Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

おめでとう、千葉ロッテ!!

2010-11-10 17:22:06 | 野球
 日曜の試合について。ポイントを挙げるなら、オレは森野の負傷交代だと思う。普段からクリーンアップ以外は極端に打線が弱いところに、3番が堂上直ではねぇ……。ただ、もっと頼りない平田をチャンスの場面で代打に出したのは、落合監督、どういう腹積もりだったんだろ。ちょっと疑問。

 結果的に最後に打たれたのは浅尾だけど、彼は責められんよ。普段は長くても2イニングまでの投手を4イニング行かせたら、そら燃えても全然おかしくない。だから、敢えて戦犯を挙げるなら岩瀬でしょ。クローザーでありながら監督に起用を躊躇させ、その分浅尾君の負担を大きくした罪は重いはずだ。

 あと、河原(元巨人)はやっぱり河原だったな。落合は「野球は顔でするもの」という表現で経験豊富な彼を買っていたけど、肝心のボール自体が酷すぎ。監督がそんな考えだから、中日の若手が揃いも揃って小粒なんじゃねーのか。大島だの野本だの藤井だの、ホークス長谷川の守備をちょっと上手くしました、みたいな選手が吹き溜まってるものね。中田亮だって、あれだけ上背がないとスラッガーとしては微妙な気もする。

 大体、そんなに格が大事なら、パはそれこそ文句なしにホークスが日本シリーズ進出だったはずだよ。でも実際は、小久保は無死走者2塁の右打ちすべき場面で空振り三振。松中もルンバがあったし、川崎も打ちやしねぇ。やっぱり調子の良い奴を順繰りに出すしかないんだって。秋山の場合、シーズン中から色んな選択肢を用意しなかった時点で、ああなることは想定の範囲内なんだけどさ。

 ま、試合自体にはすごく感動したよ。特に9回の和田のヒットなんて、よくぞ3塁まで走ったもんだ。絶対追いついてやる!という気持ちに触れれば、おいらの涙腺も思わず緩んだ。疲れと戦いながら投げるイケメン浅尾の闘志を観れば、女子らの大事なところも思わず緩んだ。Googleの急上昇ランキングで浅尾拓也が1位だったのは、恐らく画像を肴にむにゃむにゃしてる方が多いんじゃないか(笑)。

 ただ、ひとつだけ言わせてもらいたいのは、ロッテは決してパで特に強いチームではないんだよね。そして、楽天以外は力がほぼ拮抗しているんだ、と。4位の日ハムは前半に怪我人が続出しすぎただけだし、5位のオリックスだって岡田監督が戦える型を作りつつある。セも阪神や巨人は中日と同レベルなんだろうが、それでもロッテに捻られるレベルだし、アマチュア球団もふたつほど抱えると聞く。ぶっちゃけ、ぬるすぎるんだよ。

 まずはまともな球場を建てようよ。例えば、長野は今年19ホーマーで、新人としては実に素晴らしい記録なんだけど、どこかで「所詮東京ドームだろ」という思いがよぎってしまう。実際、あの打線について交流戦前、里崎智也や山崎勝己が「東京Dじゃなけりゃ怖くないでしょ」と揶喩していたし。パ中心に観ている者からすれば、巨人程度のチームがやたら持ち上げられるのが摩訶不思議なんだよね。

 セのCSを観ても、ラミレスなんて広いナゴヤドームじゃあホームランの匂いすらしなかったもの。小笠原や坂本も然り。そもそもセカンド脇谷サード古城(逆かも)の時点で、巨人打線が強力とは到底思えない。要はただの印象論なんだよ。中日がエラーをすると未だに「らしくない」と言われるのと同じでさ。先入観の一切を取り払えば、後藤カブレラT-岡田の並びの方がよっぽど怖いに決まってる。なおかつオリックスの下位は、バルディリスやカラバイヨだって侮れないんだからね。

 今年は交流戦でも1位~6位をパ・リーグが占めるという珍事が起こった。さらに、日本シリーズでもパがきっちり勝利。巨人戦が日常的に放送されていたのを知る最後の世代の者としては、実に寂しい限りだ。どうする、球界の盟主!?