Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

祭りの帰り道

2012-08-31 00:00:32 | Weblog
 ついにこの日がやってきてしまいました。今日は僕のバースデーです。オレも27歳。立派なおっさんです。

 オレは自分の性格が悪いことは知っているし、それによって多くの人を不快にさせてきた自負(←言葉のチョイスからしておかしい)もある。おまけにバカだし、それでいて怠け者だし、本当に足りない部分だらけで、余っているのは皮だけなのだけど(笑)、自分のこの誕生日だけはとても気に入っている。

 8月31日というのはお祭りの帰り道みたいなものなんだとオレは思う。気心の知れた仲間と綿あめを食べて、射的で遊んで、浴衣の女子に欲情して。そんな非日常に酔いしれつつ、一方で誰も帰らねばならぬ日常があって、花火の終わりを合図に人の群れがはけてゆく。宴の余韻を噛みしめながらもどこか寂しさを携えて川沿いの土手を歩くその感じが、今日この日なんじゃないか。

 言っちゃ悪いけど、これが9月30日とかだったら何もないわけじゃん。せいぜい「明日は衣替えかぁ」ってくらいでさ(笑)。他では12月31日も単なる年の区切りに過ぎないし、12月24日にいたってはバカが騒ぐだけの日(←100%僻み)。やっぱり8月31日という夏の終わりの日付から連想される寂しさや侘しさ、その情緒溢れる感じがオレは大好きなんだよね。

 と言いつつニートの僕にはもう少しだけ夏休みが続くけど、一方でオレ、25よりは26の方が人生動かせた実感があるよ。ハローワークに通った回数とかではなく、もっと内面的な部分。去年、ブログに不熱心だったのは無職に(悪い意味で)馴染んでしまっていたからで、当時に比べたら最近は「自分を変えたい」という意識が強くなってきている。それに伴って気持ちも若返ったんじゃないかな。

 それでも人生の突破口を開くのは容易じゃなくて、「もしダメだったら体を売ろうかしら……」という逃げ道も男のオレには用意されていない。いや、もしかしてニーズはあるかもだけど、見ず知らずの男に犯されることを想像しただけで吐き気がするし。って、顔見知りならいいのかよ(笑)。冗談はさておき、現在の僕が苦境に置かれているのは紛れもない事実だと思う。

 だけど、オレは頑張るよ。今の時期が最後の悪あがきかも分からないし、それこそ将来は駅や公園で暮らす可能性だって十分あるだろう。でも、まだ自分自身を見限りたくないから、どこか期待している部分もあるから、もうちょっとだけ歩いてみる。そんな27歳の僕をこれからもよろしくね。

「グッバイ26歳」

2012-08-30 08:21:51 | 小説
 僕は明日で27歳になるニートです。恥の多い生涯を送ってきました。

 僕の朝に満員電車はありません。寝て起きてすぐ安い缶チューハイを飲むのが日課です。アルコールが心を消毒するように、今はとってもハッピーな気分です。色んな感情がマイルドになります。死ぬことさえも怖くなくなります。
 パソコンを広げ、就活ごっこをして、自分を誤魔化しています。「今日もリクナビのHPにアクセスしたぞ!」という事実が欲しいだけです。絶えず押し寄せる不安の波に任せてネットサーフィンすれば、自然とエロサイトにたどり着きます。快楽と引き換えに寂しさを手に入れました。
 気付けば毎日のようにミヤネ屋を観ている気がします。普通の社会人には縁のない番組です。僕はいつまでこんな生活を送るのでしょうか。テレビのスイッチを切ります。
 やがて中学生の下校時刻となり、家の周りが喧騒に包まれます。ふと覗いた窓の外に小柄な男の子を見つけ、若き日の自分を重ね合わせます。夕日に照らされたその背中をいくら目で追えども、ただ遠ざかりゆくばかり。僕は今日も己の幻影に惑っています。
 そろそろ野球の時間です。僕の応援する福岡ソフトバンクホークスは最近好調で、一時期と比べたらストレスフリーな観戦が叶います。でも、ふと虚しくなることがあります。たとえホークスが勝っても自分の人生には特に関わり合いのないことです。日本一まで漕ぎ着けても、それで職が貰えるわけじゃない。じゃあ僕は何のために野球を観るのだろう。何のために一喜一憂するのだろう……。
 夕食を取り、お風呂に入ると、再びお酒の時間です。今日は奮発して、甘口のワインと、おつまみはローストビーフです。僕はやがて公園のゴミ箱を漁って生計を立てる予定です。今のうちにささやかな贅沢を楽しんでおこうと思います。
 酔いを醒ますために散歩に出ました。歩き煙草をし、ちょっとワルになった気分のままに暗がりに歩を進めると、車の中で全裸になっているカップルがいます。街灯に照らされたペニスとヴァギナが丸見えです。

