住所パワー

　授業をサボってインターネットを見ていたら、こんなものを見つけた。その名も住所パワー。住所を入力すると、パワーを数値化して出してくれるらしい（←そのまんまの説明）。

　で、測ってみたところ、私の住所のパワーは1446pt。半径1.5km内の施設から数値を叩き出しているそうだが、これは高いのか低いのか。我が家に隣接する変電所はプラスなのかマイナスなのか。近所から自殺者が出たことは鑑みられているか否か。山下清さんはなぜ記者会見をしたのか。分からないこと大杉蓮。

覚醒剤の禁断症状

　ゼミ中に堂々巡りで考えていたこと。

　オレは２，３回しか使ったことがないから分からないけど、覚醒剤って切れると非常に辛いって言うじゃない。もうとにかく体が欲してしまって、とにかく早く次のシャブをキメたいわけでしょう。でもよく考えてみるとさ、それはあくまで自分が覚醒剤を打ったという自覚がある場合なんだよね。自主的に摂取したからこそ、切れたことが認識できるわけだ。

　じゃあ無意識に覚醒剤を摂取した場合はどうなる？　例えばカミさんが味噌汁に入れちゃったとしてさ、旦那さんはまずは妙なテンションの高さになるけど、クスリが切れるにしたがって、どっと辛くなる。そうなったとき、やっぱり覚醒剤が欲しくなるんだろうか。もちろん意識下では欲するのかも分からないが、今の自分の辛さの打開策として、覚醒剤を見出だせるかと言えば、よく分からないよね。

　これ、旦那さんがもし本能で覚醒剤を打ったらすごいと思うけど、誰か試してみてくれないかな。被験者はもれなく光GENJIに入れます（笑）。

ジャパンカップ

　先程終わったジャパンカップ。週の半ばまではメイショウサムソン本命のつもりだったんだけど、ふと天皇賞が鉄砲だったのが気になって。シンボリクリスエスと同じく３着くらいじゃないかという読みはズバリだったんだが……。よりによってアドマイヤムーンかぁ。ま、インティライミを軸にした時点でお話にならないんだけど（笑）。でも、エンドスウィープに勝たれるくらいなら、ウオッカかポップロックに勝ってほしかった。

　それから常日頃思っていたことだけど、競馬中継に女は要らんよ。安田とかいうサラ金のおネエちゃん、競馬もろくに知らねぇくせに口を挟むなっていうの。スタジオには岡部元騎手もいたっていうのに、小朝知らずにもほどがある。ふぁ～～い。

漫才31～泰葉、ＫＹ、亀田騒動～

「今年は残暑が厳しかったけど、ここにきて急に寒くなったね」
「ホントに。うちの弟も寒いせいかなかなか布団から出てこなくて、毎朝オレが『起きろよ』って声を掛けるんだけど」
「へぇ」
「そうすると『ふぁ～～～い』って」
「泰葉か！　それが言いたかっただけだろ！」
「しかし最近、訳の分からない言葉が流行ってるらしいね」
「ああ、“ＫＹ”とかね」
「“風が呼んでいる”って意味なんだろ？」
「違うよ！　“空気読めない”だよ！　風が呼んでる、なんて誰も使わないよ」
「訳が分からないって言えば、ちょっと前に“オナ○○”なんて言葉があったよな」
「あったあった」
「同じ学校だと“オナ学”、同じクラスだと“オナクラ”なんて」
「そうそう」
「同じペットを飼ってると“オナペット”」
「やめろよ！　それは今、お前が考えたんだろ！」
「同じ穴のむじなだと“オナホール”」
「くだらねぇよ！」
「同じ膝だと“オナニー”」
「それは強引すぎるだろ！　もうやめろ！」
「しかしやっと沈静化しつつあるけど、亀田騒動は凄まじかったな」
「三兄弟の次男大毅が内藤大助選手との試合で再三反則をし、父親や兄貴もそれをけしかけたってんで叩かれたんだよね」
「今更だけどさ、やっぱり大毅は切腹すべきだよな」
「もう勘弁してやれよ」
「だって王さんなんて、世界王者になったにもかかわらず腹を切ったんだぜ」
「それは癌の摘出手術だろ！　くだらねぇこと言ってんじゃないよ！」
「しかし内藤って人もさ、あの後色々なテレビ番組に出てたけど、なぜかいつも目の上に絆創膏を貼ってたじゃない」
「そうだね」
「事務所費の問題でもあったのか」
「赤城元農水相か！　あんなのと一緒にするな！」
「それにしても、内藤選手はこれからも色々なテレビに出るのかな」
「そうだろうね。弁の立つタイプっぽいし」
「でも失言には気をつけないとね」
「まぁね。注目されればされるほど、揚げ足取りも多くなるしな」
「現にこの間『亀田は反則を生む機械』とか言ってたし」
「また安倍内閣の問題児か！　いい加減にしろ！」

