みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

懐かしの教育テレビ番組

2006年03月17日 | 雑感~ひとりごと
 なつかしのキャラクター大集合というページがNHKにあります。そこで、画像をちょっと見ることができるのですが、これが懐かしい〜〜!!あとgooBBでも懐かしテレビアニマックスというページで画像が今月いっぱいまで無料配信されています。どちらも見てみました。
 『おーいはに丸』のはに丸の「はにゃ〜」というのが可愛い〜〜ひんべえ懐かしいよ!!また見たいです。でもgooのコメントで・・・「今の女子高生が見てもキモカワイイって人気でるよ」って・・・「キモ」っておい・・・(苦笑)ちょっとはに丸ファンとして残念ですわい・・・(ーー;。
 
 あと、『できるかな』ののっぽさんですが、のっぽさんこと高見映さんは、今でこそ『グラスホッパー物語』なんて歌を歌っていますが、のっぽさんはしゃべらないキャラだったんですよね。しかし、最終回でしゃべったというのは有名なエピソードで、深夜時代のトリビアでも一番へぇが高かったんですよね。でも私は本放送の最終回は小学校へ行っていて見られず、帰宅後に母から「のっぽさん、最終回でね、しゃべったのよ!!」と教えてもらいショックを受けました、いろんな意味で(苦笑)で、そのトリビアも見ていないので、十数年の時を経て・・・その瞬間を見ました。(gooの方で)笑いました・・・。さてのっぽさんの第一声は・・・
 
「あ〜あ、しゃべっちゃったっ。」
 ついに見ることが出来ました、あの瞬間を(笑)しかも「あ〜あ」って・・。なんか脱力って感じ(笑)そして、ナレーターに「なんだ、しゃべれるじゃんよ!」とツッコミが入るそうです。<母談。まだご覧になっていない方・・・ぜひチェックしてみてください(^^)あとごんた君大好きでした〜。

 『にこにこぷん』とか妙に懐かしくなってしまいました〜。
 

『和樂』片岡仁左衛門の「艶」と「粋」

2006年03月16日 | 本・マンガ
 『和樂』4月号に仁左衛門さんの特集があります。基本的には定期購読のみの雑誌で、東京で和樂を取り扱っている書店とかバックナンバーなどでも購入できますが、後援会からのお知らせで、今月号のみ一冊だけでも電話受付で販売してくださるというので早速注文(和樂のフリーダイヤルから申し込みできます。)そして昨日届きました〜!!定期購読をしている人には「仁左」という文字がプリントされたハンカチがおまけについているそうです。

 こだわりの雑誌だけあって、とても綺麗な写真ばかりでウットリ今年のお正月の松竹座の勘平や清心の写真もあり。楽屋で熊谷の扮装の模様も興味深いです。やっぱり横顔が浮世絵の役者絵みたいだなぁと感じるのです・・・。
 インタビューも充実していて、とても読み応えがありました。仁左衛門さんは、外見も良いけど、中身が素敵!!と改めて思いました。にっこり笑うとできる皺というのは、中身が素敵でないとできない表情。私も素敵な皺のできる女性になりたいものです・・・。

 仁左さんの当たり芸13が紹介されていました。割と見ているけど、やはり『桜姫東文章』の権助は見たいのよねぇ・・・。いつぞや茶話会で「やってみてもいいかなぁ・・・」ということを仰っていたのを私は忘れません(笑)あとは、目の前で興奮しながら見た(?)仁木弾正と、百合の方&五郎蔵は見たいし・・・。あと荒川の佐吉も好きです・・・。とりあえず25日の歌舞伎座が楽しみです。

 あと、玉三郎さんの連載記事もとても素敵です!!今月は定高や戸無瀬、政岡など母親役について。玉さまの政岡、仁左さまの仁木で見た『先代萩』の通し(刃傷まで)はもう一度見たいです。

本サイト6万ヒット

2006年03月12日 | 雑感~ひとりごと
 本サイトが6万ヒットを超えました。これも訪れて下さるみなさまのおかげです。ありがとうございました。
 最近はこのブログ更新ばかりですが、本サイトの方も暇をみて、ぼちぼち手を加えていきたいと思っています・・・。思えば学生時代にふとしたことから好きになった歌舞伎。同世代になかなか理解の得られない(?)私の趣味をもっと若い人にも紹介したいという思いで始めましたが、こんなに続くとは思ってもいませんでした。これも、こんなサイトに訪れてくださるみなさまの訪問や温かい書き込みのおかげです。
 そして、タイトル名にカブキってついてるけど、いつのまにかお能やらミュージカルやら雑多なページになってしまいました(苦笑)自分の多趣味・・・いやミーハーっぷりに自分でも感心するやら呆れるやらです・・・^^;。

 これからもよろしくお願いします!!

