みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
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世阿弥の佐渡を歩く

2005年12月08日 | テレビ
 NHK教育「知るを楽しむ」という番組の水曜日の「なんでも好奇心」のコーナーに瀬戸内寂聴さんの案内で『世阿弥の佐渡を歩く』という番組が四回シリーズで始まります。杉本苑子著『華の碑文』を読んで以前より感心を持ったということもあるし、やはり能を観たり関わったりするうえで世阿弥という人物ははずせないので、チェックしていました。

 中学の頃、歴史の授業で室町時代に能を大成した人物ということで覚えた名前です。そして、その世阿弥のことを大学の授業でちょっと勉強しましたし、お稽古を始めたりして段々とお能にはまっていきました。(はまっていくのは現在進行形!)中学高校生の頃の私は、まさか自分が歌舞伎とかお能にはまるとは思ってもいなかったことでしょう・・・(和文化や歴史は好きだったので、要素はあったかな?)
 
 話を戻して・・(^^;。瀬戸内さんは、最後の小説の題材に「世阿弥」を選んだそうです。その取材の為に佐渡を訪れているそうです。そういえば、寂聴さんって新作能も書いているような・・・<梅若六郎さんの舞台で。)その小説が発表されたら読んでみたいと思いました。港に着くと、そこにはとても能面(小面と裏にも何かある)のモニュメント塔が!!!面白い。これだけでも見に佐渡へ行きたいと思いました(笑)
 佐渡に流された世阿弥の足跡をたどるだけでなく、生い立ち(?)ももちろん紹介されていました。寂聴さんらしいコメントだなと思いながら見ていた箇所もありましたが(笑)『井筒』『清経』『砧』など女性の心理面をうまく捉えているのは、義満の稚児だった経験もある(いわゆる同性愛の経験や権力者の寵愛を受けていた)し、妻もいたし、いわば女性の気持ちが普通の人よりも分かるから・・・というコメントになんか妙に納得(^^;。
 あと三回、ちゃんとビデオに録画して楽しもうと思います。なお、再放送もあるので、見逃した方は是非!

NHK知るを楽しむ公式サイト・12月放送スケジュール

 ところで、佐渡についてちょっと調べたら、佐渡能楽館という施設を見つけました。ロボット人形が道成寺を再現しているらしい。少しだけ動画で見ることができました。最高です!!(笑)お囃子もロボット!!!随所にカクカクした感じは否めませんが、映像だけだとちょっとリアル(笑)実際は12分あるみたいですね。ちょっと気になる・・・。