我が母校から逸材が

・夕方の県内ニュースによると、スペインのアトレティコ・マドリードというチームのテストに、オレの出身高校の選手が合格したらしい。レアルならオレでも知ってるけど、このチームは有名なのかな。ま、あの高校には何の思い入れもないからどうでもいいけどさ（笑）。

・昨日の経営倫理論という授業で、教授が「憲法というのは民衆が権力者を縛るために存在する。だから政府が憲法改正に躍起になるのは間違いで、やっぱり安倍はバカだ」というようなことを言っていた。この理屈は何かおかしい気がしてずっと考えていたんだが、要はあれだね、一般人が憲法の草案を書けるわけないじゃんってことだ。だから国民の代表である国会議員に案を出させ、その上で国民投票で賛否を問うわけで、間接的ではあるけども、憲法を作るのは国民とも言えるわけだろう。今までその手続き法もなかったことを思えばやはり安倍さんは評価されるべきで、小島の意見は誤謬だと思うね、オレは。

・今知ったけど、来年から西武が「埼玉西武ライオンズ」に改称するらしいね。どうせ地域密着とか言うんだろうが、何だか弱くなりそうな予感。非常に失礼な話だけど、埼玉って、何て言うか、負のイメージが強すぎるんだよね（笑）。

・一昨日は野球の大学・社会人のドラフトだった。オレも指名されたらどうしようかと思ってドキドキしていたけど、結局、見送られてしまった。原因をよく考えてみたら、オレ、プロ志望届けを出し忘れてるじゃん！

・来年からジャパンカップダートが１週繰り下がって、阪神の1800ｍで行われるらしいね。どうせなら2000でやればいいじゃん、と言いたいところだけど、あのコースは何故か異様に前が残るから大きなレースには不適格か。もうどうせ地方競馬なんて未来がないんだから、ＪＲＡが（唯一芝コースのある）盛岡競馬場を買って、そこでダートチャンプを決めるのはどうだろう、なんて思ったりもするけど。

・今週末のジャパンカップは、外国馬のディラントーマスが回避を決めたらしいね。あーあ、この馬を蹴飛ばせば、メイショウサムソンからでも馬券を買えるかと思っていたのに……。一気に興味が削がれたなぁ。

・来年から競馬の100円元返しがなくなるらしい。要するに、どんなに単勝が被っても110円は付くわけだけど、普段、ＪＲＡ批判を生業としている連中はどんな反応をするんだろう。亀田問題におけるやくみつるみたいもんで、正義を振りかざすフリをしてオマンマを食ってる奴ってのがオレは一番嫌いだけどねぇ。

ホコタテ

　昔々、ある薬屋の店主が、２種類の薬を褒めちぎっていました。

「この薬の効き目は凄いぞ。１錠飲むだけでどんなに深刻な勃起不全も簡単に治っちまう。ペレだってこれを飲めばびんびんさ」

「こっちの薬も凄い。何と性欲を減退させる作用があるんだ。これを飲めば、ジュビロの菊地も少女に手を出さなくなるだろう」

　そんなある日、ひとりの客が店主に疑問を投げかけました。

「では、その薬を両方飲んだらどうなるのですか？」

　店主は返答に困り、プッツンしてしまいましたとさ。

ＫＹ

　最近、ＫＹていう言葉が流行っているらしいね。Ｋ（空気）Ｙ（読めない）の略だそうだけど、それじゃ「空気読める」だって頭文字を取ればＫＹじゃん。そもそも、オレみたいなゴーイングマイウェイの人間からしてみたら、場の空気を気にしてばかりいる奴って凄く小さいと思うけどね。何でみんな周りをそんなに気にするんだろう。よく分からない。

　それはそうと、訳の分からない言葉ってのはたくさんあるよね。確かオレが高校生の頃だったかな、「オナ○○」ってのが流行ったことがあった。最初はテレビで知って「こんなバカな言葉を使う奴がいるのか」って思っていたら、やがてオレの友達も「オナクラ（同じクラスの意、らしい）の誰々がさぁ」と使いだしやがって。そいつも含めて周りの奴が頻繁に使うのを聞いて心底嫌だったオレは、ある日、こう言った。

「お前ら、オナクラだのオナ学だの、訳の分からない言葉を使いやがって。じゃあ同じペットを飼っていたら何て言うんだ」

　お前が一番ＫＹだって。

小沢イチロー

　がっかりした。本当にがっかりだよね。小沢一郎の一連の騒動。辞任を示唆した時、マスコミでも言われていたように、オレも一部の民主党議員を引き連れての新党設立だと思った。思ったし、それが小沢一郎だろうと。そういうやばいことが出来る数少ない政治家だからこそ、未だに小沢の信奉者はいるわけだしね。

