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福岡県宗像市在住、井上正文のブログです。

祖母三回忌

2009年05月02日 | ビジネス・仕事・家庭
4月25日(土)、祖母・井上ツユ子(享年九十九)の三回忌法要を営みました。

2年前の4月25日、沖ノ島の奉仕作業から帰って来て、青年会議所野球部の打ち上げに出ている時に、祖母の訃報が入りました。

祖母は佐賀県武雄市若木町川古(かわご)に住み、自宅で親族に看取られながら往生を遂げました。


(祖母の家の前には「川古の大楠」(樹齢3000年)という全国5位の巨木が生い茂っています)

祖母は結婚して間もなく、夫の正一(まさかず)が満州に渡って貿易会社「井上商会」を起し、事業が発展したお陰で、何不自由なく裕福な生活を送っておりましたが、戦争に夫が徴兵され戦死。幼い子ども4人を抱え日本へ戻って来ました。

屋敷に突如侵入したロシア兵に財産のすべてを奪われ、命からがら満州を脱出したそうです。

祖母の実家は鍋島藩の武家の家柄です。

ですから祖母は孫の私達に対しても大変厳しく、幼い頃はいつも叱られてばかりでしたが、亡くなる数ヶ月前にお見舞いに行きましたら、ニッコリ笑ってお小遣い300円をくれました。

幼い頃の私の姿がだぶって見えたのでしょうか、寝たきりだった祖母が一瞬だけ目を開けて優しく微笑んでくれました。

この時が祖母に会った最後となりました。

祖母のお墓は、私の仕事場の窓から見える小高い丘の上(写真下)にあります。



またそのお墓からは我が家と城山、そして菩提寺の正法寺を眺めることができます。



祖母は60数年ぶりに夫・井上正一さんと再会し、子孫を見守りながら二人仲良く暮らしていることでしょう。

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