前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

福井県家畜保健衛生研究所を調査・見学。TPPで国会大論戦。粟田栄さん死去。

2013年03月01日 | Weblog
  昨日は調査活動で福井県家畜保健衛生研究所へ。
  今回の議案にも提案されている関係でたずねて、本庁や研究所のみなさんから説明をお聞きし、見学しました。緻密な検査・研究体制、また酪農家への支援体制など、縁の下の力持ちの施設であることがよくわかりました!二代目の焼却炉は4000万円とのこと。年間150体もの死亡牛を焼却して、酷使しているようです。獣医さんの募集が、各県などとの「取り合い」で大変そうです。職員の待遇を悪くする一方では、いい専門職は集まってきませんねえ。
  ありがとうございました!

  調査から戻ると、ショックな連絡。日中友好運動、ゆきのした文化協会、うたごえ運動、そして政治革新に奮闘されていた坂井市の粟田栄さんが亡くなられたとのこと。
  ついこの間、連れ合いとともに病院にお見舞いしました。その時は大変お元気で、おしゃべりがつづき、「悪魔の飽食のコンサートには必ずでたい。がんばりますよ」と、私の手をつよく握り返していただいたのに・・・。すこし前の、うたごえ新聞でも作曲家の池辺晋一郎先生が連載のコラムに粟田さんのことを取り上げていました。  
  あまりに突然です。残念です。ご冥福をお祈りします。

  夕方は地域訪問活動、職場訪問活動をぽつぽつ。安倍内閣の横暴を知らせ、参院選勝利めざす日本共産党の活動です。激励ありがとうございます!ガンバリマス。

 しかし、議会質問準備がなかなかすすみません・・・・・。


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  安倍総理が原発再稼働を明言!安全神話の復活を許してはなりませんね。

 今日も原発ゼロへ!福井県庁・関電前では熱い行動です。ぜひご参加ください。

  3月1日(金) 34回目の福井県庁前関電前アピール行動 #ふくいにあつまろう

  16:00〜福井県庁前アピールタイム(スピーチなど)、17:30〜デモ、

  18:00〜福井県庁前関電前アピール(アートや音楽)です。


  ■3月10日には正午から福井フェニックスプラザで「原発のない 新しい福井を」集会が開催されます。

  福島県からの報告もおこなわれます。事故からまもなく2年。しかし、15万人もの方々がいまだに放射能からの避難生活を余儀なくされている福島の現実を忘れないでください。

   ぜひ、ご参加ください。


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  日経の私の履歴書は今日から元米通商代表USTR部代表のカーラ・ヒルズ氏。TPP参加せよ、訴えている。TPP作戦の一環でしょう。

  安倍総理は、総選挙の政策集について「公約ではない」と答弁しました。TPP参加のためには、国民への公約を平気で投げ捨てようとしています。政治ではありません。アメリカとの「商売」のためのPRペーパーに貶めるようなものです。

  連日、日本共産党国会議員団は奮闘中です。応援お願いします。

■井上さとし参議院議員・・・・・予算委員会で質問に立ち、TPPの日米共同声明について、総理が、「聖域なき関税撤廃が前提ではないことが明確になった」としていることのごまかしをただしました。

 質問ではまず、すべての物品を交渉対象とし、「関税と非関税障壁を撤廃」というTPPの大原則は何も変わっていないことをただすと、岸田外相は「TPPの輪郭の内容が変更されたとは承知しないない」と認めました。

 さらに安倍総理が「聖域なき関税撤廃でないことが明確になった」と述べていることについて、TPPの大原則が変わらない以上、「交渉の中で例外を主張することは妨げない」という程度だと指摘。「交渉の結果、例外が認められる保証があるのか」とただすと、総理は、「結果は交渉の中で決まっていく」とのべるだけで何の保証もないことを認めました。

 さらに自民党の公約6項目については、何一つ満たされていないことも認めましたが、TPP交渉参加が総選挙での公約違反であることを認めない総理。10分という短い質問時間が残念です。

 質問で使った、総選挙での山形2区の自民党候補のポスター。「TPP断固反対 ウソつかない ブレない」というもの。この候補には安倍総理も応援に行っています。委員会室で示すと、どよめきが起こりました。総理に、このポスターのようにTPPの公約についてウソつかない ブレない答弁を求める」と切り出しましたが、ごまかし答弁に終始しました。 


■宮本衆議院議員より塩川議員の質問紹介・・・衆議院予算委員会、訪米報告についての集中審議、塩川質問終了。日米共同声明の第1パラグラフに書かれている「『TPPの輪郭(アウトライン)』において示された包括的で高い水準の協定を達成していくことになることを確認する」とは何を意味しているかを追及。

  2011年11月12日に確認された「環太平洋パートナーシップ(TPP)の輪郭」では「重要な特徴」として「関税並びに物品・サービスの貿易及び投資に対するその他の障壁を撤廃する」と明示されている。すなわち関税・非関税ともに「障壁の撤廃を高い水準で達成する」ことに他ならないことは明らか。
  では「高い水準」とはどういうものか。塩川議員が内閣官房公表資料を示して追及したが、これまで日本が各国と結んできた「EPA」では自由化率は8割台だが、アメリカが各国と締結してきた「FTA]では95%以上、限りなく100%に近くなっている。つまり「包括的で高い水準の協定を達成」というのは、アメリカ並みの100%を目指すことを約束したことになる。

 こんなもののどこが「聖域なき関税撤廃ではない」ことの保証になるのか。TPP交渉に参加すれば、コメと農業も、医療や保険も、国民生活のあらゆる分野をアメリカに売り渡す結果になるのは明瞭だ。