Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

漫才42~混沌の未来~

2009-04-09 04:04:29 | 漫才
「ついにインターネットがなくなったな」
「テレポートで世界中に飛んでゆける現代では、一部のマニア以外には不要な物だったからね」
「しかし、笑ったのは、インターネットを追っての殉死者が出たんだよな。去年、薫和天皇が崩御した時にも、そんな奴はいなかったのに」
「やめろよ!」
「いっそのこと、インターネットを天皇にすればいいんだな」
「意味が分からないよ!」
「もう迂闊にインターネットの悪口言えなくなっちゃってさ」
「言ったっていいよ、別に!」
「繋がるの遅せぇなって言った日にゃ、不敬罪」
「インターネットが遅いっていつの時代だ!」
「鎌倉時代の頃は恐らく遅かったんじゃない?」
「そんな昔にインターネットなんてねぇよ!」
「じゃあ江戸時代くらいか」
「まぁもうちょっと後だと思うけどね」
「その頃と変わってないのは『笑っていいとも』くらいだろうな」
「そうかもね」
「今やタモリも50代目だもんな」
「そんなわけないだろ! まだ13代目だよ!」
「初代タモリの頃なんて、客席には生身の人間が座っていたらしいぜ」
「適当なことを言うな! タモリといえば、オープニングで客席をレーザー攻撃するのがお約束なんだから」
「だから当時の決め言葉は『明日診てくれるかな』だったらしい」
「そんなわけねぇだろ!」
「しかし、あの番組も最近マンネリだから、たまには刺激的なゲストを呼んでほしいな」
「例えば?」
「21代目トルーマンとか」
「ああ」
「『今日はお土産に原子爆弾を持ってきました』なんて」
「持ってくるんじゃねぇよ、そんな時代遅れなもん!」
「明くる日のゲストには18代目GHQが来日してね」
「GHQは世襲制じゃない!」
「『お土産に日本に平和憲法を持ってきました』」
「今時どこの国だって持ってるよ! いい加減にしろ!」


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