『夢の女』(ビデオ)

2006年03月12日 | 映画(DVD含む)
 レンタルショップの邦画コーナーをうろうろしていたら、見つけました。玉三郎さん監督作品は『外科室』『天守物語』は見ていますが、『夢の女』は未見。ということで借りてきました。永井荷風の同名小説が原作。玉三郎さんの二作目の監督作品。

【あらすじ】
 士族の娘でありながら、父親の借金が元で深川州崎の遊郭に身を売り、花魁「楓」となってお浪(吉永小百合)。里子に出していた娘のお種がひどい仕打ちを受けていることを知り、身請け話を断り年季を延ばして娘を引き取ることにしようとする。しかし、楓を身請けしようとしていた薬問屋の小田部(永島敏行)はその場で首を吊り自殺してしまう。それから楓は新聞に「毒婦」と書かれ、人気が落ち酒に溺れていく。そんな中、上郷(安井昌二)という相場師がすべてを承知で楓を身請けした。数年後、州崎を訪れた楓は二代目楓に身の上話と夢のようだった日々を語り、再び州崎を離れていく・・・・。

【感想】
 全編モノクロの映像はまるで往年の名作映画のよう。随所に玉三郎さんの映画のセンス・・というか美的センスを伺うことができます。静かに淡々と美しく表現する・・・。音楽(小唄・端唄)、衣装、セットなどはとても凝っていて玉三郎さんだからできる映像かなと思いました。からこういう映画作りってとても好きです。
 『夢の女』に引き続き主演の吉永小百合さんはやはり綺麗。いつも「素敵だな」と思う女優さんですが、見た目だけではない。所作もとても綺麗だなぁと何回も思いました。永島敏行もよかったですが、懐の深い上郷の安井昌二さんの役が個人的にはお気に入りだったり(笑)そして樹木希林の遊郭の仲居も雰囲気ありました。最初に片岡京子さん(仁左衛門さんの次女)の名前があり、どこに出ているのか?と思って隈無く探していたら、最後に二代目楓として出ていました。まだデビューしたての頃かな?あどけない感じでした。
 雰囲気のある良い映画でした。映画作りは大変でしょうけど、また玉三郎さんの映像作品を見てみたいなぁと思いました。

『ネバーランド』(ビデオ)

2006年03月11日 | 映画(DVD含む)
 やっとレンタルして見ました。ジョニー・デップ主演の『ピーターパン』が生まれるきっかけを題材にした映画です。

【あらすじ】
 1903年のロンドン。劇作家のバリは、若く美しい未亡人シルヴィアと、彼女の子供であるデイヴィズ家の四兄弟と出会う。そんななか、父親の死により夢を持つことを諦め、たった一人で心の傷と格闘する三男ピーターに、バリは空想の世界で遊ぶことの楽しさと、物を書くことの喜びを教える。こうして、バリと母親シルヴィアの深い愛情に包まれたピーターは、次第に子供らしい純粋さを取り戻して行くのだが…。

【感想】
 静かだけど、とても良かったです。ただもうひとスパイス欲しかったかな?ということも思ったけど、この雰囲気はこの映画の特徴かも。ジョニー・デップってパイレーツとかチャーリーとかいっちゃってるキャラが似合いますけど、こういう普通(?)の格好も好きです。そして子役(特にピーター君)が印象的でした。ケイト・ウインスレットも綺麗ですが、あまり胸の病気を患っているようには見えない・・・?だけどこういう英国貴婦人(?)な感じはよく似合います。その母親(おばあちゃん)最初はちょっときつかったけど、家で特別にお芝居を上演してもらってる時に真っ先に拍手するのが印象的でした。
 途中で海賊ごっこをしている時は、ジャック・スパローを思い出しました(笑)ダスティン・ホフマンを見て『フック』(ロビン・ウイリアムスが大人になったピーターパンを演じていた)を思い出しました(笑)
 


