みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

文楽地方公演『野崎村』『勧進帳』

2006年03月23日 | その他舞台
 3月22日、お隣の富士市のロゼシアターまで文楽地方公演を見に行ってきました。昼の部の『野崎村』『勧進帳』は歌舞伎でもおなじみの演目ですし、見たことがあるので、比較の意味でも楽しみでした。まず開演に先立って解説がありました。人形が役によって違うのはもちろんですが、綺麗系のものと、力強い役のものでは顔の仕掛けがあるかないかの違いなど新鮮な発見がありました。高校時代に淡路島に修学旅行で行ったのですが、淡路島では人形浄瑠璃の鑑賞&体験がありました。その時学年代表で(班長のじゃんけんで負けて)人形を操る体験をさせて頂いたのです。(負けてよかったよと今思います・笑)私は足を担当したのですが、難しかった!!!足のことを紹介していた時、そんな事を思い出しました。

『新版歌祭文 野崎村の段』
 歌舞伎では上演されない(もしかしたらあるかもしれないけど)、久松が久作の家に帰ってくる場面があります。お光可愛いです。大根を切る場面は本当に切っているのがすごいです。お灸の場面も可愛かった。で、お染に嫉妬メラメラなお光も可愛かった。やっぱり最後は切ないですよね。歌舞伎では二人は両花道を使って駕篭と船で帰るのですが、どうするのかな?と思ったら本舞台を使っていました。幕切が文楽の方が爽やかかな?船頭さんのコミカルな笑いで終わりでしたし。

『勧進帳』
 歌舞伎でもおなじみの演目。お能(『安宅』)でも歌舞伎でも見たことあるので、どういう風に演じられるか興味津々でした。歌舞伎とはまたひと味違う感じで面白かったです。歌舞伎は長唄だけど、こちらは太夫さんもたくさん、太棹もたくさんですからね、迫力ありました。かっこいい!!
 歌舞伎と同じく松羽目の舞台ですが、弁慶たちが必死の思いで関を通ることができ場面が変わると、青海波&松羽目の背景に。お人形の弁慶の延年の舞も迫力!!そして、六方がありました!!花道じゃなくて袖舞台ですけど、面白かったです。

 人形に命を吹き込む芸能文楽はとても面白かったです。また見に行きたいです。画像はパンフレットより。パンフレット(筋書とも文楽で言うのかな?)は床本(台本)などがついて500円はなかなかお得!

楽しみが増えた!

2006年03月23日 | 雑感~ひとりごと
 7月の帝劇ミュージカル『ダンス・オブ・バンパイア』のチケットをVISA貸切公演の日に無事に入手しました。全然電話が繋がらなくて、文楽の会場の公衆電話からチケットを予約。お友達と4人で観劇予定です。山口さんファンの貴重な同世代&身近なお友達なので楽しんできます。