Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

オーバー・ザ・タイガーホース

2008-07-31 19:31:44 | Weblog


 クローゼットを物色していたら、こんなものが見つかった。ミニ四駆が流行ったのなんて随分昔のことだから、何ていうマシンかすら分からないけど。

 しかし、近頃は、暇さえあれば、思い出探しのために部屋を漁っている気がする。昨日なんて昔の携帯電話を充電してメールを読み返していたし、さっきまでは高校時代に付けていた日記を眺めていた。

 そんな生活をしているから、必然的にブログも後ろ向きな内容に偏重してしまう。現実を見つめようとせず、過去の記憶を食べて生きている。決して旨いもんでもないんだけど、そば屋のメリケン粉臭いカレーみたいなもんで、病み付きになる何かがある。

 最近、すっごく後悔する。出鱈目な自分の生き方に。
 オレは性格的に弱いから、他人を攻撃することで自分の心の安寧を保ってきたところがある。それは何て愚かだったかという。

 一方で、他人に何かをしたことはあったのだろうかって思う。もちろん全くないわけではないけれど、それにしたって優越感に浸るための手段に過ぎなかった。要するに、傷付いた人を慰めながら自分の幸せを確認しているだけのことで、オレはそんな薄汚れた偽善的なところがある。本気で誰かのことを思って動いたことなんて、ただの一度もないんじゃないか。

 いや、一回だけあった。高校の頃、オレと一番仲が良かった奴がクラスメートから虐められたという時、オレは本当に親身にあいつの話を聞いてやった。
 学校から帰ってくるや否や電話が掛かってきて、そのまま夕食の時間まで話す。その後、22時くらいになると再び携帯電話が鳴り、夜中まで話す。そんな普通に考えたら迷惑この上ないスケジュールに、オレは嫌な顔ひとつせず付き合った。

 でも、この電話の長さからも分かるように、客観的に見て、彼のそのウジウジした性格がイジメに拍車を掛けているのは明らかだった。だから、ある日、一緒に乗った電車の中でオレはひとこと言った。「火種を作ったのは(虐めている側の)○○や△△かも分からないけど、それに油を注いでいるのはお前自身だ」と。

 これはオレとしては良かれと思って言ったのだけど、一方で傷付いている人間に対しての言葉としてはきつすぎるという反省もあった。だから、家に着くとすぐに「ちょっと言いすぎた、ごめん」とメールをした。しかし、待てど暮らせど返信はなく、ライフワークになりつつあった長電話もこの日はすることはなかった。

 次の日、ヤツは学校を休んだ。怪我でもなければ病気でもなく。
 朝から忙しく別室に呼ばれて色々と事情を聞かれた。オレとしてはありのままを話したまでだったが、気付くとイジメに加担したことにされていて、反省文まで書かされた。あの時の屈辱だけは一生忘れられないし、忘れるつもりもない。

 とにかく、そんなトラウマもあって、オレはこの歳まで人間関係をサボってきてしまった。それは素直に反省すべきことだと思う。

 人助けと言うと大袈裟だけども、ほんのひとこと声を掛けるだけで、相手の心を変えられるっていうことはあるんじゃないか。最近、そんな風に思うことがある。

 オレ自身、周りに助けられてばかりの人生なのだから、ちょっとでも他人に恩返しをしなけりゃ罰が当たるだろう。
 オールスターを見終わった頃にはもう忘れてしまうのかも分からないが、少なくとも今のオレが抱いている偽りなき気持ちとして、記しておきたいと思う。

楽な仕事

2008-07-30 05:19:44 | Weblog
 昨日は、母と将来のことについて、楽な仕事に就きたいねぇ…なんて話をしていた。普通の親なら「仕事に楽なものなんてないよ」と不埒な息子を咎めそうなもんだが、さすがにうちの親はひと味違う。「横浜ベイスターズのクローザーなんてどう?」だって。

 確かにあれだけ弱いと、抑えはなかなか登板の機会がないだろうからねぇ。いいアイディアかも分からん。昨日は寺原も森野にサヨナラ安打を打たれていたし、大矢監督、どうか僕を使ってください。本気でグラブでも買ってこようかな。

犯罪予告

2008-07-29 06:59:41 | Weblog
 インターネットの掲示板に「太田光を殺す」と書いた奴が逮捕されたらしい。

 バカだよなぁ。本当に殺す気はなく、ウケると思ったから書いたとのことだけど、だったら「田中の残りのタマを奪います」くらいにしときゃいいのに。あるいは「太田さんの猫背を治します」とかね。お前は医者かって。