 僕は何だか27歳を頑張れそうな気がするのでした。ピンクの乳首に元気をもらったのでした。そんなバースデー直前なのでした。

妹のジューシィーパンツ

2012-08-29 11:48:01 | Weblog
 新しい家具を買って部屋を模様替えするにあたり、プチ大掃除をしていたのだけど、色々と思い出深いものが見つかった。

 まずはこちら。

 これは僕が中学生の頃にお世話になった本たちです。紙がくっ付いて一部開きづらいページがあったけど、そこの写真は今見てもやっぱり興奮する。画像左側「COMIC BOY」の「妹のジューシィーパンツ」ってキャプションは秀逸だな(笑)。

 お次はこちら。

 ああ、3年前、ある人に携帯のメアドを尋ねたとき、オレが赤外線通信のやり方をど忘れして、仕方ないから紙に書いてもらったんだよ。それ以上は聞いてくれるな。ところで前回書いた小説に出てきた女性の名前って何だっけ?

 他では、高校の頃に書いていた日記に、もう忘れていた当時の出来事が克明に記されていて、思わず胸が痛くなった。オレ、あの時期、学校をさぼってはひとりで海へ行ってたんだ。そしてカモメと会話してたんだ。それにしてみりゃ今は随分まともになったよ……。

 あとは、小学校で書かされたとおぼしき交通標語なんだけど、オレの「後ろでも 必ず締めます シートベルト」という標語が教師からの絶賛を受けていた。当時は運転手もシラフならシートベルトをしなくてよかったような時代で(←そんなことはない)、そう考えると僕の発想は先鋭的だったんだなぁ(笑)。

 と、しばし思い出に耽けつつ、もう読まない競馬雑誌を縛っていたら、立ち上がりざまに腰を痛めてしまいましたとさ(笑)。

「おっぱいセパタクロー」

2012-08-28 01:07:48 | 小説
 夕暮れの風に乗っかるかのように、ふらっと吉野家に寄るかのように、バイトの帰り道、ハローワークへと吸い込まれてゆくニート3年生の姿があった。

 男は生来のサボタージュ体質だった。小学生の頃から宿題を提出したことなど皆無だし、定期テストのために勉強することもなかった。再度の大学受験を志したはずの予備校時代にさえも、全く勉強せずPS2のダビスタで遊んでばかりいた。ライバルは全国の受験生でなくテイエムオペラオーだった。
 それでいて自我ばかりが強い彼は、大学に入ってからも周囲の忠告に耳を傾けず、4年生の秋になるまで就活をサボり、気付けば八方塞がりの27歳を迎えようとしていた。

