という考えが事故を生むと厳しく批判しました。
 今後の可能性として、日本の洋上風力発電の技術力は世界最強だ、とも紹介しました。
 会場いっぱいの参加者からは質問も相次ぎ、後藤氏がていねいに答えていました。

 ここを中座して、福井市9条の会の宣伝活動に参加。アオッサ前で、5月3日の憲法記念日講演会の案内チラシを8人で配布しました。海道弁護士や茂呂弁護士がハンドマイクで参加をよびかけました。
 冷たい風の吹く寒いなかでしたが、チラシの受け取りは上々で、安倍内閣が維新の会などとも協力して参院選後にすすめようとしている憲法改悪、9条改憲への心配の高まりも感じましたね。

 夜は、先に亡くなられた粟田栄さんを偲ぶ会が社会福祉センターで開かれ参加しました。うたごえ、日中友好協会、ゆきのした、気功の会などなど粟田さんとご縁のあったみなさんが会場いっぱいに集まり、粟田さんの思い出を語りました。
 ほんとにいつも元気で、前向きで、大きな輪をつくり、広げられてきた方だと思います。
 私も粟田さんとのメーデ会場での出会い、日中友好協会再建への協力をいきなり訴えられたこと、ブログを熱心に読んでいただき励まされたこと、粟田さんの「隠れたスポット・福井県議会食堂」での食事などを紹介。日本共産党員としても政治革新の先頭でがんばられました、と延べ、残されたわたしたちもがんばりましょう、とよびかけました。

 会を中座して、地元の体育関係の会合に出席しました。体育大会やボウリング大会などさまざまな年間計画が決められました。