みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

霞にまぎれて・・・

2009年01月31日 | 写真~富士山
 昨日、今日は雨だったので富士山は見えず・・・。木曜日、御殿場線の電車の中からかすんでいる富士山をボーっと見ていました。いつもブログに載せるときは綺麗なときしか載せませんが・・・たまにはこんなのもいいかな~と。前にも紹介した場所と同じ駅付近から・・・。

『日本犬好きの取り扱い説明書』

2009年01月30日 | 本・マンガ
 風華★親爺さんのブログで紹介されていて気になっていたのですが、書店で見つけてしまい・・・手に入れました(笑)血液型の説明書が流行りましたが・・・血液型のは読んでいないのに・・この日本犬好きの取り扱い説明書には手を出す私(笑)

 秋田、柴、紀州、四国、甲斐、北海道の6種類の犬の説明から、飼い主のチェック項目まであります。

 甲斐のチェック項目はこんなものが・・・
□細くて強靭な足。
甲斐の国の忍者とは、まさにこの犬のこと!
 などなど・・・(笑)当てはまるな~。

 そして飼い主向けには・・
□頑固だね、と人に言われる。 (言われる・・ね~。)
□服装はさりげないものが好き。 (うん、そうですねぇ・・・)
□原色は身につけない。  (確かに好んでは身につけないかな・・)
□煮物が好き。  (はい!)
□おかかが好き。 (はい!)
□煮卵が好き。  (はい!)
□だから、お弁当のおかずはアースカラー。 (食事全般そうです・笑)
□海よりも、山が好き。 (綺麗なところならどちらでも・・・)
□山登りへ行っちゃうよ。 (行かないね・・・・。)

 まあ、一部ですが・・・うなずけるチェック項目から、そうでもないよな・・・というものまで(笑)と・・・このチェック項目だけではないのがこの本の良いところ!!!

 6種類の日本犬のデータ、日本犬にまつわる伝説、昔の貴重な写真などなど・・・ユル~イ話から真面目な話まで・・・全ての日本犬好きにお薦めの一冊です(笑)

 そして、書店に行った目的が柴犬と日本犬の専門雑誌『Shi-ba』最新号。この2冊を買う私・・・。レジの人には「相当好きなんだな・・・」と思われたんだろうな(笑)

歌舞伎座建て替え計画案

2009年01月28日 | 雑感~芝居関連
 詳しくはこちらのasahi.comの記事をご覧ください。
 
 それにしてもいろいろあったようですね~・・・・。(それに関しては余計なことを言う方も言う方だけれど、そのまま聞くのもどうかと思う。)それゆえ半端になっている気もしなくはないけれど当初の計画の完成図も気になるところ。後ろの高層ビルはともかく個人的にはガラス張りって・・・・と思ってしまいます・・。今の雰囲気を保ちながら伝統とバリアフリーなどの新しさを兼ね備えた劇場になってほしいなと思います・・・ついでに幕見も存続希望。
 
 個人的にはガラス張りの外見云々よりも、外国人観光客や修学旅行生を対象にガラス越しで舞台や客席を見学できるっていうアイディアは・・・はっきり言ってどうかと思ったりもしちゃいます・・・。幕見がなくなる?とかいう視点からではなくて・・・なんかお芝居を楽しむという感じがしないんですよねぇ・・・。初めて歌舞伎に触れる人には、歌舞伎の熱気を生で感じてほしいものです・・・。

 とりあえず取り壊されるまでは現在の歌舞伎座を楽しみたいと思います。今月はいけませんでしたが、来月はチケット取りましたし(^^)暖かくなったら、久しぶりに祖母と歌舞伎観劇したいな~と思っています。

同窓会のきもの

2009年01月26日 | 雑感~ひとりごと
 先日の同窓会は身内だけじゃなくて、ちゃんとした会場でしたし先生方もお招きするという会でしたので、おしゃれしていこうかな~ということで着物を着ていきました。ちょっと入学式のお母さんみたいな感じになっちゃったけれど(爆)春先取りな感じにしてみました。
 20代の同窓会だと着物の人はいないかな~と思ったけれど・・・いました(笑)私とは違った粋な感じのお姉さんという感じでしたね~素敵でした~私はこういうコーディネート無理だな~って思ったのでうっとり眺めていました(笑)