ネバーランド ASBY-3021
ネバーランド ASBY-3021

『指先でつむぐ愛』

2006年03月11日 | テレビ
 昨夜9時からフジ系で放送されたドラマ『指先でつむぐ愛』を見ました。最初の方はちょっと見逃してしまったのですが、とても良いドラマでした。
 9歳で失明、18で聴力を失い全盲ろうになってしまった福島智さん(中村梅雀)とその妻沢美さん(田中美佐子)のご夫婦の実話に基づくドラマです。視力も聴力もない世界は私には全く想像はつきません。最初、講演の通訳として出会った二人のコミュニケーション方法は指点字。恥ずかしながら、この指点字というものを初めて知りました。もし目だけ見えないなら、感覚(点字・杖など)と耳からの情報が入ってきます。耳だけ不自由なら手話や文字などで情報を手に入れることができます。だから、家の近くまで歩いていくのも命がけ。だから、どちらも不自由というのは全く想像がつきません・・・。なので、この「指点字」という方法でやりとりしてきます。でもこの福島さんは話すことはできるのです。福島さんは自分のことを「宇宙人だ」とユーモアたっぷりで・・・。そんな二人はやがて結婚しますが、沢美の家族は驚きを隠せません。それはそうだろうね。一緒に見ていた母は、もしも私がこういう人を連れてきたらびっくりするよ、と言っていた。冷たいかもしれないけど、正直それが本音だと思う。でも結婚式でお母さん(野際陽子)は自分で一生懸命指点字を覚えて、「娘をよろしく」と伝えるところは感動しました。佐野四朗のお兄さんも温かくてとてもよかったです。
 だけど、いつも仕事も家でも一緒で支えている沢美は「私があの人のためにやらないと!」と疲れて、不満をためて家を出てしまいます・・・。だけど、兄に「お前があの人のためにすべてしてあげていると思っているのは間違いだ、そんなお前を受け止められるのは福島さんなんだ。だから嫁に出したんだ。お前があの人を助けてあげていると思っているのならうぬぼれだ。」と、そして家に帰ると、それに気づかない夫は一生懸命妻の携帯に電話をかけて話しかけます。
「もしかしたら繋がっていないかもしれないけれど、聞いて下さい。・・・(略)君は僕のことを助けるためだけに一緒にいるのならそんなのこちらから願い下げだ。自分のことを大切にできないなら、二人でいても幸せになれない・・・」
 感動的でした。パートナーが健常者だろうと障害者だろうと変わらないことだと思いました。
 最後は、実際のご夫妻の講演の映像が流れました。福島さんもとても立派ですし、それを支える奥様もとても素敵だと思いました。旦那さんが障害を持っているというお話だけどそういうものを越えた、一組の夫婦の話だと思いました。久々に感動したドラマです(^^)
 
 田中美佐子さんもとても素敵でしたが、中村梅雀さんもとても良かったです。障害を持っている様子、だけどそれを不幸とも思わずに前向きに生きる様子がとても良かったです。だからそんな姿に奥さんも惹かれたんだなぁて思いました。「びーちゃん!」と奥さんのことを呼ぶ愛らしさに私も胸きゅんでした(笑)でそんなキャラの梅雀さんを見て何年か前の大河『吉宗』の時の家重公を思い出しましたが(笑)

けものみち最終回

2006年03月11日 | テレビ
 珍しくずっと見ていたドラマ『けものみち』でしたが、とうとう最終回を迎えました。早かった。最初は佐藤浩市さん目当てだったんですけど、段々平幹二朗さん目当てで見てしました(爆)その平さん演じる鬼頭が死亡して悲しかったのは先週も書きましたが・・・やっぱり鬼頭がいなくなってしまった最終回はおもしろさ半減でした

 最終回は、原作では民子(米倉涼子)が風呂場で焼き殺されるのですけど、今回は助かりました。で、なぜか廃墟で刀の柄からチップを取り出す小滝(何故にあの場所で?とつっこみたくなりますが)そこに現れる民子。「私と一緒に逃げたいと思わなかった?」と訊く民子に「いいや」と冷たく言い放ち立ち去る小滝。そして民子は本物のチップを元に戻す・・・。

 なんか不完全燃焼だった・・・(^^;。「いいや」と言ったことで小滝はやばくなると思うのだけど、民子に殺されるとかいう展開になってほしかったりして(苦笑)そして、くーろーたーにぃ〜は焼け死んだのでしょうか?なんか続編できそう。あと、中村トオルもよかったです!!

