みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『ネバーランド』(ビデオ)

2006年03月11日 | 映画(DVD含む)
 やっとレンタルして見ました。ジョニー・デップ主演の『ピーターパン』が生まれるきっかけを題材にした映画です。

【あらすじ】
 1903年のロンドン。劇作家のバリは、若く美しい未亡人シルヴィアと、彼女の子供であるデイヴィズ家の四兄弟と出会う。そんななか、父親の死により夢を持つことを諦め、たった一人で心の傷と格闘する三男ピーターに、バリは空想の世界で遊ぶことの楽しさと、物を書くことの喜びを教える。こうして、バリと母親シルヴィアの深い愛情に包まれたピーターは、次第に子供らしい純粋さを取り戻して行くのだが…。

【感想】
 静かだけど、とても良かったです。ただもうひとスパイス欲しかったかな?ということも思ったけど、この雰囲気はこの映画の特徴かも。ジョニー・デップってパイレーツとかチャーリーとかいっちゃってるキャラが似合いますけど、こういう普通(?)の格好も好きです。そして子役(特にピーター君)が印象的でした。ケイト・ウインスレットも綺麗ですが、あまり胸の病気を患っているようには見えない・・・?だけどこういう英国貴婦人(?)な感じはよく似合います。その母親(おばあちゃん)最初はちょっときつかったけど、家で特別にお芝居を上演してもらってる時に真っ先に拍手するのが印象的でした。
 途中で海賊ごっこをしている時は、ジャック・スパローを思い出しました(笑)ダスティン・ホフマンを見て『フック』(ロビン・ウイリアムスが大人になったピーターパンを演じていた)を思い出しました(笑)
 


ネバーランド ASBY-3021
ネバーランド ASBY-3021

『指先でつむぐ愛』

2006年03月11日 | テレビ
 昨夜9時からフジ系で放送されたドラマ『指先でつむぐ愛』を見ました。最初の方はちょっと見逃してしまったのですが、とても良いドラマでした。
 9歳で失明、18で聴力を失い全盲ろうになってしまった福島智さん(中村梅雀)とその妻沢美さん(田中美佐子)のご夫婦の実話に基づくドラマです。視力も聴力もない世界は私には全く想像はつきません。最初、講演の通訳として出会った二人のコミュニケーション方法は指点字。恥ずかしながら、この指点字というものを初めて知りました。もし目だけ見えないなら、感覚(点字・杖など)と耳からの情報が入ってきます。耳だけ不自由なら手話や文字などで情報を手に入れることができます。だから、家の近くまで歩いていくのも命がけ。だから、どちらも不自由というのは全く想像がつきません・・・。なので、この「指点字」という方法でやりとりしてきます。でもこの福島さんは話すことはできるのです。福島さんは自分のことを「宇宙人だ」とユーモアたっぷりで・・・。そんな二人はやがて結婚しますが、沢美の家族は驚きを隠せません。それはそうだろうね。一緒に見ていた母は、もしも私がこういう人を連れてきたらびっくりするよ、と言っていた。冷たいかもしれないけど、正直それが本音だと思う。でも結婚式でお母さん(野際陽子)は自分で一生懸命指点字を覚えて、「娘をよろしく」と伝えるところは感動しました。佐野四朗のお兄さんも温かくてとてもよかったです。
 だけど、いつも仕事も家でも一緒で支えている沢美は「私があの人のためにやらないと!」と疲れて、不満をためて家を出てしまいます・・・。だけど、兄に「お前があの人のためにすべてしてあげていると思っているのは間違いだ、そんなお前を受け止められるのは福島さんなんだ。だから嫁に出したんだ。お前があの人を助けてあげていると思っているのならうぬぼれだ。」と、そして家に帰ると、それに気づかない夫は一生懸命妻の携帯に電話をかけて話しかけます。
「もしかしたら繋がっていないかもしれないけれど、聞いて下さい。・・・(略)君は僕のことを助けるためだけに一緒にいるのならそんなのこちらから願い下げだ。自分のことを大切にできないなら、二人でいても幸せになれない・・・」
 感動的でした。パートナーが健常者だろうと障害者だろうと変わらないことだと思いました。
 最後は、実際のご夫妻の講演の映像が流れました。福島さんもとても立派ですし、それを支える奥様もとても素敵だと思いました。旦那さんが障害を持っているというお話だけどそういうものを越えた、一組の夫婦の話だと思いました。久々に感動したドラマです(^^)
 
 田中美佐子さんもとても素敵でしたが、中村梅雀さんもとても良かったです。障害を持っている様子、だけどそれを不幸とも思わずに前向きに生きる様子がとても良かったです。だからそんな姿に奥さんも惹かれたんだなぁて思いました。「びーちゃん!」と奥さんのことを呼ぶ愛らしさに私も胸きゅんでした(笑)でそんなキャラの梅雀さんを見て何年か前の大河『吉宗』の時の家重公を思い出しましたが(笑)

けものみち最終回

2006年03月11日 | テレビ
 珍しくずっと見ていたドラマ『けものみち』でしたが、とうとう最終回を迎えました。早かった。最初は佐藤浩市さん目当てだったんですけど、段々平幹二朗さん目当てで見てしました(爆)その平さん演じる鬼頭が死亡して悲しかったのは先週も書きましたが・・・やっぱり鬼頭がいなくなってしまった最終回はおもしろさ半減でした

 最終回は、原作では民子(米倉涼子)が風呂場で焼き殺されるのですけど、今回は助かりました。で、なぜか廃墟で刀の柄からチップを取り出す小滝(何故にあの場所で?とつっこみたくなりますが)そこに現れる民子。「私と一緒に逃げたいと思わなかった?」と訊く民子に「いいや」と冷たく言い放ち立ち去る小滝。そして民子は本物のチップを元に戻す・・・。

 なんか不完全燃焼だった・・・(^^;。「いいや」と言ったことで小滝はやばくなると思うのだけど、民子に殺されるとかいう展開になってほしかったりして(苦笑)そして、くーろーたーにぃ〜は焼け死んだのでしょうか?なんか続編できそう。あと、中村トオルもよかったです!!

 このドラマの最大のツボは鬼頭洪太ということに間違いない(笑)
 (次点:若村麻由美の米子。菊を食べちゃうし・・・)