 それにしても奥さんやママさんになった人も独身の人もみんな素敵で・・・男の先生はいろんな意味で楽しそうでした(笑)

早いよねぇ・・・

2009年01月25日 | 雑感~ひとりごと
 今日は本当は久しぶりに1日のんびりと過ごしました。犬の散歩で公園に行ったら。。。犬がクンクンしている場所にこんなのが咲いていました~~。
 「これ、タンポポ?!?!早い~~!!!」と思い撮ってしまいました。って、これタンポポではなく別のお花でしょうか?と思ってしまうくらいですが・・・。まだ1月なのに~・・・

 先日咲き始めた梅もちらほらと・・・

  

さくらもちチロル

2009年01月25日 | 美味しいもの
 新しいチロルチョコを見つけたので買ってみました。最近はお餅系が増えたような気がしますが、これはさくらもちのチロルでした~。葉っぱに「しお」と書いてあるのは、塩漬けの桜葉を意味しているのかしら?食感はまあ、そのまま塩漬けの桜葉つきのおもちという感じですね(笑)

 でもチョコを食べたら・・・やはり本物の桜餅を食べたくなってしまいました~(笑)

高校の同窓会

2009年01月24日 | 雑感~ひとりごと
 今日は高校の同期の同窓会でした♪うちの学校は年に一度同窓会があるけれど、そちらは学年全部で戦前の旧制女子中学時代から高校まで・・・というもの。
 今日は学年全体の同窓会が行われました!こういうのは初めて。卒業してちょうど10年。きっかけはお世話になった先生が40代半ばにして重篤な病気を患われ・・私たちみんなに会いたいということで、ちょっと切ない(?)ことがきっかけで同窓会が行われました。12月に入ってから呼びかけ、と急な集まりにも関わらず先生含め約90人ほどの懐かしい顔ぶれが集まりました。うちは女子高だったので、当然集まったのは女の子ばかり!!久しぶりに女子高のノリを楽しみました~(笑)よく女ばかりだと変ないじめとかありそうというイメージがあるけれど、この学校はまったくそういう雰囲気とかなくて・・・とても居心地の良い空間でした。一応進学校だったので、勉強もしましたが・・・勉強以上に大事な物を得ることができた空間でもあったな~と思います。
 
 まあ、今でも仲の良い友達はほとんどが高校時代の友人なので、仲の良い子は久しぶり感はないものの・・・卒業以来会っていない子や、また学年300人弱もいると・・・知らない人もいるんですけれどね~・・・この会がとても温かくて・・・集まるきかっけとなった先生のお誕生日が明日ということで、ハッピーバースデーの歌でお祝いできたり・・・とても良い雰囲気で、改めて、この学校に入って良かったな~、お友達や先生たちとお会いできてよかったな~と心の底から思いました!!それに家庭に入っている人も仕事している人もみんなすてきでびっくり!!

 先生たちも白髪が増えたり、髪がさらに薄くなったり。。。という変化がありましたが、相変わらずですぐに分かりました。私自身はあまり変わっていないのですが、着物で参加したこともあり普段とは違う雰囲気というのもあり、「おまえ、今日はどうしたんだよ~」って今も年賀状のやりとりをしている先生に言われました(笑)その先生は学年主任でしたが、授業でもお世話になり、男らしいキャラがとても素敵で、男子のいない女子高では大人気の存在でした(笑)そんな先生も来年で定年とか・・・。発案者の先生も見た目元気そうに振舞っていたけれど・・・それが余計に切なかったな・・・授業でしか接点がなかったけれど。この先生だけじゃなくて、他にもご病気で出席できない先生方も何人かいらして・・・10年の月日というものを感じました・・・。けれど、かなり心配~・・・。かなりお世話になった担任の先生は家庭の都合(介護)で不参加でしたが、今回お会いしたくてもできなかった先生にはお手紙を書こうかなと思います。

