生首ゴロリ、ゴロリ。ミンダナオ地方はイスラム過激派の巣窟である。「オサーマ・ビン・ラデーン」率いるアルカィーダの支援をうけている過激派、アブサヤフがもっとも活動している所でもあります。先立てアブサヤフが7人の人質をとり、逮捕されている仲間と交換の条件を出していましたが、政府が拒否しました。今回、国軍の駐屯地の近くに5個の生首がゴロリ、ゴロリと、投げ出されていました。現場から約10キロ離れた駐屯地にも2個の生首が転がされていました。人質の7人とみて切断首の身元調査が行われています。私は数年前に警察軍の大佐に、アブサヤフの戦士が国軍将兵の生首をぶら下げている写真を見せてもらった時のショックを思い出しました。きっと、日本の戦国時代の戦で大将首を取った時もこの様な風景だったのでしょう。