Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

オヤジに捧ぐ鎮魂歌

2007-05-31 23:47:00 | Weblog
 昨日の帰り、大学からのバスに乗っていてると、途中で変なオヤジが乗ってきたんだよ。ブルーカラー丸出しの作業着にボサボサの頭。ろくな人生を歩んでいないことが一目瞭然だった。

 でもボクは結果的に彼を過小評価していたのかも知れない。近寄り難きオーラを身に纏ったそのオヤジから放たれる体臭ときたら! くさやをアンモニア漬けにしたような、その臭い。何がオヤジをそうさせるのか。そしてオヤジはどこに向かうのだろう。オヤジはボクに何を伝えたかったのか。

 いや、これは誇張じゃない。もう冗談抜きで半端じゃなかったのよ。思わず「この乞食、バスから降りろ!」って言いたくなったもの。まぁオレも最近は随分丸くなっちゃったから我慢したけどさ、5年前の自分なら間違いなく言ってたな(笑)。

 でも隣に座っていた酒鬼薔薇クンへの嫌がらせは考えていたんだよ。オレがそのオヤジに席を譲って、間近で香りを嗅がせてやろうかって。結局、オレも立ちたくないから見送ったけど、今思えば実行すれば良かった。前にファンタグレープにガムシロップを入れた時のように、まさか気付かないなんてことはないだろうな(笑)。

蔑老の日

2007-05-30 23:46:02 | Weblog
 昨日の帰りに電車に乗っていたら、途中で婆さんが乗ってきたんだよ。ハイキングの帰りとおぼしき格好で、いかにも座りたげな目でこっちを見ていたけど、オレは無視していた。

 こんなことを書くと、「何て薄情な奴なんだ」と思われるかも知れないけどさ、でもちょっと考えてご覧よ。何で勉学に勤しんでクタクタになっている学生が、遊びの帰りみたいな変な婆さんに席を譲る必要があるっていうのか。そりゃシルバーシートだったら譲った方がいいけど、そうでなけりゃほっときゃいいんだ、そんなもん。

 だいたいさ、その婆さんだって、ハイキングでは山みたいなところを平気で歩いていたわけだろ。そんな人が電車では立っていられないというのも、随分怪しい話だよ。せっかく足腰を鍛えるためにウォーキングをしたんだから、それを生かさせてやる方が、よっぽど爺さん婆さんのためになるってもんじゃないか。

ヘッドハンティング

2007-05-29 16:50:40 | Weblog
 少し前に、誕生日だったお母さんの首を斬って、その首をバッグに入れて出頭したという奴がいたでしょう。また例によって“犯罪心理学者”とやらが、「自分の内なる悪を母に投影した」なんて訳の分からないことをワイドショーで言っていたけれど、冗談じゃない。こういう残虐な事件が増加したことについて、オレは全く違うところに原因があるとみているんだよ。

 要するに個々の死生観が希薄になったってことだよ。死生観というのは死への哲学のことだけど、日本人の死への向き合い方と来たら稚拙なことこの上ないものね。特にドラマなんかではその傾向が顕著だ。
 例えば草薙剛が主演で、余命があと一年だっていう設定のドラマがあったじゃない。別に感動した人に水を射すつもりはないけど、あのドラマが最たるもの。クラスの合唱を見ながら眠るように最期を迎えたけど、人間が死ぬときには必ず少しは苦しい表情をするはずで、死の負の面から目を背けた最悪の表現だった。『失楽園』もそうだけど、死の臭みを消すことで殺人や自殺を助長するのが分かってないんだね。

 逆に、そういう観点でみると『バトルロワイヤル』ほど素晴らしい作品はないんじゃないの。暴力シーンだけをあげつらって理不尽な批判を受けたけど、オレは、『僕の生きる道』と真逆の表現、つまりああやって死体を汚物のよう描くことで、逆説的に命の大切さが分かるのだと思う。極限の状態に追い込まれた時の人間の危うさを教えてくれることも含めて、人生観の形成における最高のテキストに違いないはずだよ。

 とか何とか書いてたら、母からメールが来た。「帰りに福神漬けを買ってきて」だって。人をこき使いやがって。いつか首を斬ってやる……。

悪文

2007-05-28 13:55:03 | Weblog
 携帯電話の競馬サイト内のコラムを一部抜粋


・アサクサキングス
京都でナムラマースを0.3秒ちぎって重賞を勝ち、東京でも2勝。生粋の軽い芝が向いていることは疑いようのない事実です。前走のNHKマイルCは道悪が敗因。あの敗戦で人気が急降下するようなら狙い目として浮上します。問題は、距離短縮されたマイルからの一気の4ハロンもの延長でしょう。