 しかし、例の秋葉原の事件以降、このテの犯罪予告が多発してるっていうじゃない。そんなことをしたって何のメリットもないのに、本当にマヌケな奴らだなって思う。思うんだけど、一方でその気持ちは分からんでもないんだな、オレは。

 捕まる奴は中学生とか高校生が多いけど、こういう年頃って難しいわけ。要するに、何かを表現したいんだけど、その方法が分からないから、時として訳の分からないことに走ってしまうっていうね。

 自分の中学時代を振り返ってみてもそうだった。オレがよくやったのは、塾とかの入口にエロ本を置いておくの。で、発見した奴の反応を遠目で見て、オレはニヤニヤしている。特に第一発見者が女の子だったりすると大興奮だったなぁ。変態か、わしは。

 まぁオレが狂っているのは言わずもがなだけど、犯罪予告だって結局はこれと全く同じなんだろう。誰々を殺すという過激なメッセージを発することで、そのリアクションを楽しんでさ。悦に入ってるという。

 でもな、自己表現方法としては最低なわけ、こんなの。だってインターネットの環境さえ整っていたら、誰でも簡単に成し得ることなんだもん。普通はやらねぇってだけでさ。

 本当の表現というのは、例えばオレがうっかり芥川賞を取ってしまったとする。そしたらそれは大多数の凡人には逆立ちしても不可能なわけで、そういうことを指すんだろう。
 芥川賞は大袈裟だと言うなら、もっと低い次元で、読書感想文コンクールでもいい。とにかく、自分にしかできない方法で勝負して、その上で第三者の評価を勝ち取って、それが初めて表現と呼べるはずなんだよね。

 犯罪予告が起こると、すぐに教育云々と絡めて眉を顰る人がいる。でも、オレは、そんなに深刻になるようなことじゃないと思う。だってそういうことをするのはただのバカであって、それ以上でも以下でもねぇんだから。警察も、少し注意だけして、すぐ帰してやったらいい。

 ただし、それは中高生の話で、たまに「30歳 無職」なんて逮捕者がいるのはマズイ。中学時代のオレと変わらない感性のままにそんな年齢に達しているのは、洒落にならんくらいにマズイと思う。無職でかつ犯罪予告って、せめてどっちかにしなきゃ。

 というわけで、あと半年でニートになる私は、犯罪予告だけは我慢しておこうと思います。で、もし仕事が見つかったら堂々と犯罪を予告する。偉いねぇ、オレ。どこがだよ。

未来予想図Ⅲ

2008-07-27 04:34:19 | Weblog
 トイレの窓から外を眺めると、ワンルームのアパートが見える。某大学の寮であるその建物は、ほとんどの部屋の明かりが点いていて、男と女の遊戯でも繰り広げられているのだろうか。

 はっきり言えば、その大学は、オレにしてみりゃ、眼中にもないようなレベルだ。よくパソコンをプレゼントして受験生を釣る学校があるいう話を聞くけど、あそこもそんな類だろう。パソコンはプレゼントする一方で、大学生に相応しい知識はプレゼントしてくれないというような大学で、いくらオレが低学歴でも、さすがに次元が違う。

 でも、オレはそんな大学の学生より下手をすると、いやしなくても、悲惨な人生を送っているんじゃないか。セックスを知らなけりゃ煙草だってやらない。趣味といえばせいぜい博打くらいのもんで、何の面白みもない、実にくだらねぇ道を歩んできた。

 思い出だって、ろくなものがない。そもそも高校すら出ていないんだから。
 その高校時代、色々あってやめようかどうしようか悩んでいた時に、学校からカウンセリングを勧められたことがある。と言っても、オレのことを心配したのではなく、オレが自殺でもした時に「学校は然るべきフォローはしましたよ」と言うための、要するに社会に対するポーズだったんだろう。

 とにかく結構しつこく勧められたわけだけど、オレは断ったんだ。冗談じゃないって。カウンセリングなんて、少し悩みを打ち明けて、そのうち気持ちが軽くなって、それでメデタシメデタシというくらいのもんだろう。
 オレはそれは絶対に嫌だった。たとえ傍から見たら悲惨な状況であっても、そうゆうことも含めてオレの人生てやつなんだから、目を背けるんじゃなしに、少しでも肥やしにしなきゃいかんだろうと。今でもその考えは変わらないし、あの時の自分の選択を誇らしく思っている。