 「また10年後にやるとき、俺は参加できるかな~?」(生きてるかとか、元気かとかいう意味でね。)と学年主任の先生がおっしゃっていましたが・・・いやいや是非やりましょうよ!と思いました(笑)

 急なことで幹事さんたちは大変だったと思いますけれど、感謝ですね★しかし2時間はあっという間でした~。まだしゃべり足りないくらいなので、またこういう機会があるといいなと思いました。ということで記事も長くなってしまった~(^^;

『平家物語』

2009年01月23日 | 本・マンガ
 能や歌舞伎も『平家物語』を題材としているものは多いし、元々世界観は好きですし、伊豆の頼朝や北条氏関連の史跡なども地元には多いので親しみはあります。ちゃんと読んでみようと以前より思っていたのですが、なかなか至らず・・・・ということで読んでみましたが、これ角川ソフィア文庫から出ているビギナーズクラシックというシリーズ。全文の現代語訳と、一部の原文が掲載されています。一部といっても、教科書に載っていたりするような主要部分ですが。なので、すんなり読めました。
 現代文で読んだから余計感じたのかもしれませんが、改めて物語としてすばらしいものだということを感じました。軍記物としての面白さ、そして無常観や滅びの美学というもの・・・・。そして、ここの場面が歌舞伎や能になると・・・と思いながら読んでいました。中でも私は熊谷次郎直実と平忠度のエピソードが好きです。以前白洲正子『謡曲 平家物語』の感想記事でも書きましたが、『忠度』はやはり見てみたいと思いました。

 次はちゃんと原文をきちんと読んでみようと思っていますが・・・どうなることやら?ですが・・・。ちなみに高校時代は古文より英語の方が得意で成績も良かったのでした(爆)話の内容は好きだったのですが、文法が苦手で(^^;。それはともかく、今年は能に関連する作品を読んでいこうと思います。

梅が咲いたよ!

2009年01月22日 | 雑感~ひとりごと
 お散歩中にて、ふと梅の木に目をやると・・・

 「あ、蕾が・・」と思ったら、蕾だけではなくぼちぼち咲き始めているのを見つけました。まだまだ寒い日が続くし、今日も寒いですけれど、ほんの少しだけ春の訪れを感じました。



 その隣にある紅梅(枝垂れ梅)にも蕾がついていました。

第十八回 研究会別会

2009年01月21日 | 能・狂言
1月18日 於・観世能楽堂

 今年初のお能鑑賞。研究会別会に行ってきました。こちらの会は初めてですが、入場時に当日の番組だけでなく、「観能のしおり」をいただきました。演目の説明だけでなく、小書きの説明などが詳しく書いてあり、特に『采女』の小書きによる詞章変更なども丁寧に変更部分の詞章つき解説があり、なかなか良いな~と思いました。

能 『高砂』 八段之舞
 自分の中では『高砂』という曲にはかなりなじみがあります。が、舞台で何度も見たことあるものは舞囃子部分なので、お能として見るのは意外にも初めてだったりします。私は大倉流でお稽古しているので、今日はお家元の源次郎先生が鼓ということで、ただ観るだけでなく、舞台から何か得たいというか参考にさせていただこうと思いながら鑑賞。もちろん「楽しむ」ということも大事ですが。これから稽古することにもなるかもしれませんしね・・・。(今は「神舞」は無理だと重々承知しておりますが・・・いずれやってみたいですし・・・。)

 それはさておき、やはりこういう「おめでたい!」曲は、颯爽としていることが大事なのでしょうね。神舞は常は五段ですが、八段は緩急もつき、さらに颯爽かつ優雅な感じになります。いただいた解説によると「八」は「末広がりの八」で、こう変化するそうです。お囃子も心地よく、こう打てたらいいなと思いました。お家元レベルに到達するのは到底無理ですが~(^^;。