　でも蓋を開けてみたら、何だって、あれは一時の感情で口にしてしまっただけなんだって？　それで元の鞘に戻るって、何だそりゃ。慰留する奴も情けないけど、それに応じる小沢さんはもっと情けないよ。大体、会見では民主党を見限るというような発言すらあったはずだ。小沢一郎という、これまでヤドカリのように常に新しい住処を探して動いていた人が、今さら住み心地の悪い貝に固執する必要がどこにあるっていうんだろう。

　マスコミには批判されてたけど、密室で二大政党の党首が会談したことなんてどうだっていいんだ。政治なんてそんな綺麗事じゃままならないし、そもそも小沢さんてのはそういう闇を感じさせるからこその魅力もあったわけだから。だけど問題なのは、今回でその闇がまやかしというのがばれてしまったことだよ。あっちにこっちにゆらゆらゆらゆら、さながら振り子のように動いちゃってさ。これぞ本当の小沢イチローじゃないかって。

夢路

　街のネオンを窓に映して、列車が夜を駆け抜ける。レポートをやっていたため帰りが遅れたが、その分乗客は普段より少なく、夜景を独り占めにした気分だ。オレは高校、予備校、大学と電車を使ってきたから電車歴はかなり長いが、思えば夜の電車に頻繁に乗るようになったのは大学生になってからかも知れない。高校では帰宅部だったし、予備校では自習はおろか授業さえまともに出ていなかったからだ。

　いや、予備校時代も一度だけ遅くに電車に乗ったことがある。川崎競馬場にジャパンダートダービーの馬券を買いに行った時のことだ。ＪＤＤと言えば３歳のダートチャンプを決める大一番なのだが、なんのなんの、その日は自分にとってはもっと大事な模試の日だった。そんな重要なテストをすっぽかせば当然予備校から厳しく叱られたが、それは特に堪えはしない。それより「オレは偏差値なんていう訳の分からない数字に一喜一憂する連中とは違うんだ」という優越感が何倍も優っていた。

　列車は熱海に着いた。ちょうど平塚と吉原の中間点だ。電車はここが終点なのだが、向かいに浜松行きの車両が留まっている。みんな我先にと急ぐが、別に慌てなくてもいいじゃないか。混んでいるわけでもないんだから。そんなことを考えながら敢えてゆっくり歩く自分に、我に返ったもう一人のオレが苦笑いする。あんたの「自分は周りとは違うんだ病」は未だ健在のようだね……。

　それにしても今夜は冷える。そういえばとくダネの天達が「今年一番の冷え込みです」と言ってたっけ。ただ、気温以上に寒く感じる気がして、それがなぜかと考えてみると、きっと乗客の目が死んでいるからだ。部活に疲れた高校生、仕事帰りのサラリーマンにお先真っ暗の乞食。立場は違えど、誰も全く同じ目つきで、人間らしさのかけらもない。これじゃあまるで屠場に運ばれる豚じゃないか。

　そういえば高校時代、オレも教師から家畜同然の扱いを受けたことがある。学年主任の化学の教師に、ニワトリのように首を絞められたのだ。理由は話せば長くなるが、簡単に言うと、友達を庇ってオレが罪を被ったということ。もちろん自分が良かれと思い、勝手にやったことではあるが、ひと言、そいつから労いか謝罪の言葉がほしかった。人間が他の生物と違うのは情があるところなのだから、それを蔑ろにするのは動物扱いをされたも同然。オレは二重にショックだった。高校の２年でオレが学んだのは、人間の善意は金魚すくいの紙よりも薄く、悪意の水で簡単に破けてしまう。だから他人に依存しすぎてはならないということだ。

　考え事をすると時の経つのがとても早い。あっという間に我がホームタウンに到着だ。しかし腹時計だけは正確なようで、オレに空腹を伝えてくれる。労いをこめてお腹をさすってやると、意外に厚みがある。何だ、やっぱりオレは豚じゃん。そう思うと、どっと気怠るくなって、やるせなくなって、そんな気持ちを振り払うため、オレは右手を目一杯に回し家路を急いだ。

予言者

　一週間ほど前の話。私が原動機付自転車で家路を急いでいると、突然、後ろからきた原付に追い抜かれた。何だよと思い確認してみると、その相手はオレと同世代とおぼしき女性。抜かれるとカーッとなる性分のこちとらは思わず小声で叫んだ。「このバカ女、警察にとっ捕まるか事故で死ね」と。いや、小声で叫ぶってのは矛盾だけど、感覚的にはそんな感じってことね。

　でね、しばらくすると捕まってたんですよ、ホントに。オレ、おったまげちゃった。ファーストインプレッションは「ざまあみろ」だったけど、だんだん怖くなってきて。死ぬ方が当たらなくて良かった、それがせめてもの救いだと。オレね、正直、金正日の辛さが少し分かった気がした。言ったことが全て叶ってしまう独裁者てのは、案外傷付くものなんじゃないか。

　ま、とにかくオレの予言は当たってしまうわけで、私の周りの人は私から恨みを買わない方がいいかもよ？なんて。