 このドラマの最大のツボは鬼頭洪太ということに間違いない(笑)
 (次点:若村麻由美の米子。菊を食べちゃうし・・・)

105円

2006年03月09日 | 雑感~ひとりごと
 ビデオを借りにレンタルショップへ。そしたら、レンタルビデオやDVDの中古販売コーナーにたくさん商品が。その中に『陰陽師』のビデオがありました。萬斎さんと真田さんの出てるやつです。公開時に劇場で見たし、テレビ放映された時に録画したし。。。と思い値段を見ると・・・

105円(税込み)

 思わず手に取っていました(笑)ここまでくると、「救出」と思ってしまうくらいな値段です。●イソーやレ●ンに並んでいる商品と同じ値段ですし・・・^^;。まだ見ていませんが、少しくらい画像悪くてもビデオだし文句は言いません(^^)あと、下の階にあるブッ●オ●ではエピソード3の中古DVDを格安で購入。やっと買いました(笑)

世界共通英語実力テスト

2006年03月09日 | 占い&お遊び&バトン
 NHK英語でしゃべらナイト 世界共通英語実力テストなるものをやってみました。毎回番組内で行われているコーナーの「パックン英検」など4タイプのテストがあります。
 まずQ1「茂木健一郎の頭にやさしい英語」・・・判定D
 最初の1問が辛うじて分かった程度です。なぞなぞみたいなもんだけど、日本語に置き換えても意味わかりません(汗)全然頭に優しくありません・・・(>_<)13日のオンエアで答え合わせあるのかな?わからんよ〜・・・。

 Q2の「工藤夕貴の使えるフレーズ」・・・判定B
 こちらは漫画の吹き替えに当てはまるフレーズを選んでいきます。1こだけ不正解・・・。悔しい!!けど、私は口語表現とか分からないのよね^^;

 Q3の「パックン英検」・・・・判定A!!
 私そんなに英語はしゃべれないけど、ヒアリングテストは得意でしたから(笑)このコーナーは好きだし、茂木先生のができなくてもこれで大満足(笑)

 Q4の「スピード英単語道場」・・・判定C
 これは6問連続回答したけど、それでもC。でも「うわわ〜!」な間違いしたり(苦笑)クリックし間違えたり(言い訳です)

ちなみに総合評価はまあまあです
 まあまあならいいや・・・とは言わずにもうちょっと勉強しようっと^^;。英単語もどんどん頭から抜けてしまっていくし・・・。
 皆さんもぜひお試し下さい!!Let's try!!

名古屋みやげ

2006年03月08日 | おでかけ
 名古屋観光をしようと思っていましたが、疲れ果ててできず、結局2日目は観劇のみで終わってしまいました。名古屋に来るたびに名古屋グルメを楽しんでいるのですが、今回は味噌煮込みうどんのみです・・・。で、おみやげですがきやのきしめんnカップ(画像)を買いました。あとは家族にういろうを・・・。すがきやラーメンはたまに食べたくなりますが、近くにすがきやが入っていたスーパーが潰れたのでご無沙汰です(笑)きしめんカップは生麺タイプで、ゆがいてから作ります。かつお節も入っていて、生タイプで美味しかったです。荷物が多くて(着物一式と普通の荷物)あまりおみやげは買いませんでしたが、もう一つすがきやラーメンを買いたかった(笑)

『レ・ミゼラブル』(中日劇場)

2006年03月07日 | ミュージカル
 名古屋公演3月5日マチネを見てきました。前日は発表会に参加し鼓を打たせて頂き、翌日は同じ時に名古屋で『レミゼ』が上演されているし見たいな〜と思って都合良い日程でご贔屓の山口祐一郎さん出演日に当たったので、チケットを予約し観劇してきました。名古屋でお芝居を見るのは初めてなので、もちろん中日劇場も初めて。へぇ、9階に劇場があるのですね。でも行き帰りのエレベーターが混むのでちょっと不便・・・^^;。遅れてしまった人もいないか心配になります。ほぼ一年振りの『レ・ミゼラブル』です。CDも封印して(正しくは、何かを聴く時は、本番が近いので、必死にお稽古の録音したものを聴いていた。という・・・。)この日に臨みました・・とは大げさか(^^;。私の席はケチってA席にしたのですが、2階10列真ん中通路側。一番後ろですが、見やすかったし、後ろに誰もいないのも気を遣わなくてよいかも。
 