 彼には交際中の彼女がいた。学生の頃に就活先の企業で偶然知り合ったふたりは、静岡と神奈川というプチ遠距離恋愛だったが、それでも定期的なデートを欠かさなかった。
 男は彼女のことを深く愛していたが、一方で「いつか捨てられるかも……」という恐怖と常に戦っていた。短期間のフリーター生活ののち定職に就き、真っ当な社会生活を送る彼女が、今も無職である男と付き合うメリットなどどこにあるだろう。結婚適齢期の短からぬ月日をニートとともに過ごすのは、女性にとってかなりリスキーなはずだ。というか、もし逆の立場だったらオレは彼女を捨てていたに決まってる。
 だから、男はデートのたび、映画のDVDを彼女に貸した。そうすれば返却のため最低あと1回は会う口実ができるという、彼なりの作戦だった。

 8月のある土曜日。すっぴんの富士山を眺めながら、男は彼女との会話をシミュレーションしていた。彼の誕生日を祝うため、ガールフレンドがはるばる神奈川からやって来る約束となっていたのである。
 駅まで出迎えに行くと、夏の空に映える真っ白なワンピースを着た彼女の姿がすでにあった。

「お待たせ。絵未ちゃんが珍しくこっちに来るっていうから緊張しちゃって。昨日はあまり眠れなかったよ」
「そう。あたしはよく眠れたけど」
 彼女の様子が普段とは明らかに違う。
「ごめん。もしかしてここで長く待ってたの?」
「そういうわけじゃない。まぁとにかく家まで行こうよ。立ち話も何だしさ……」

 ひと言も会話を交わすこともないままに、ふたりは駐車場へと向かった。それは彼が車を運転する最中も変わることはなかった。にわかに胸が締め付けられるのを感じながら、男は自宅のアパートまで車を走らせた。

「どうぞ上がって。何もないけど。あ、飲み物用意するよ。何がいいかな。オレンジジュース? コーラ? それともカルピス? カルピスと言っても、僕のアソコから出るやつじゃないよ。それはもうちょい暗くなってからのお楽しみだから(笑)」
 まくし立てるように言葉を紡いだ男だったが、彼女は依然、暗い表情を作ったままだ。
「ねぇ、さっきからどうしたの? 何かオレ、気に障るようなこと言った? だとしたら謝るけど…ずっと黙ってたらオレも困っちゃうよ」

 彼女は深いため息を付くと、とびきり低い声で喋り始めた。
「学生じゃなくなってから、今年で何年になるんだっけ?」
「えっと…3年くらい……かな?」
「じゃあそろそろ就職も決まるんだよね?」
「えっと、それはまぁ、頑張ってはいるよ」
 溜めこんだエネルギーを解き放つように声のトーンを上げた彼女は、ついに感情を爆発させた。
「頑張ってるってそんなの聞き飽きたよ! この3年間ずっとそう言い続けるから、最初はあたしもそっと見守ろうと思ってた。小言を言って精神的に追い詰めるのは可哀想だと思ってた。でも、もう我慢の限界だよ。あたしは一体いつまで待てばいいの!? 何を目標に待っていればいいの!?」
「そう言われてもこればかりは……。オレもハローワークに通って、必死にがんば…」
「嘘だよ!!」
 男の話をさえぎると、彼女は怒りのギアをさらに上げ、机の上を指差した。
「この求人票が一番腹立たしいよ! どうせ今日あたしが来るからって、わざと目に付くように置いてあるんでしょ? ハローワーク通ってますアピールでしょ? マー君がそうやってあざといことばかりして、現実から目を背けてばかりいたら、あたしの心、どんどん離れていっちゃうよ? それはあたしにとっても悲しいことなんだよ? 分かってる!?」
「ごめん……」
 涙声でそう絞り出すのが精一杯だった。
「誕生日…おめでとう……。これ、あたしが作ったクッキーだから……。食べて……」