“軽い芝”に“生粋”という修飾をする意味が分からん。どうしても軽い芝の適性を強調したいなら、「軽い芝を非常に得手としているのは疑いようのないところ」とでもすべきだろう。このコラムの中だけでも3回ほどこの表現が使われているくらいだから、ご本人はお気に召されているようだけど、いかんせん耳触りが悪すぎる。
 とか何とか言うと「お前の文章はどうなんだ」という突っ込みが聞こえてきそうだけど、私はお金を貰って文を書いているわけではないので、でも許して欲しい。ところで競馬に好きな私は威風堂々と繊細な気持ちを私は持っているであったのであるが、しかし許して欲しいだとコンセンサスを購入せよとすべからく思ったべきである。

日本ダービー回顧

2007-05-27 23:41:17 | 競馬
 牡馬に混じってどうかと思ったけど、ウオッカは強かったなぁ。本当は股に何か付いてるんじゃないの?と言いたくなるような勝ちっぷりで。凱旋門賞にも登録があるというけど、そこも軽く勝っちゃうんじゃないか。

 オレが本命にしたヴィクトリーは惨敗。スタートでアオって道中も引っ掛かって、あれじゃ勝てるわけがない。やっぱりダービーで田中勝春を買っちゃいかんってことだな。サクラプレジデントの過ちから何も学んでいないんだもん。

 最後に、今年の菊花賞馬は今日のダービーには出走していなかっただろう、と怪しげな予言をしておく。

日本ダービーfeat.目黒記念

2007-05-26 15:01:35 | 競馬
 明日は東京優駿&目黒記念。まずはダービーの予想から。

◎ヴィクトリー
「皐月賞は有力馬の差し損ねに救われただろ」とか「田中勝春がダービーを勝てるのか?」とか不安点を挙げればキリがない。ないんだけども、サンデー産駒がいなくなった最初のダービーくらいブライアンズタイムが勝ってくれなきゃ、という心情からこの馬を頭にする。

○フサイチホウオー
オレはずっとこの馬の実力に懐疑的だったんだけど、前走を見て、始めて「ああ、強かったんだなぁ」と思った。親父がジャンポケだということも含めて、やっぱり有力なのは間違いない。

▲タスカータソルテ
ダービーで有力馬から降ろされた武豊が、ここで何かしないはずがないだろ。ちなみに京都記念勝ちでトニービンが入った馬にはハーツクライがいる。あの馬と同じような乗り方をしてほしいね。

 以上馬単2点勝負。アドマイヤオーラはどう考えても府中の2400で飛んでくるイメージが湧かないので、自信の消し。
 目黒記念は印だけ。

◎アドマイヤモナーク
○ポップロック
▲トウカイトリック
△ココナッツパンチ
△アドバンテージ
△チャクラ
 
 大穴狙いだけど、意外と自信あり。ちなみにあと30分ちょっとで発走の金鯱賞はアドマイヤメインから。

継続は坂口力なり

2007-05-24 23:58:40 | Weblog
 昨日は授業が入ってなくて暇だったから、一日をかけて、過去の記事を読み返していた。まぁ色んなことを書いてきたけど、改めて考えてみるとOne-wayを始めてから約一年半になるんだよね。この飽きっぽいオレがよく続けてきたと思うなぁ。

 何で途中でやめようとしなかったのか。自分なりに分析してみると、オレ、どんどん“自分オタク”になってきている気がするのね。要するに考えていることをアウトプットすることで、より深く自分を知ろうとしているというか。不特定多数に向けての文章という意識は殆どなくて、自分だけに宛てて書いている。これはとどのつまりセルフプレジャーで、そりゃ気持ち良くて続くわけだ(笑)。

 でも最初の頃は違ったんだよ。常に読み手を意識していて、だから敢えて過激なことを書いたりしていた。「爺さん婆さんを殺せ」とか「障害者は社会の隅っこに引っ込んでろ」とかね。爆弾を投げ付けることでその反応を楽しんでいたんだけど、だんだんそれに疲れてきた。それでどんどん文章が内向的になってきたわけだね。

 もう一つ、最近ブログについてゲラゲラ笑っちゃったことがある。普段生活をしてる時も常に「これはブログのネタになる」とか考えている自分に気付いたんだよ。要するにブログのために生活をしているようなもんで、これじゃあ本末転倒だなって思った。
 でもオレ以外にもそういう人ってのは案外多いんじゃないの。例えばインターネットの掲示板にたむろしているような連中がそうでしょ。バーチャルな世界にアイデンティティを求めることが果たして健全なのか、もう一度みんなで考えた方がいい気がするね。何だかワイドショーの安っぽいコメンテーターみたいなまとめだけど(笑)。

武豊降板!

