マニラ港の前を走る広い道路があります。進行方向左手にマニラ港、右手は「トンド地区」です。もう少し進むと通称昔のスモーキーマウンテンが右手に見えてきます。この広い道路が通称コンテナ通りです。何しろコンテナトレーラーで何時も大渋滞をしています。この片側4車線の道路ですが一部約150mにわたって中央分離帯がありません。この部分に幅約1.5m、長さ約2m~3m,高さ約1.5mの箱が並んでいます。箱と言っても寄木作りで周りや天井はボロボロのブルーシートや厚手のビニールが巻き付けてあります。小生はこの通りを週1回往復しています〈趣味の釣りの為〉初めて見たときは、まさか人が住んでいるとは思いもしませんでした。日曜日以外はトラックの大渋滞で排気ガスが充満している所にです。10年ぐらい前には箱はありませんでした。ゴミが1mぐらいの高さに積まれていたところです。いつの間にか不法住居?が、ひしめきあってきます。この数年どこでも路上生活者が増えているようです。常識では考えられない所に住まいを作って当然、地代、家賃等々はありませんし、国や、市の行政は立ち退きもさせずほったらかしです。近所の住人曰く、「行政は何もしないね!何故か?動いても何処からも、誰からも一銭も入ってこないから!」と言って笑っていました。
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