Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

某事件のよくある質問

2023-02-23 10:27:42 | Weblog
Q.嫌いなAさんがパクられたと知ってどう思った?
A.テレビやネットより先に電話で事件を知ったので、ただただ驚くばかりだった。最初のうちは「会社から離れてもなお、Aに振り回されるのかよ」的な被害者意識があったことは事実。ただ、俺の立場でそういう感情を持つのは正しくなかったと、今は思っている。


Q.Aさんってどんな人?
A.見てくれとは裏腹に小心者。気の小ささがめちゃくちゃ悪い方向に作用していたイメージ。「オフィスに盗聴器仕掛けてる説」は立証されたけど、要は陰で何言われてるか不安で仕方なかったんでしょ。


Q.そんなAさんと折り合い悪かった理由は?
A.複合的な要因による結果としか言いようがない(笑)。理不尽な仕打ちに反発もしたけど、基本的には変に刺激しないよう配慮しまくっていたし、最後の最後まで好かれる努力は続けたつもり。まぁ繊細な者同士って相性悪いよね。腹の探り合いになりがちだから。人として好きなのは繊細で思慮深いタイプだけど。


Q.もう2人パクられたけど、そっちとの関係は?
A.H君は先輩で、最初の頃は相談者について色々教えてくれた恩人。S君はヤバめの虚言癖があって、意識的に距離を取っていた。Aにはめっちゃ気に入られてたけど。


Q.他に社員はいなかったの?
A.もちろんいたけど、現場の主要人物がパクられた印象かな。でもAのフィリピーナ嫁がノーダメだったのは意外っちゃ意外。


Q.あなたの会社での立ち位置は?
A.役職はなかったけど、サイト周りに関しては中心的な役割を担っていたのかも。Aのマネジメントは独特で、毎日記事を書いてるのに一切アップさせてもらえない人もいた。かく言う自分も最後の半年は干されていたけどね。


Q.干された原因は?
A.一昨年秋に家宅捜索が入ったらしい(俺は行政指導と聞いてた)けど、それがきっかけ。あの時はAがひどく落ち込んでいて、歯医者のために取った有休を返上してまで修正を手伝ったんだけどね。


Q.ところでなぜお前はパクられていない!?
A.一番大きいのは運かも。たまたま俺にとって不利益な情報が出てこなかったのかもしれないし、クビを切られたことすらプラスに作用した可能性はある。あと、あの会社で書いた記事をよそに持っていくつもりだったけど、なかなか離職票が送られてこなくて計画遅れたのもラッキーだった。移籍先で同じ仕事してたら、だいぶ心証悪かったよね。


Q.刑事さんの取調べは怖かった?
A.自分不利になりうることまで正直に喋ったので、そこまでピリつく場面はなかった。仲良かったおばちゃんは「○○攻撃は実在すると思ってた」路線で攻めた結果、こってり絞られたようだけど。


Q.検事さんの取調べは?
A.取調べ自体より、空港の金属探知機みたいなゲート潜らされたり、変なバッジ付けさせられたり、中に入るまでの段取りが多すぎて疲れた。


Q.H君に判決が出たけど、どう思う?
A.妥当かどうかは判断しかねるけど、執行猶予もらえたのはよかったんじゃないかな。出会う人間を間違えただけで、世の中には彼より悪いヤツなんてごまんといる。俺もその1人だと思う。


Q.Aさんは否認してるみたいだけど?
A.彼へのアシストになりうるので喋らなかったけど、普段から「俺の仕事は人助けだ」と言って憚らなかったのは事実。一方で、現場は相談者を「パラ(paranoiaの略)」という隠語で呼んでいたとも聞いている。AにとってH君が自白したのは大誤算だろうけど(口裏合わせできるとタカ括ってたはず)、なんにせよ今の戦法には無理があるでしょ。「部下有罪、上司無罪」とか意味分からんし。弁護士から執行猶予は難しいと言われてて、ワンチャン狙いってことなら理解できるけどさ。


Q.ところでお前、ちゃんと反省してるか?
A.もちろん反省しているし、懲りました。今思うと去年秋ごろは精神的に不安定で、変な夢もたくさん見た。これは神様からの警告だと思って、今後は自分の能力を適切に使います。


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