 気まずい空気が流れる部屋の中、男は手作りのクッキーを頬張りながら、彼女の言葉を幾度も再生していた。
 ぐうの音も出ない正論をぶつけられて気落ちしたのは確かだが、それよりも辛かったのは、世界で一番愛する彼女が密かに悩んでおり、しかもその原因が他ならぬ自分自身にあったことだ。
 自責の念に背中を押されるように、彼は虚空を見つめながらそっと口を開いた。
「結局のところ、オレは弱い人間なんだ。学生時代、周囲が就活を始めた頃から、置いてけぼりの自分に焦りを感じていた。でも、どうしても踏み出せなかった。今もハローワークで求人を眺めながら『この仕事、オレに務まるんかな?』なんて考える自分がいる。こんな自分が社会で通用するんだろうか。取り返しの付かないミスを犯してしまうんじゃないか。ネガティヴなことが次々と脳裏をよぎる。本当のことを言えば、バイトの日にさえも、家を出る前は胃が痛んだりする。そんな奴と一緒にいたって絵未ちゃんは幸せになれない。だから……」

「オレたち…もう別れよう……。オレには愛しい女性を幸せにできる自信が、残念ながら、ない」

「バカなこと言わないでよ……」
 ガールフレンドは声を震わせた。
「将来に対する漠然とした不安は誰しもが持っているものだよ。あたしもそうだった。でも、それは必ず克服できる。自信を付けるために、例えば資格の勉強とかしなよ。お金だったら出してあげるからさ」
「でも、オレは頭が悪くて……」
 彼女は諭すような口調で反論した。
「それは違う。マー君は口癖のように『オレは真面目に勉強したことがない』と言うけど、本当は自分は頭がいいと思ってるからそういう言葉が出るんだよ。その自信とは裏腹に受験を失敗して、なかなか思い通りの人生を歩めなくて、そんな状況の理由づけとして勉強量の少なさを利用しているとしか思えない」
「そんなことはないよ」
「いや、そんなことある。結局、一生懸命やって自分の限界を知るのが怖いだけじゃん。一度真剣に何かに取り組んでみなよ。その結果、もし本当にダメだったら、あたしが体を売ってでもマー君を養ってあげるから」
「体を売るって……」
「女の子にここまでのことを言わせて、それでも自分を変えられないようなら、その時はあたしの方からフラせてもらうんだから!」

 この女には勝てないな、と男は思った。このまま何もせずにいて、フラれるくらいだったらまだいい。最悪、自分は殺されるかも知れない。それほどに一途な女だ。
 絵未と結婚したい。いや、結婚しなくてはならないんじゃないか。それが自分がけじめを付ける、唯一の方法なんじゃないのか。そのためにオレが向かうべき方向はひとつだろう。

「分かった。今興味を持っている資格があるから、その勉強を必死で頑張るよ」
「ちなみに何て資格なの?」
「花火観賞士っていうんだけど……」
「……却下」
「じゃあTOEICで700点取れるように、1年掛けてみっちり勉強する。絶対に700点取ってみせる」
「マー君からそんな言葉が聞けるだけであたしはすっごく嬉しい。でも、口だけじゃダメだからね?」
「もちろんだよ。約束する」
 男ははにかみながら、しかしそれでいて力強く、彼女と契を交わした。

 何気ない会話を楽しみ、何気ないセックスに狂い、翌日、男の母校である小学校の周りを散歩すれば、日曜の太陽が沈もうとしていた。田舎の改札口でカップルは軽くハグをした。

「今日は楽しかったよ。じゃあまた次のデートで」
「うん。じゃあね。……って、あれれ? 今日はDVD貸してくれないの?」
「それは……」
「そっか。次に会う“口実”はマー君の頑張っている姿だもんね」
 未来のお嫁さんはいたずらっぽく笑った。

 彼女の残り香を感じながら、男は部屋でひとり、映画「おっぱいセパタクロー」を観賞した。

「3ゲーム目へ……」

2012-08-27 01:46:00 | ポエム
仲間と楽しいボウリング 久々の僕は2ゲーム目の終盤でやっとストライク
本当はもう少し遊んでいたいけど そろそろ帰ろうと提案する
ごめん 僕ちょっとお金がないんだ……