 でも、現在のオレは何をやっている? あれから決して短くない月日が過ぎて、他人と少しは違うことを経験したんだから、本当はもっと成長していて然るべきなのに、何か変わったことはあるのかい?
 未だに人間不信は克服できていないし、暇さえあれば後悔ばかりじゃないか。あんなことがなければ今でもあいつと仲が良かったはずで、あんなことがなければ大学だってもっと高いレベルを目指せたはずで……。考えるのはいつもifのことで、言っていることとやっていることがあまりに乖離しすぎている。

 今の自分にとっての大きな問題である就職活動にしたって、オレはとんだ体たらくだ。周りが説明会に面接に精を出している中で、オレはひとり取り残されている。

 いや、本当のことを言えば、全く何もしていないわけじゃないんだ。原稿用紙10枚分のエッセイを書いて応募したし、シナリオスクールの願書を取り寄せたりもした。
 だから、少しは、ほんの少しだけは動いているのだけど、片一方でその先の一歩がすごく重い。踏み出そうとしては足がすくむ。その繰り返しだ。

 原因ははっきり分かっている。恥ずかしげもなく言ってしまえば、自分に他人にはない何かがあると思っているからだ。
 そう思う根拠は、オレはこれだけ欠落したものだらけなのだからひとつくらい秀でたものがあるだろうという、そんなもんな程度の理由なのだけど、一方でそれだけが今の自分にとっての支えだから、混沌の世界に飛び込む勇気がなかなか湧いてこない。
 つまり、自分の才能を信じる想いはオレにとっての命綱で、だとしたらそれを否定されたらオレはもう生きてゆけなくて、でもその命綱が実はしつけ糸であることを誰より知っているのは自分自身だから、切れてしまうのが怖くて、結局安全なところまで後ずさりしてしまうという、まぁそういうことだ。

 テストも終わって夏休みが始まった。就職がまだ決まっていない大学4年生にとってはラストスパートの時期だ。でも、オレはその輪から外れて、ただ淡々と日々を過ごしてゆく気がする。学生生活最後の特別な夏も、喜びも悲しみもないままに、平凡に過ぎてゆく気がする。

 甲子園を見て、オリンピックを見て、自分の誕生日を迎えたら、直に授業が始まって。周りは誰も大学に来なくなっていて、自宅とキャンパスとの往復を繰り返すだけの生活を送るうち、あっという間に年の瀬を迎えて。やがて大学を卒業したオレは学生という肩書を失って。

 そうこうしていると、気付いた時には何もかもが手遅れになっていて、オレは今以上に後悔だらけの晩年を強いられることになって……。そんな自分がリアルに想像できて、怖い。

許すまじ

2008-07-25 23:59:17 | Weblog
470円の買い物をして520円を差し出したオレに、「何、この人」という冷たい視線を浴びせた挙げ句、10円玉2枚を返してきやがった、セブンイレブンのバカ女店員。

自閉症?

2008-07-24 20:20:44 | Weblog
 やっちまった。

 今日の4限のテスト、なんと、教室を間違えてしまった。入った教室もエビちゃんのテストだったから、周りも自分と同じ教科書を持っていて、オレは何の疑いもなく試験の開始を待っていた。
 
 で、過ちに気付いたのは、テストが開始してしばらく経ってから。ふと黒板を見て、「あれ?」と。それで恐る恐るテストの監督に間違えた旨を伝えると「そのまま受けてしまえ」とのことだったけど、もうダメ。頭が真っ白になってしまって、まず問題の文の意味が全く理解できない。それで焦りばかりが募って、終いにゃ手まで震えてきて、気付いた時には60分終了。
 とりあえず解答欄は全て埋めたけど、諫早湾じゃあるまいし、何でもかんでも埋めりゃいいってもんじゃないからねぇ。落としたかも分からん。

 しかし、予定外のことが起こってパニックになるというのは、自閉症の代表的な症例だよね。
 危ないんだ、オレ。高校の頃、一時期、東名で学校に通っていたのだけど、なぜか橋の本数を毎日数えていたり。あと、これも高校時代、休み時間にひたすら鏡文字を書いていたり。無意味な作業に没頭するっていうのは、客観的に見たら、まさしく…ということだと思う。

 それでも知能面での障害はないと思っていたけど、最近はそれも怪しいからな。他人が当たり前に出来ることがオレには出来なかったりするし、冗談半分、本気半分でちょっと心配になることがある。脳病院に行ったら、何かしらの欠陥は見つかるだろうな(笑)。笑いごとじゃないけど。

白黒>カラー?

