前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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TPP問題のISD条項の問題、多国籍企業の利益最優先。福島原発事故の環境への影響。

2013年03月27日 | Weblog
  昨日は打ち合わせや会合がつづきました。
議会控え室には異動される部長や職員の方々も挨拶に。みなさん大変お世話になった方々で、「これからもお世話になります」と。

  会合では昨日も書きましたTPPのISD条項の問題で議論。農業分野だけにとどまらない深刻な影響がひろがる問題を共産党としてももっと宣伝してほしい、との要望もいただきました。
たしかに、多国籍企業の利益最優先の条項です。また、「アメリカのおコメはおいしさでは日本のとそん色ない。もし、低価格で入ってきたら、太刀打ちできない」とも。
  マスコミなどの世論調査でもまだまだTPP問題での国民生活への深刻な影響が知られていないことが明らかです。がんばります。

  福島原発事故は収束しておらず、影響は深刻です。
国立環境研究所の調査でも異変が確認されてきています。今後、さらに大きな影響がでてくると思われます。万全の観測体制が国には求められます。


■河北新報・・・福島原発周辺、巻き貝一種姿消す 国立環境研が原因調査へ

  東京電力福島第1原発周辺の南北約30キロの範囲で、巻き貝の一種イボニシが全く見つからなかったことが26日、国立環境研究所の調査で分かった。イボニシは日本各地に生息しており、ほかの調査地域では大半の地点で確認できたという。
 同研究所の堀口敏宏室長は「東日本大震災の津波の影響だけでは説明がつかない現象だ。放射性物質の影響の有無を含め、原因を調べる」と話している。
 2012年4~8月、岩手県から千葉県の沿岸43カ所で、貝類などの生物の状況を調べた。
 この結果、第1原発から半径20キロに一時設定されていた警戒区域以外の地域では、33カ所の調査地点のうち25カ所でイボニシの生息が確認された。一方、警戒区域内で見つかったのは10カ所のうち2カ所だけ。第1原発を挟む形で、警戒区域内とすぐ南側の約30キロの範囲(福島県双葉町-広野町)でイボニシが全く見られなかった。
 イボニシは2~3センチほどの大きさで、国内各地の沿岸の岩場などでよく見られる貝。同一地点の過去のデータはないが、約30キロにわたり連続して見つからないのは普通では考えられないという。
 30キロの範囲内では、シロスジフジツボやベッコウガサガイなど別の貝は確認されたが、生物全体の種の数は少ない傾向にあった。また、ベッコウガサガイの分析で、第1原発近くの個体は放射性物質の濃度が高かった。