昨日は後援会の皆さん方とてくてく地域訪問活動や、福井市9条の会の会合でした。
てくてく訪問は自分では「日頃の運動不足の解消になる」と思っていますが、まわりからは「そんなチラシや新聞もって、のそのそ歩くのでは運動ではない。だめだ」と言われています。
「毎朝1時間歩いてます」とかいう話を聞くと尊敬しますね。
9条の会では安倍政権の改憲の方向や作戦などについて弁護士からの報告をうけて議論。5月3日の集会成功へ宣伝計画なども決めました。また、詩人の9条の会のみなさんの丸岡町での取り組みも応援しようと。
私からも北朝鮮問題の分析や安保理などでの中国の対応、北朝鮮と中国との関係についての留意点などをお話ししながら、「以前はソ連脅威論、いまは北朝鮮脅威論で軍事拡大の理由にされている。韓国も北朝鮮の崩壊などを期待しているのではなく、大事なことは平和的な話し合いの場に北朝鮮をつかせる国際的な取り組み。そのためにも日本が軍事的な対応を考えるのではなく、9条をいかして働きかけることが必要であり、9条の会の役割はますます大きいですね。いま原発問題に取り組むみなさんの間にも9条、憲法への関心が広がっている」などと話しました。
ところで世界からみれば、異常な日本のプルトニウム保有も大問題です。「もんじゅ」も破たんし、使い道のない、「核兵器の材料」を増やしつづけることは許されません。
以下、赤旗です。
■赤旗・・プルトニウム保有44トン 塩川氏“核燃サイクルは破綻”
日本共産党の塩川鉄也議員は22日の衆院経産委員会で、使用済み核燃料を再処理して燃やす「核燃料サイクル」政策が完全に破綻していることを明らかにし、原発からの撤退しかないと追及しました。
内閣府は、再処理で発生するプルトニウムを44トン(国内9トン、海外35トン)保有していることを明らかにしました。塩川氏は、プルトニウムは核兵器の原料となるもので非核国では日本が世界最大の保有量となっており、利用目的のないプルトニウムの蓄積は国際的な懸念を生むと指摘しました。
そのうえで塩川氏は、MOX燃料(ウラン・プルトニウム混合酸化物)を燃やすプルサーマル運転もゆき詰まっていると指摘。全国16~18基の原子炉で燃やすことが前提だが、日本の原発は福島原発事故を受けてほとんど停止し、再稼働できないとして、「大量のプルトニウムが生じる一方で、その利用計画をまともに示せない。『余剰プルトニウムを持たない』という原則から逸脱している」と追及しました。
茂木敏充経産相は「原子力委員会で適切に対処すべき」と責任を回避する答弁。再処理工場も高速増殖炉も頓挫したままなのに、「プルサーマル計画を着実に進めていきたい」「有効利用の観点から必要だ」と繰り返しました。
塩川氏は、英国が再処理工場を閉鎖するなど核燃料サイクルからの撤退が世界の流れと指摘。「福島原発事故も踏まえ抜本的に見直す必要がある」と強調しました。