2008-07-23 02:38:56 | Weblog
 昔から思っていたのだが、テレビでも映画でもコピー機でも、先に白黒のものが作られたのは何故なんだろう。

 オレの感覚で言わせてもらえば、ありのままを映し出すカラーより、元の色を白と黒に変換する手間がある分、技術的に難易度が高そうな気がするのだけど。

 みんな、当たり前のように、カラーは白黒より優れているという図式を受け入れているけど、オレは到底納得できません。分かりやすく教えてくれる人、募集中。

海の日

2008-07-22 18:38:49 | Weblog
 昨日は海の日にも関わらずテストのために大学に行った。

 アッタマ来ちゃうよね。平塚なんてバリバリ湘南だから、いかにも海に行くような恰好をした奴ばかりなわけ。アロハシャツにグラサンなんかしてさ、お前は田代まさしか!って感じ。

 せめて海の気分を感じたくて、携帯電話で「波乗りジョニー」を聞いたんだけど、余計に虚しくなった(笑)。明日からはまたテストかぁ。日本国憲法、難しすぎ。

漫才38~モナ岡騒動、洞爺湖サミットetc...~

2008-07-21 19:03:33 | 漫才
「山本モナと二岡の不倫騒動が話題になっているね」
「女の方が問題なのも間違いないけど、二岡もどうかと思うなぁ」
「まぁ右ふくらはぎの怪我で2軍落ちしていたわけだからねぇ」
「でも真ん中の足は元気だったってことか」
「やめろよ、その居酒屋でオヤジが言いそうなギャグ!」
「二岡の夜のバットはどうだったんだろうね」
「知るか!」
「やっぱり短小だったのかね? 遊撃手(ショート)だけに」
「上手くないからな!」
「しかし、不倫したのが二岡じゃなくて多村だったら大変だったな」
「どういうこと?」
「膣痙攣で次の日の試合に出られない、なんて」
「あるわけないだろ!」
「あるいは騎乗位で骨盤骨折とか」
「だからないって!」
「手マンで指を折っちゃったり」
「しつこい! 大体、多村だってセックスくらいしたことあるよ!」
「そうだよな。いい歳して童貞なのはこのオレ様くらいだろう」
「威張って言うな!」
「山本モナの陰に隠れたけど、北海道でサミットがあったんだろ?」
「別に隠れてないけど。確かに洞爺湖でサミットが行われたね」
「キングボンビーを連れた社長でもいたのかね」
「桃太郎電鉄のサミットカードじゃないんだよ!」
「あるいは、ぶっとびカードを使って稚内あたりにゴールインしたのはいいけど、次の目的地が高知とかでさ。他の奴らは中国地方や九州にいて大ピーンチ、みたいな状況だったのかな」
「だから桃鉄は関係ねぇよ! 長々と訳の分からないことを言うな!」
「桃鉄だと、サミットをしても、みんなで宴会して終わりというパターンが多いんだよな」
「ま、それは実際のサミットでも同じなのかも知れないけどね」
「環境問題なんかは最重要課題だったにも関わらず、大した進展もなかったんだろ?」
「そうそう」
「インドの首脳の周りは空気の環境が悪かったらしいしね」
「やめろよ! 何てことを言うんだ!」
「もうすごい臭いがしちゃってさ、CO2とか言ってる場合じゃなかったって」
「だからやめろ!」
「しかし、洞爺湖サミットの陰に隠れたけど、あの田代まさしさんが遂に出所したらしいね」
「それは隠れてもいいよ! まぁ会見なんかもやって、久々に公の場に姿を見せたんだよね」
「だけど、ちょっと雰囲気が痛々しかったな。呂律も回ってなくてさ」
「確かに」
「刑務所生活は悲惨だったと言っていたけど、頷けるよな」
「まぁねぇ」
「だけど、それをすかさずネタにしてしまうところは流石だったけど」
「え、何か言ったの?」
「『また刑務所に入るくらいなら死んだ方がマーシー』」
「言うわけないだろ!」
「しかし、マーシーの陰に隠れたけど、原油高で苦しむ漁師たちが補助金交付を訴えてストをやったらしいね」
「だから隠れてねぇよ! まぁストと言うかはともかく、一斉に漁を休んだんだよね」
「原油高に喘ぐマグロ漁師と掛けて……」
「何だよ、突然!」
「原油高に喘ぐマグロ漁師と掛けまして、琴欧州と解く」
「……その心は?」
「ツナ(tuna・綱)がとれない」
「上手く纏めてるんじゃねぇよ!」