 まずは全体の感想をば。冒頭の「♪ジャ、ジャーーン、ジャージャジャーン♪」の音楽はやはりゾクゾクと鳥肌が立ち、一気にレ・ミゼの世界に引き込まれます。そして、今まで帝劇の一階席でしか見たこと無かったのですが、今回初めて2階席で上から見るのも良いものだなぁと思いました。全体の動きをよく観察できますし。(役者さん観察はオペラグラスで・・・^^;)あと、お客さんはお子さん連れが多かったし、ノリが良かったかも。いつもテナルディエの酒場の歌や結婚式のところで手拍子起きたし。(東京でもあったっけ?と思ったけど、なかったような・・)そして、やはり2幕は涙流れっぱなしでした・・・てか、今回は司教様の銀の燭台のエピソードでもきたんですけどね・・・。特にガブローシュの死とバリケード陥落の場面からラストまでは止まらなかった・・・。愛と許し、バルジャンの負い目と変わりたいという気持ち、誰かを幸せにすることの意味というものを今回は深く考えるようになれたかな・・・?

 さてお目当ての山口バルジャンですが、相変わらずの歌声に惚れ惚れだけど、相変わらずの手足の固定された角度と動きに目がいっちゃうけど・・・。きっと歌いやすい姿勢なのかな?と思います・・・。で、今回はパパ度がアップしていたように思いました。コゼットを引き取って、例の抱っこでグルグルする前に「おいでっ!」と笑顔で抱き寄せて・・・すごい愛情を感じたのですよね。例のコゼットクルクル回し(?)は激しかったです(笑)その時ほど「ああ、リトル・コゼットになりたいわ・・・」と思うのですが・・・とっくに年齢はオーバーしていますが・・・(^^;。バリケードで『彼を帰して』の後の祈りにも涙。最初はマリウスに対しては複雑な気持ちがあたのでしょうが・・・必死になり傷ついた彼を助ける慈悲深さに涙です。コゼットとマリウスの二人を見つめる姿に胸がきゅんとしてしまいます・・・。やっぱり、祐一郎さんは優しいパパだなぁ・・・。それは、今まで犯罪者として過ごし、脱走して社会的地位を築いてからも抱き続けていた罪ほろぼしをどこかでしているというのもあるのでしょうけど、コゼットに対する愛情の深さはとても感動的です。最期、天に召される場面では神々しさすら感じました。「私は父じゃない」と告白して・・・だけど二人は強い絆で結ばれているし、きっといつまでも二人を見続けることでしょう・・・。

 お初の今ジャベールです。今まで岡さんのジャベールしか見ていないので、当たり前のことながら役者さんによる違いを楽しみました。岡さんは冷静でちょっと高貴というかプライド高そうなんですけど、今ジャベールは人間っぽさを感じました。そして非常に熱い男というか・・・(笑)とても細かい演技をする方だなぁというのが印象。『対決』では激しいぶつかり合いです。その時の警棒の持ち方がフェンシングっぽいなぁと思いました(^^;。で、バリケードでガブローシュに正体を見破られた時の「みつかっちゃった?」なんてちょっとまぬけな表情も人間臭かった。そして、捕まった後の「好きにすれば?お前らにできるのかな?」という開き直り態度と、バルジャンに解放され「殺せ!今すぐ!」と喉元をナイフで切る振りをするのが印象的でした。そして、最も印象的でしたのが、事前にはななさんに情報を教えて頂いていたのですが、バリケード陥落後にジャベールは死体を見て「バルジャン」を探すじゃないですか・・・で結局その中にバルジャンはいないですが、その後にバリケードで祈るんですよね・・・。ジャベールは警察だから、学生たちとは敵対する関係。だけど、一人の人間として沢山の学生たちの死という惨状に祈りを捧げているのかな・・・?と思い、かなり泣けてきました・・・。この祈りも人間ぽさを表しているし、後の傷ついたマリウスを見てバルジャンを逃がし、そして精神的に崩壊しての自殺に繋がると思うのです・・・。岡さんはプライド崩壊、今さんは職務と人間としての感情に悩んで精神崩壊という感じがするのです・・・。うん・・・今さん良かった。またジャベールという人間の奥深さを考えてしまいます・・

