Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

仕事とオリンピックの話

2021-07-22 10:16:14 | Weblog
●ここをいつまでもほったからしておくわけにいかないと思い、gooブログのアプリを落としてみた。仕事以外でキーボード叩きたくない病に罹患してしまったので、スマホで気が向いた時に投稿してみよう。
 
●とにかく仕事が大変。同じ内容で記事を書き続ければ発想も尽きるし、産みの苦しみと闘う毎日。正直、相談者のメールは支離滅裂すぎて参考にならないし、いいネタがあればこっそり教えてほしい。
 
●レギュレーションでがっちり縛られた医療系の記事もそれはそれで書きづらいし、何かもう色々大変。
 
●近しい人ならみんな知っているように俺は死ぬほどズボラな性格だが、仕事だけはストイックにやってきたつもり。ただ、どれだけ頑張っても報われる気配が全くないのが悲しい。どれだけ今が辛くても、少しでも明るい未来が描ければいいのだけど。
 
●俺は文字単価3.5円未満の仕事は受けないと決めているが、クラウドワークスなど見ると0.5円くらいの募集が溢れている。こういう仕事を受ける人には2点の理由から怒りを覚える。まずwebライターの価格破壊に加担していること、そして文字単価から逆算してwebライターは2000字/hで書いてナンボという風潮を生んでいることだ。
 
●webライター側にもスピードこそ正義と考える人はたくさんいる。そんな正義感は悪質なクライアントを喜ばせるだけじゃないのか。そもそも0.5円じゃ2000字/hで書いても真っ当な生活をできるかどうか怪しいのに。
 
●中には「スピードを上げるためにはキーボードを叩いているようじゃダメ、音声入力を使いましょう」なんて言う人もいる。もはやギャグとしか思えないが、そんな方法論が大真面目に語られる世界だ。
 
●自分の文章を読み返して「ひっでぇな」と思うことはたくさんあるが、それでも俺は0.5円ライターとはレベルが違うというくらいの自信はある。このブログでは趣味性100%の記事ばかり書いてきたけど、決してそれしかできないライターではない。数字的な成果もしっかり出してきた。
 
●それでも大した収入を得られていないのが悲しい。自分の能力をマネタイズする才に恵まれなかったことを恨むばかり。その原因については散々考えてきたけど、本当は年上のしっかりした奥さんとかもらった方がいいんだろうね。
 
●話題は変わって、オリンピック開会式のアレコレで火の手が上がっている件について。月曜に仕事で書いた記事(まだアップされてないみたい)で俺なりの向き合い方をしたので、Twitterやブログには何も書かないつもりだったが、世間に抱く違和感を少しだけ表明してみたくなった。
 
●いじめが良くないという感情と、いじめた人を叩きすぎるのは良くないという感情は、ひとりの人間の中に同居しえないのだろうか。シンプルな勧善懲悪になびく世の中が健全だとはどうしても思えない。
 
●いじめっ子を擁護した(風にネットニュースに書かれた)人まで叩かれているのを見ると、世間がいかに「自分にとって心地よい情報」だけを求めているかがよく分かる。太田光の意見を全肯定するつもりはないが、自分と違う意見を「逆張り」と決めつけ、多勢に無勢で反対意見を封じ込めるのはもっと肯定できない。
 
●数十年後、ネットリンチいかんという風潮になったとして、2021年ネットリンチに参加した人たちは時代を言い訳にしないのか。
 
●今回はネットリンチされる側がかなりエグいから太田や俺のような意見は歓迎されないが、木村花を自殺に追い込んだ人だってきっと正義感に駆られてリプを送っていたのだと思う。正義を振りかざして人を殴れば拳は痛まないけれど、それが果たして正しいことなのか。
 
●「いじめは良くない」「不倫は良くない」は全部正論。ただ、それを大義名分に人を殴ることは肯定されるべきじゃないと俺は思う。悪人に石を投げるのが善人とは限らない。
 
●昔の俺なら「○○や△△を読んで楽しんでいるのは行間の読めないバカばっか。そういう奴らがネットリンチに走る」とか書いていたんだと思う。ただ、そう言ってしまえば正義を振りかざす人と変わらないし、それらを楽しむ人を傷付けることにもなる。過去の自分の言動が正しかったとは全く思わないので、なおさらどうやって結論付ければいいか分からない。
 
●結局、多数派に属せない俺みたいな人間は何も発信すべきじゃないし、イタコ芸で陰謀論まき散らす記事を書いているのがお似合いなんだと思う。
 
●色々と面倒な世の中だけど、純粋にオリンピックを楽しみたい。俺は開催の是非で揉めていた頃から「中止になるわけないじゃん、1億円賭けてもいいよ」と思っていたので、誰か1億円ください。