シテ:津田和忠、ツレ:林宗一郎、ワキ:村瀬純、間:深田博治
笛:杉信太朗、小鼓:大倉源次郎、大鼓:柿原弘和、太鼓:観世元伯


狂言 『三本柱』
 久しぶりに万作さん萬斎さんの狂言を拝見。主人が家を新築するので、柱を山から取ってくるように太郎冠者、次郎冠者、三郎冠者に言いつけます。しかし、三本の柱を三人が二本ずつ持ってくるようにという謎解きつき。主人が万作さんで、太郎冠者が萬斎さん。謎解きの答えは考えていたのと同じでしたが、それでも面白いのが狂言ですね~。三人で二本ずつ持って主人のところにもって行く時の謡がとても楽しかったです♪

シテ:野村万作 アド:野村萬斎、高野和憲、月崎晴夫


能 『采女』 美奈保之伝
 全くの初見。采女(うねめ)とは地方豪族出身者から選ばれた帝の身の回りの世話をする女性のこと。旅の僧が女に出会い猿沢の池に案内される。女は、帝の寵愛を受けていたが、帝の心変わりを嘆き池に入水自殺した女のことを語り、自分はその霊であると僧に告げて池に消えていく。僧が菩提を弔うと、男子に変成した采女が現れ舞を舞い再び池に消えていくというお話。
 今日の小書き(特殊演出)である美奈保之伝の後シテは、池の中から現れて水に濡れていることを表現するために舞の中で袖をかけない、足拍子を踏まないなどの演出があります。(by解説。)まあ、全くの初見の曲ですので、違いはまだ分かりませんが・・・。 
 さて、祥人さんの采女良かったです!池に沈んだり・・・池から現れる様、そしてまた沈んでいく様などは物悲しかった。そして序之舞は“重い”という印象でした。でもそれは悪い意味での“重い舞”なのではなく、池に身を投げて死んだ采女そのものというか・・・。なんと表現していいのかわかりませんが、お能に出てくる女性は悲しい美しさというものを感じますけれど、これは悲しさというものが強かったです。とてもよかったです。

シテ:関根祥人、ワキ:森 常好、間:石田幸雄
笛:一噌仙幸、小鼓:曽和正博、大鼓:亀井忠雄


能 『安宅』 勧進帳・瀧流之伝

 『安宅』を以前に見たときは薪能でしたので能舞台で見るのは初めて。あと昨年5月に発表した思い出の曲でもあります!さて、これが思っていたよりもとっても良かったです!浅見重好師の弁慶は小柄ではあるけれど、とても思慮深く落ち着いた感じが良かったです。この曲を元にした歌舞伎の『勧進帳』も良いけれど、歌舞伎は山伏が4人ですが、お能は山伏が9人ですからね。迫力もありますし、狭い能舞台を移動&集合・・・などは迫力はあるけれど、動きに無駄がなく。その分、勢いで関所を突破という感じもしなくはないけれど(苦笑)関守富樫の宝生閑師が作り出す緊迫感も見事でした。そして強力は萬斎さん!
 幽玄美とはまた違った、お能の迫力というもう一つの魅力も感じました。

シテ:浅見重好、ワキ:宝生閑、子方:藤波重紀
同山;上田公威、藤波重孝、松木千俊、武田祥照、北浪貴裕
   木月宣行、大西礼久、高梨万里、坂口貴信
間:野村萬斎、高野和憲
笛:寺井宏明、小鼓:観世新九郎、大鼓:国川純


 そのほか
『巻絹』『敦盛』『胡蝶』『国栖』『老松』『東北』『富士太鼓』『邯鄲』の仕舞がありました。休憩も入れて午前11時から17時20分くらいまで・・・盛りだくさんすぎて、体力的には少し疲れましたが、とても充実した会でした!なので長文になってしまいました。なので地謡方のお名前は割愛させていただきました。ご了承ください。

『美女と野獣』 京都再演決定

2009年01月20日 | 雑感~芝居関連
 仙台の次はどこへ~?でしたが、次は京都での再演が決定しました。

 四季公式HPを見ると、4月22日からの上演だそうです。また佐野さんかしらん?
 京都自体も最近ご無沙汰していますので、寺社巡り(謡蹟など)や、歌舞伎とかいいのがあったらそれに合わせてとか、お能も京都の先生方のお舞台を久しぶりに拝見したいし、ついでにいろいろしたいぞ。なんて考えたりしています。まあ、開幕すぐに・・・は自分の舞台もありますので、行けませんがどのくらい公演期間があるのかしら・・・ちょっと考えてみようっと。

メッセージのお返事

2009年01月20日 | お知らせ
 昨夜、左サイドバーのメッセージ機能からメッセージを送ってくださった方へ。メッセージありがとうございました!!