バイトの給料日に食べる安売りのローストビーフが僕のささやかな贅沢
競馬が当たったから 今日はチューハイをひと缶増やそうか
みじめだけど 僕ちょっとお金がないんだ……

ブログにニートの苦悩をぶつける
また始まったよと嘲る声が聞こえる
だけど誰に話せぬ僕だから 我慢して聞いてほしい
少しはギャグも混ぜるから 僕の声を聞いてほしい

就職ができぬならバイトをもっと入れろと言うけれど
みんなが思うほど楽なことじゃない
ごめん こう見えて僕 全力なんだ

涙に濡れた枕で見る夢 僕はボウリングの続きを投げるんだ

堂上名鑑

2012-08-23 17:45:12 | 野球
★堂上隼人(捕手)
鷹の性犯罪者。2010年の前半戦にちょこっと出場していた程度の選手で、正直顔さえも思い出せないけれど、盗塁王・片岡易之の2盗を余裕で刺したりと、とにかく肩が強かったのは覚えている。そして、性欲も強かった(笑)。山下君を育成するため、最近はファームでも捕手でなく内野手として出場することが多かったみたいだね。彼の逮捕によって、絶好調のホークスの勢いに水が差されないことを祈るばかり。

測れない距離

2012-08-22 00:01:35 | Weblog
 先月、ジャパンダートダービーの馬券を買いに行ったのだけど、大井競馬場へ向かうためモノレールに乗ると、甘酸っぱい記憶が甦ってきた。

 3年前の春のこと。大学卒業を間近に控えた僕は、なぜかまだ就職活動に勤しんでいたのだけど、その就活中に女の子に声を掛けられた。会社を出たあたりで「電車で来たんですか? 駅まで一緒に歩きません?」と。

 ご存知のとおり、オレってコミュニケーションが下手じゃん。長谷川選手のバントくらい下手じゃん。ゆえに、初対面の人と、ましてや女性と、ナチュラルに話すのは奇跡に近いんだけど、また向こうも「○○君って話しやすいね」なんてお世辞を言うからさ。この時点で勃っちゃって、そしたらセックスするしかないでしょ、みたいな(笑)。

 食事程度のプチデートのあと、確か浜松町(←自信ない)の「HOTEL DOUBLE」(←自信ある)というラブホに入って事を済ませたのだけど、それはどうでもいい。所詮、ただ乗っかられているうちに終わっただけの初体験だから(笑)。本題はここからで、その女性から去年の秋、超久々にメールが届いたんだよ。「メールアドレス変えました。新しいメアドを登録してください」みたいなやつが。

 こんな時って、オレは一体どうすればよかったのだろう。メールを返そうとも思ったけど、もしかしてアドレス帳に入ってる人に一括送信しただけかも分かんないんでさ。そこへ数度会っただけの男が返信したら、すげー痛い奴と思われるんじゃないかと。「何こいつ。バカじゃね?」という嘲笑とともに、メールを同性の友人らに見せびらかされるんじゃないかと(笑)。

 結局、オレは他人との距離の取り方が分からないのよね。例えば「女の子の荷物を持ってあげた方がいいのかな?」みたいな場面に置かれたとき、それをすることで邪(よこしま)な気持ちがあると勘違いされるのが怖くて、迷った末に何もしない方をチョイスしてしまう。で、あとになって「気の利かない奴と思われたかな」と自己嫌悪に陥る。異性のみならず、男友達に対しても常にそんな感じ。

 こういうこと、自分は学校で習った記憶がないのだけど、なぜみんな自然とできるんだろう。どんなバカだって、現在進行形が「be+現在分詞」ということを知らない程度の奴だって、オレみたいに悩んだりはしないわけだろ。合コンなりナンパなりで女の子を口説いて、欲望の夏をエンジョイしてるわけだろ。じゃあオレも英語なんかできなきゃよかったよ!(←さも英語がすごいような書き方)

