清き１球

　今日は参議院議員選挙だけど、どうしよう、まだ入れる党を決めてないや。

　つーかね、ぶっちゃけ、オレは政治に全く興味ないわけですよ。「誰に入れても一緒だろ」というありきたりの意見じゃなしに、単純に関心が持てない。暇だから恐らく選挙には行くけど、ニート優遇の政党ってどこ？　誰か教えて（笑）。

　とか言うと、すぐに「政治オンチの無教養な奴」とレッテルを貼られそうだが、オレは政治好きが偉いとは思わない。だって、結局は好き嫌いじゃん。例えばある党がミステイクを犯したとき、それが自分の支持政党なら全力で庇うし、敵だったら全力で叩く。評論家ですらこんな調子なのは、討論番組を少し観ていれば分かる。

　喩えるなら、巨人の補強を汚いと言うトラキチが、某アニキを崇め奉るようなもんだね。彼が赤いユニフォームを着ていたのは記憶から消し去っちゃったのかしら。そのレフトがやっと自由になったかと思えば、同じく広島から獲った新井もこっそり連続フルイニング出場を続けているという（笑）。かたやジャイアンツは本当に魅力的なチームへと変貌を遂げたのにね。

　要は、政治も野球もレベルは一緒なわけで。だったらオレは野球を選ぶよって話。パ・リーグは面白いぞ。昨日の岩隈と涌井の投げ合いは熱かったし、ダルビッシュも訳の分からん変化球を次々に開発するし。ワンシームとか高速チェンジアップとか、一体何なんだよ!?　フォーシームとスライダーだけでも抑えられるんちゃう？とか言うのはきっと野暮（笑）。

　そして、我らがソフトバンクホークスだけど、今日の先発は岩嵜かぁ。頑張れ、イケメン投手！

どすこいギャンブラー

　例の野球賭博のニュースを見てオレが真っ先に思ったのは、「琴光喜は博打で勝負勘を磨いたから大関まで上り詰められたんじゃないの？」と。

　自分は競馬を少々嗜むのでよく分かるけど、全てのレースを的中させるのは無理なんだよね。目安としては、３レースに１回当たれば上手い部類。野球の打撃と同じで、どんな天才だって失敗の方が圧倒的に多い。

　それで収支を黒に持ってゆくには、いかにして賭けるかを全力で考えなくてはならない。当たり馬券と出会った時にどれだけの額を入れられるか。予想自体と同等のレベルで、張り方も重要になってくる。今流行りの３連単多点買いでは、結局控除率の罠に嵌まるだけだろう。

　相撲だって一緒だ。常勝を義務付けられる横綱ならいざ知らず、番付けを上げてゆく段階ならば、まずは効率良く星を拾う方法を模索する。対戦相手は突きが得意なの？　あるいは組むと強いの？　はたまた内舘先生の叱責を覚悟で立ち合いに変化すればいいの？　常にクレバーな判断が求められる。

　とにかく、今回解雇された琴光喜に貴闘力、彼らは本当に気の毒だと思う。大体、興行関係なんて暴力団とは切っても切り離せないわけで。名古屋場所を中止すべきとの声もあるようだけど、皆さん、ちょっとウブすぎやしないか。

「お前、野球にばかり賭けてないで、来場所に賭けろ」。そんな洒落たことを言える人がひとりでもいたらなぁ。