 こんなところからで申し訳ありませんが、アドレス表記がありませんでしたので、こちらでお返事失礼致します。お能と歌舞伎もご覧になられるということで、これからも是非よろしくお願いします!コメントも是非是非どうぞ!!コメントいただけるとうれしいです!

お友達のお舞台

2009年01月18日 | 能・狂言
 今日は観世能楽堂でお能・・・の前に観世にも近い都内某所に寄って来ました。お友達が出演の素人会にお邪魔しました。こちらも朝から夕方までという長丁場でしたが、時間の都合ですぐに失礼してしまったので、かえって申し訳なかったかもしれませんが・・・。連吟の地謡を拝聴して失礼しましたが、舞台姿がとても素敵だな~と思いましたし、自分もいろいろと勉強させていただきました。自分もお稽古がんばらなくちゃ!という気持ちになりました!!

 観世の研究会別会も豪華かつ長丁場で。休憩含みますが、11時から17時20分まで。お能3番、狂言1番、仕舞も何番も。でも出演者も好きな方たちばかりでしたし、豪華でした。(だから行ったのですが。)詳しい感想はまた後で・・・。
 とても良い舞台で、堪能しましたが・・・さすがに疲れました・・・(^^;

『陰陽師 鉄輪』

2009年01月17日 | 本・マンガ
夢枕獏/文 村上豊/絵

 『陰陽師』のフルカラー絵巻第3弾とのことです。第一弾『瘤取り晴明』を文庫で読みました。この『鉄輪』は『付喪神ノ巻』にも収録されているお話をフルカラー絵巻にしたものです。一度読んでいますが、また挿絵が入ると違った感じです。

 そういえば、お能の『鉄輪』は未見なので機会があれば見たいですね。お能の方は『鉄輪』を見ていないのでなんともいえませんけれど、見ていないから何も同じような後妻(うわなり)打ちがあるような『葵上』における六条御息所もこの生成になってしまう徳子姫も、生霊や生成になった姿は怖いというのもありますが、悲しくもあります・・・。

 そして、『鉄輪』をベースにした舞踊劇『鉄輪恋鬼孔雀舞』(かなわぬこいはるのパヴァーヌ)の舞台脚本も収録されています。どんな感じだったのでしょうか?それよりも、お能の方を見なければな・・・。長編の『生成り姫』も読んでいなかったのでそちらも読んでみようと思います。(たぶん家にはある・・・埋もれているのか・・・?)

『能狂言が見たくなる講座 十撰』

2009年01月16日 | 本・マンガ
主催=豊田市能楽堂、構成・監修=柳沢新治

 豊田市能楽堂で開館から10年間行われ続けている「能狂言がもっと面白くなる講座」より、10の講座がこの本にまとまりました。俳句、漢詩、仏教、源氏物語、伊勢・鈴鹿からコミック(の回はゲストが成田美名子先生!)や健康法!までいろいろな視点から能や狂言があり、なかなか面白かったです。仏教とか源氏物語などのはお能と切っても切れないものだなと改めて思いました。

 「俳句・川柳と能狂言」はなかでも一番面白かったです。元々、詳しくないというのもありますが、お能などが詠まれている句はとても面白いです。芭蕉、子規、虚子から漱石が詠んだ句が紹介されています。いずれの方もお能に造詣が深い方たちというと、もっといろんな作品に触れたいと思いました。俳句だけでなく、色々と奥深いところまで勉強したいな~と思いますがね・・・。

 全くのお能初心者の方が能を見たくなるような講座かどうかは分かりませんが、いろんな視点から能狂言を見ることができるきっかけになるでしょうか。本では実演が見られないから、実際の講座はもっと楽しそうですがね。健康法などは参考してみたいです。