 でも「あの時エッチをしておいたのは大正解だったなぁ」と今にして強く思う。さもなくば、最悪30歳をチェリーのままに迎えていたかも分からないんで、強引気味にホテルへ誘った当時の自分を褒めてやりたい。一方で、もうちょい踏み込めていたら…という後悔は付きまとうんですけどね(笑)。

Dear my brother

2012-08-19 04:08:31 | Weblog
 今日8月19日は僕の弟の誕生日です。彼は日本一暑い街に暮らしているのだけど、こっちにいた時は梅雨の時期でも毛布を使ってたような奴だからね。むしろ快適に思っているんじゃないかな。実際、親族が死なない限り、ほとんど帰ってこないし(笑)。

 あいつとのエピソードというと、たくさんありすぎてひとつには絞れないけど、印象的だったのは彼が小3くらいの時のこと。ふたりで電車に乗っていると、しきりに飛び跳ねているんで「こいつ、頭おかしくなったんかな?」と思っていたら、「ジャンプしても体が電車の進行方向と一緒に進んでしまうのは何でだろう?」って。

 彼の言っていたのは慣性の法則という中学の理科で習う物理法則なのだけど、それを小学校低学年の段階で疑問に感じるのはすごいことだと思うんだよね。オレには言われなきゃ一生気付かないレベルの話で、お前はニュートンかよ!?と。弟と言えども素直に尊敬せざるを得ないし、同じ血の通う兄弟でどうしてこうも頭脳に違いがあるのかと嘆きたくもなる(笑)。

 と言いつつ、大学の偏差値的には兄の方が上なのだけど、あいつはオレ以上に性格の掴みどころがなくて。勉学への興味の薄さゆえ、内申点的には進学校に入れたにも関わらず商業高校を選び、その高校内では当然のごとく常に学年でトップだったのだけど、K大学とS大学の推薦を蹴り、急に法律の勉強をしたくなったってんで今の大学を選んだんだよね。

 だから、履歴書の経歴はともかく、本当は兄貴なんかより断然頭がいいはずなのにさ。何だか無理矢理に紆余曲折の人生を歩んでる感じなんだよなぁ。彼の中にビジョンがあるのかないのか、周囲はイマイチ分からなくて、オレもアドバイスのしようがないのだけど、きっとこの回り道も本人にとっては意味があるんだろうね。というか意味を持たせなくちゃいけない。

 もう1個思い出を書いておくと、これはあいつが中学生の頃のこと。兄貴が「人間はいつか死ぬんだよな。怖くね?」という気の滅入る話を持ちかけると、彼曰く「未来の世界は想像して初めて生まれるんであって、だったらネガティヴなことを考えるべきではない」と。情けないことにオレはこの言葉をすぐには理解できず、でもなぜか妙に胸に響いて、心の中で何度も反復して、おぼろげに意味を捉えたのも最近のことだったりする。

 君の忠告には応えられぬままに、今日も空っぽの世界に思いを馳せる僕がいて、そのせいで足がすくんだり、つい後ろ向きになってしまったり。そんなバカな兄ですが、帰ってきたらまた色々話しましょう。というか、せめてこっちから行く時は泊めさせてください(笑)。

痛心高校

2012-08-18 04:12:26 | Weblog
 昨日はゴーストの原稿を仕上げて(←結構な文字数書いたのに1000円も貰えない)、甲子園観て、プロ野球観て。結局、一歩も外へ出なかった。

 そりゃオレのような身分の場合、バイトのない日とか、一日中家にいることはできるよ。でも、それをやっちゃうと本物の引きこもりまっしぐらじゃん。通信高校時代の再来じゃん。だから、雨が降ったりしない限り、なるべく外に出るようにはしているのだけど、こうも暑いと原付を運転する気力さえ湧かない。無気力バドミントンって感じ(笑)。

