Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

そうだ、エリエールに行こう。

2013-03-31 03:09:28 | ポエム
熱い吐息をBGMにグラウンド10周。僕は今宵も激しくしごかれる。

Sサイズのボディに熱き魂がいま鼓動する。

恥ずかしげにちょこんと覗かせた顔にぬるぬるの汗が伝う。

欲望のしずくが架ける虹を渡れば、にべもなく宴は終わりを告げる。

僕は密林に行きたい。そうさ、僕はきっと密林に行きたい。

密林に湧きいずる泉で僕は心さえも清めたい。

だけど今宵も僕の行く先はエリエールで、僕はきっと今宵もエリエールに向かうのだろう。

2枚組のエリエールのそのなか、僕はこの身朽ち果てゆく時をぼんやりと待ちぼうけてる。

だから僕は今宵もまたエリエールにイキたい気がするのです。

「“ありがとう”が言えなくて」

2012-11-28 18:43:36 | ポエム
算数の授業中。教科書を忘れた僕は隣の席のあなたに見せてもらうことになりました。

その日は9月21日だったから出席番号21番の僕が先生に指されて、でも僕は答えれなくて、するとあなたは小声で答えを教えてくれました。

そんな優しくて勉強のできるあなたを僕は好きになってしまったのです。

いつもは長く感じる45分があっという間に過ぎて、本当はお礼を言いたかったのに、僕はそのまま休み時間の中へと逃げ込んでしまいました。

「放課後お礼を言おう」と掃除の時間にまでは思っていたのに、5時間目の国語がそんな思いをかき消してくれてしまいました。

でも僕は本当はすごく嬉しかったのです。嬉しかったから「ありがとう」が言えなかったのです。

僕は小数の分からない僕のままで、またいつか教科書を忘れてみようと思うのです。

「3ゲーム目へ……」

2012-08-27 01:46:00 | ポエム
仲間と楽しいボウリング 久々の僕は2ゲーム目の終盤でやっとストライク
本当はもう少し遊んでいたいけど そろそろ帰ろうと提案する
ごめん 僕ちょっとお金がないんだ……

バイトの給料日に食べる安売りのローストビーフが僕のささやかな贅沢
競馬が当たったから 今日はチューハイをひと缶増やそうか
みじめだけど 僕ちょっとお金がないんだ……

ブログにニートの苦悩をぶつける
また始まったよと嘲る声が聞こえる
だけど誰に話せぬ僕だから 我慢して聞いてほしい
少しはギャグも混ぜるから 僕の声を聞いてほしい

就職ができぬならバイトをもっと入れろと言うけれど
みんなが思うほど楽なことじゃない
ごめん こう見えて僕 全力なんだ

涙に濡れた枕で見る夢 僕はボウリングの続きを投げるんだ

ニートのラブソング

2008-09-17 03:52:48 | ポエム
太陽と月のパラドックス 鶏の鳴き声はおやすみの合図

兄ちゃん寝るの? 兄ちゃん寝るよ 今宵も夢の中で誰かの悪口さ

使う宛てなき避妊具 中指入れてしゃぶれば虚しさ募るmorning

本当は君と戯れたいけれど きっと叶わぬ夢さ

胡蝶蘭の妻に放たれし欲望の雫は色なき種子

モノクロの世界で輝く君の笑顔にキスをして 愛の塗り絵をする仕事さ

Goodbye work!!

蝉のラブソング

2008-09-04 02:12:21 | ポエム
昨日までの着ぐるみは寂しさの証 廃墟の館に帰る場所はないさ

青い空は愛のキャンパス 太陽に映える君のセミヌード

今宵は君を鳴かせはしないだろう そっと唇を合わせれば二人は永遠になれるかなかな

岩のごとき僕の心に染み入る君の声 情熱の炎に油を注ぐ

見つめ合ってセミングアウト ひとつになってセミングスーン

もう帰り来ぬ最後の日曜 刹那の7days その日暮らし

去り際に放たれしは君のラブジュース

OH-何を思う 幻の夜さ