 ジャベールも「牢獄で俺は生まれた」と言っているので、親が犯罪者?(例え無実の罪であろうが)ですが、今は司法の側にいる人間。バルジャンと同じく過去の自分を嫌い変わろうとしている結果、悪を追放しようとしているのでしょう。それが神の御心だと。しかし、自殺して神を裏切ってしまう・・・(キリスト教では自殺は大罪)でも彼は悪人ではない。バルジャンにどのような理由や事情があろうと彼の目からは「脱獄犯」という事実しか見えない、だから追い続ける。けれども最期は神に召されたバルジャンとの違いは、彼は罪を犯した者は罰を受けるべきで、神の道を行くのは自分という考えで生き、愛、施し、許しということを知らなかったからなのでしょうか・・・?うーん奥が深いなぁ・・。

 その他キャストの感想をば・・・岡田マリウスは二度目の鑑賞ですが、安定していて、相変わらず優しい感じがとても素敵!!エポニーヌの気持ちに全然気づかない天然君な感じですし(笑)誠実で、コゼットが好きになり、バルジャンが安心してコゼットを預けられる!と思えるマリウスです。『カフェ・ソング』では、自分だけ生き残ってしまていいのだろうか?と苦悩する姿に涙・・・。河野コゼットもおそらく二度目。上品なお嬢様といった感じ。エポニーヌはお初の新妻さん。かわいいな〜。なんか元気いっぱいな感じ。でも打たれた傷をあんなに見せたっけ?とふと思いました。学生メンバーでは、評判通り岸アンジョルラスがかっこよかった!!戦隊物でレッドをやっていたらしく、まさにぴったりの赤チョッキのリーダー、レッドです!!(笑)前に見たアンジョがちょい地味だったから、リーダーはかくあるべし!!なんて余計にそう思ったのかも(^^;。
 ファンティーヌの井料さんは二度目。美人なんだけど・・・歌声が以外と低い?オペラ座のクリスティーヌ(CDだけですけど・・・)よりも低いような?だから、いまいち見た目に比べて儚げが足りない・・?!初めてみた時の高橋由美子さんのを見たくなってしまうのよね・・・。
 テナ夫妻は佐藤さん&瀬戸内さん。どちらもお初に観劇。前回見た徳井&森くみさんはノミの夫婦でしたが(笑)今回は意地悪夫婦?!常にがめつい感じです。でもさすがWAHAHA本舗団長佐藤さん・・結婚式のメイクやばすぎだし(笑)瞼に目を書いているし(笑)

 カーテンコールは数えるのを忘れましたが、何回もありました。今さんとのがっちり握手が印象的でした。引っ込む時の山口さんの走り方(小走り)がやっぱりカクカクって感じで可愛いです(笑)最後はリトル・コゼット、リトル・エポニーヌの真ん中に立って、ガブローシュ君もすぐ隣にいたし、完璧に保護者でした(笑)リトルコゼットとの演技でも思いますが、きっと山口さんは本当に子供が好きなんだと思います。で、やはり拍手が鳴りやまない時は祐一郎締めです(笑)この日は、そんまま両脇にリトルコゼット&エポニーヌと手を繋いで、何度もお辞儀していらっしゃいましたほのぼの〜♪

 今回も改めてレ・ミゼラブルは素晴らしい作品だと感じました。日本と文化の違う国の作品ですし、きっと奥深い宗教的メッセージがあると思いますが、でも国境を越えた普遍的なものがあるから素晴らしいし、ずっと愛されるのだと思います。いつかウエストエンドで見てみたい作品です。

なんとか帰還

2006年03月04日 | お稽古
 4日は『田村』の発表で名古屋まで行って来ました。11月にお話を頂き、お稽古を始めましたが、不安で不安で仕方なかったです。先生のご指導のおかげで、なんとかなるレベルまでいきましたが、本番でまた大鼓やらが加わるといつもの稽古とはだいぶ違う感じになるので不安でした。特に翔が・・・。でも、事前に申し合わせというか打ち合わせを先生が間に入ってくださって行うことができたので、とても心強かったです。本番もなんとかできました。が・・・変更になった打ち出しとか翔は間違えなかった(危うかったものの・・)のですが、いつもは間違えないところで間違えました・・・これも自分の力不足だと思っています。5月にまた『田村』を今度はもうちょっと長くサシから打つ機会があるので、頑張りたいです。先生には「まあ、いいんじゃない?」というお言葉を頂いたのが救いです(笑)

 そして、改めて鼓の楽しさ、難しさだけではなく、鼓以外の貴重なことも勉強させて頂いている有り難さというものを感じました。奥の深いこの世界、先生方や先輩方を目標にこれからも精進に励みたいと思います。

徹子の部屋に浩市さん!