 ところで、今まで通信高校の話ってあまり書いたことがなかった気がするな。じゃあちょっとだけ話をすると、オレが最初に通っていた普通高校は土曜も授業があるキチガイな学校で、そのおかげもあって2年修了時までに文科省が定める卒業に必要な単位をほとんど取得できていた。だから、世間が言うところの高3の時に自分が通信で受講したのは日本史と書道と体育だけだったんだよね。

 単位を取るには、作成したレポートを返信用封筒とともにポストに投函。すると学校から次のレポートが送られてきて…と、基本その繰り返し。あとは決められた回数のスクーリングがあったり、たまにテストを受けたり。そんな感じの高校生活ゆえ大した思い出はないけど、妙に印象に残っているのは、体育のスクーリングでのドッジボール。誰ひとり声を発さず、ただボールが体に当たる音だけが体育館にこだましていた(笑)。

 そんな連中と同じ空気を吸う自分が許せなかったあの頃から、もう9年経ちますか。僕もあと2週間で27歳になるけど、本当に何もない人生だったなぁ。20代後半に差し掛かれども精神面はティーンのまま成長が止まった感じだし。それでいて記憶力などは衰えゆくばかりだし。色々考えると、もっかい咳止め薬が欲しくなってくる。って、それ、ネタにして大丈夫なの? 吹っ切れたの? いやいや、あれはあくまで小説ですから(笑)。

 まぁ真面目な話、オレももうバカなことはしないでおこうと思うよ。刹那的にハイになれたとはいえ、そのあと数日間は完全に気持ちが落ちてしまって、家族とも上手に話せないほどだったし。他にも、手足の震えが止まらないわ、ろれつが回らないわ。まさに地獄のような日々だったから、人生に望みがあるうちは二度と同じ過ちを犯さない。神には誓えないけど、ブログを読んでくれてる人たちに約束する。

 じゃあオレの人生に望みが残っているのかと聞かれれば、恐らく残ってないんだろうけどさ。数字上はベイスターズにもまだ優勝の可能性はあるらしいから、それと似たようなものかな。DeNAファンが筒香のホームランを心の拠りどころとするように、僕も暇な週末、何か楽しみを見つけなくちゃ(笑)。

待ってろ、ジャイアンツ!!

2012-08-17 02:24:21 | 野球
 柳田選手の劇的なサヨナラ弾でホークス、ついに首位ファイターズと3.5ゲーム差。これはマジであるぞ。全然射程圏内じゃん。

 元々ホークスファンだったオレだけど、5月に現地観戦して以降、より一層、ホークスLOVEの度合いが強まった気がする。周りが巨人ファンばかりで、なおかつ試合に負けてしまって。あの屈辱は忘れえないから、この借りは必ずや日本シリーズで晴らしてもらいたい。さもなくば僕の2012年は終われない。

 もっとも、あのゲームって本当は引き分けだったんだけどね。阿部とかいうaiko似の選手が打ったのは外野フライであって、ホームランが記録されたのはナベツネか誰かの圧力だろう。あんなふらふらっと上がった打球がスタンドインするはずないんでさ。ディフェンディングチャンピオンのホークスだから抗議もせず見逃してやっただけの話だよ。

 実際、球場内で貰った「巨人の選手がHRを打ったらハンバーガー半額!」みたいなマックのクーポンを翌日、友達が使おうとしたら、店員さんに軽く拒まれてたし。「こんなん使えるわけねぇじゃん。むしろお前、何で使えると思ったの?」てな具合に。やっぱりあれは平凡なレフトフライなんで、天下のマクドナルド様は欺けないってことだ。

 ともあれ、ホークスは残り試合、全部勝つくらいの意気込みで戦おう。そして最後に小久保選手を胴上げしよう。オレの就職なんてどうでもいいから、今年はマジで日本一になってもらいたい……。