2007-05-23 23:39:57 | 競馬
 今年の東京優駿は面白いぞ。何とあの天下の武豊が有力馬から降ろされた! いや、タスカータソルテの陣営に依頼され、そちらの勝算の方が高いと踏んだ可能性もないわけではないけれど、武豊自身の日記を見る限りでは、クビになったと受け取るのが自然だろう。

 G1では、毎度多くの有力馬の中から騎乗馬を選ぶ武豊。そんな彼がよりによってダービーで降ろされるというのは物凄い衝撃だよ。いまいち分からない人のために、喩えで説明しよう。


・某讀賣巨人軍の名リードオフマンが、監督の陰謀で某神奈川球団に飛ばされたくらい。
→回りくどいよ。しかも分かりづらい。

・去年のコナミなんちゃらかんちゃらシリーズを制覇した某北海道球団の自称エースが、(勝利投手の権利を得る直前の)5回途中で降板させられ、監督を批判。謹慎処分となり、リーグ優勝の祝賀会に参加出来なかったくらい。
→だから回りくどいって。誰も金村のことだと分かってくれないよ。あ、いけね。名前を出しちった。

・中村俊輔がダバディの相棒に干されたくらい。
→これは分かりやすいかも。

・アンダーなんちゃらかんちゃらの反町監督は、横浜フリューゲルス時代、サラリーマンと選手を兼任していた。
→もう武豊の降板関係ないし。ただの豆知識。

・ちょっと前まで日本代表のGKだった楢崎はフリューゲルス時代、正GK・レゲエ森が審判に暴言を吐き1年間の謹慎処分になったおかげで、お鉢が回ってきた。実力でレギュラーを勝ち取ったわけじゃない。
→もひとつフリューゲルス情報。大ファンだったのよ、あたし。

・横浜フリューゲルスは、確かセレッソ大阪と柏レイソルが加入した年に、欧州のクラブチームからまとめて三人引っ張ってきたことがあるけど、誰だっけ。
→聞いてどうする。

・ジュビロ磐田の中山雅史の父儀助は静岡訛りが極めて強い。
→このへんで今日の日記はお開きだら。

帰ってきたありす

2007-05-22 13:00:20 | ありす
 超お久しぶり! ありすですっ!

 この前、お兄ちゃんとテレビを見ていたら、ニュースで“赤ちゃんポスト”のことを取り上げていたの。キャスターたちはみんな神妙な面持ちで「親には子供を育てる義務がある」とか言っているのに、お兄ちゃんは終始ヘラヘラ。きもーいと思いつつ、横目で眺めていると、お兄ちゃんの頭の上で豆電球が光ったの。蛍光灯じゃない、豆電球だよ、豆電球。蛍光灯だと死んじゃったみたいだからね。

 そのあともずっとニヤニヤしてるから、ありす、意を決して「どうしたの?」って聞いたの。そしたらお兄ちゃん、私を押し倒してきた。「何をするの!」。ありすがそう叫ぶと、お兄ちゃんは一言、「子作り」。「赤ちゃんポストのお陰でやっと生で出来る」だって。まったく、ろくなことを思いつかないんだからぁ。

 でもちょっと待って。ありすはまだどっちみち妊娠なんてするはずがないよ。私がそれをお兄ちゃんに伝えると、お兄ちゃんは顔を真っ赤にして「嘘を付け! お前が生理用品を使ってるのを見たぞ」なんて言う。いやいや、あれはアテントだから。まだ私はおねしょ癖が抜けないから、死んだおじいちゃんの紙オムツを使っているだけだって。

 まったくお兄ちゃんはおっちょこちょいだよね。きっと滑り止めの指キャップをコンドームと勘違いするタイプ。でもそんなところも引っくるめて、ありすはお兄ちゃんがだーい好き! これからも末永くよろしくね!

オークス

2007-05-19 23:46:36 | 競馬
 オークスはベッラレイアから薄め狙い。でもどのみちやる気は起こらないレースだね。ダイワスカーレットを蹴飛ばそうと思ったら、風邪を引いて回避しちゃうし。アグネスタキオンが二冠を達成出来るわけないって楽しみにしてたのになぁ。
 それに引き換え、来週のダービーは非常に面白そうだね。アドマイヤオーラを降ろされた武豊がどんな騎乗を見せるか。ま、オレはタスカータソルテの方が勝算があると踏んでいるけどね。