2006年03月03日 | テレビ
 3月2日の『徹子の部屋』のゲストは佐藤浩市さんトーク番組が苦手ということで、久しぶりのご出演だとか。(平成になってから初めて!!)前に徹子に出演した時の若い時(今の私と同じくらい)の写真を見たけど、今の方がいいなぁと思ったのは私だけでしょうか?それにしても、やはり私はオヤジ好きと周りから言われても仕方ないでしょう(苦笑)
 内容は予想していた通り、お父様の三國連太郎さんのお話が結構出ました。お父様・・・とても83歳には見えない格好良さです!!余談ですが、三國さんは私が住んでいる市に何年か前から住んでいらして、観光大使もされています(^^)私はないけど、父とか友人とか結構遭遇しています!!(羨ましい・笑)で、遊びに来た佐藤さん(三國さんとお子さんも一緒)の目撃情報も近くであります(これまた羨ましい)なので、よく「あの親子は不仲」みたいに書かれていることもありますけど、それは絶対にないと思われます・・・・。過去はいろいろあったかもしれませんが・・。で、徹子さんが「お父様はいつもあなた(浩市さん)のことを考えているんだなぁと思ったわよ」に照れていたし、三國さんのことを俳優としても尊敬していて努力家と仰っていましたし(^^)
 5月に公開される『陽気なギャングが地球を回す』のおしゃべり強盗と、『雪に願うこと』の映像を見ることができて良かったです。どちらも見たいけど、北海道・帯広のばんえい競馬を舞台にした映画『雪に願うこと』はとても良さそう!!早く見たいです(^^)
 そして、同じ朝日系で放送されているドラマ『けものみち』の紹介も。鎌倉の旅館で「もし、君とそうなっていたら、僕は何も欲しくなくなる」という台詞に照れまくっていましたね(笑)

 その『けものみち』ですけど、いよいよ来週が最終回!!!今週もドキドキでした。で、ついにお気に入りのキャラミキティ鬼頭死亡!!民子に実はべた惚れで、ちょっと切なくなっちゃいましたそして、死してもなお見守る米子さん(笑)しかし、鬼頭邸って都内でしょ?で、あれだけの広さってありえるのかしら?とふと思いました(^^;。あと中村トオルの刑事さんがなかなか素敵です!来週は最終回かぁ・・・。予告を見ると、民子さん!!!そして小滝は悪ですねぇ・・・。本当に悪なのか、実はまだ警察だったとか?!来週が楽しみです(^^)
『けものみち』公式ページ佐藤浩市インタビューがありました〜。

東風吹かば・・・

2006年03月01日 | 雑感~芝居関連
 早いもので今日から3月ですね。小学校の時、3学期の始業式で校長先生が「一月は行く、二月は逃げる、三月は去る」と言って3学期が短いというお話が頭に蘇りました(笑)今日は・・・というよりもここ何日かは1日おき位に雨で、寒さが戻ってしまったようです・・。花粉症持ちとしては雨は有り難くもあるのですがね・・・(^^;。画像は先日撮った我が家の梅です。なかなか上手く撮れないのですが・・・。春の訪れを感じさせてくれる花ですね。
 
 梅は、菅原道真が愛した花でもあります。太宰府に流される時、庭の紅梅との別れを惜しみ
東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな
 という歌を詠んでいます。そしてその梅が主のいる太宰府まで飛んでいって根をつけた、という“飛び梅伝説”があります。それだけ道真公と梅は切っても切れない縁だということが感じられます。なので梅が咲いたのを見て、今月の歌舞伎座『菅原伝授手習鑑』に思いを馳せました。
 文化デジタルライブラリーに、演目のこと、道真の歴史や伝説のことまで詳しい演目解説のページがありましたので紹介します。“木像伝説”のエピソードは歌舞伎の『道明寺』にも盛り込まれています。未見の方に是非チェックしていただきたいのが、劇中の道真公の木像の役割です。この時点では、生きているので神様ではないですけど、後に祀られる品格というものが感じられます。今でこそ学問の神様ですが、当初はかなり怖れられていたのですよね。でもそういう「怖れ」はあまり感じられないのですよね・・・。そして、単独上演されることが多い『寺子屋』に繋がると思います・・・。やっぱ『筆法伝授』も見たいけど、通しじゃないと無理かしら?(^^;