Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

漫才41~2008年総括?~

2008-12-31 03:05:36 | 漫才
「いよいよ大晦日だけど、今年も本当に色々あったね」
「何と言ってもマーシーのブログ開設ね」
「よりによってそれかよ! もっと他にないのか!」
「じゃあ静岡と山梨での“富士山ナンバー”採用」
「それも地味なニュースだけどな。まぁ確かに11月から導入されたんだよね」
「40歳以上の男性は“おじさんナンバー”になるらしい」
「いきなりくだらねぇんだよ!」
「しかしさ、ナンバープレートと言えば、よく黒っぽいカバーをかけてある車を見るけど、あれって何なの?」
「うーん……」
「要は警察からの目眩ましだろ。自分は違反します、って宣言してるようなもんじゃん」
「まぁ必ずしもそうだとは言えないけどね」
「また、そういう奴に限って、ナンバーが“777”とかだったりしてさ」
「中にはいるかもね」
「目立ちたいのか目立ちたくないのかハッキリしろって。バッカじゃねぇの! ぶっ殺すぞ!」
「そこまで毒づくことはないだろ! 確かに矛盾してはいるけど」
「オレなんてとにかく目立ちたがり屋だから、ナンバープレートを黄色にしたぜ」
「それはただ軽自動車だってことだ!」
「ナンバーは“072”だし」
「目立ち方のベクトルが完全に間違ってるよ!」
「しかし、今年はとにかく世界経済が大変なことになったんだよな」
「そうだね。あのリーマンブラザーズが経営破綻したことが大きな要因と言われている」
「所詮は一発屋だったってことだな」
「どういうこと?」
「“それが大事”しかヒット曲がないのに調子に乗りすぎたってことだよ」
「それは“大事MANブラザーズバンド”だ!」
「でも、これだけの不況だと色々大変なことがあるだろうな」
「そりゃそうだよ」
「赤マスで例年の倍のお金を取られたりしてね」
「それは桃太郎電鉄の話だろ!」
「目的地に入っても半額しかもらえない」
「だからそれは桃鉄だ!」
「終いには、キノコを食べると体が大きくなっちゃったりして」
「それはマリオだ! 不景気と全く関係なくなっちゃったじゃねぇか! 大変というのは、日本の企業でも非正規社員を中心に大量のリストラが行われているんだよ」
「まぁ色々あるのも分かるけど、やっぱり首を切るのは良くないよな」
「それはそうだよ」
「酒鬼薔薇聖斗が言ってたんだけどね」
「あいつは本当に首を切断したんじゃねぇか!」
「企業も、リストラした社員の首を校門に置いたりするのかね」
「するわけないだろ!」
「あるいは肛門に入れちゃったりしてね」
「もっとない!」
「アブノーマルの極みだぜ」
「うるせぇ!」
「オレもまだ就職先が決まってないけど、就活やめようかな。リストラ怖いもん」
「本末転倒だよ!」
「うちの大学の就職課は何の役にも立たねぇし」
「ここで愚痴るな!」
「静岡の企業の名刺を数枚コピーして『年明けにでも電話を掛けてみたら?』って、オレを舐めてるのか! そんなんで学生の悩みを解決したような顔してんじゃねぇ!」
「黙れ! こんな時期まで何もしなかった自分を恨め!」
「…………」
「何か言えよ!」
「だってお前が黙れって言うから」
「小学生みたいなこと言ってんじゃねぇよ!」
「もうお前とは絶交な」
「本当に小学生じゃねぇか! 頼むからちゃんとしてくれ」
「一億万円くれたら考える」
「しつこい!」
「今年は石油も高かったよな」
「そうそう。それに伴う物価の高騰は、不景気と合わせて国民生活に打撃を与えた」
「バターとか乳製品全般がすごく高かったもんな」
「うん」
「マクドナルドも値上げしたし」
「そうだっけ?」
「ハンバーガーとかポテトとか、全体的に高くなったはずだよ」
「そういえばそうかも」
「挙げ句にはスマイルまで値上げしちゃってね」
「それは嘘だろ! ありえないよ!」
「最初は10円にしたんだけど、不評だったんで、サクラを動員したって」
「それはクォーターパウンダーの時だ!」
「仕方ないから、作戦を変更して、スマイルを満面の笑みではなく微笑に変えたりしてね」
「そんなわけねぇだろ!」
「終いにゃ嘲笑というのもあって」
「絶対に嫌だよ、そんなの!」
「『やだ、あの人。いい歳して夕飯にハンバーガー?』なんて」
「大きなお世話だろ!」
「マゾヒストにはウケがいいみたいだけど」
「知るか!」
「だから店のマークも“M”にして」
「それは元々だ!」
「上級者になると、白塗りのあのマスコットに嘲笑されるのがたまらないらしい」
「そんなわけないだろ!」
「とにかく今は日本経済が窮地に立たされているわけで、総理にはこういう状況を打破すべく頑張ってもらいたいよな」
「そうだね。だけど、就任3ヶ月目にして、早くも雲行きは怪しいんだよね」
「後援会のオヤジに『カッコ良すぎる』とクレームを付けられたんだろ?」
「八戸の美人市議か! 麻生さんは漢字が苦手だって言われているんだよ」
「“未曾有”が読めなかったっていう」
「そうそう」
「あと“踏襲”も」
「そうなんだよね」
「挙げ句には“枸櫞酸”まで読めなくて」
「ちょっと待て! それは読めなくてもいいだろ! ……ちなみに何て読むの?」
「……矢島美容室、紅白で見たかったなぁ」
「ごまかすな! お前も読めないんじゃねぇか!」
「とにかくしっかりしてほしいよな、マソウ総理も」
「お前も読み間違えてるよ! いい加減にしろ!」


最新の画像もっと見る