Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

2014年を笑い飛ばそう

2014-12-31 19:00:44 | 漫才
「今年ももう終わりだけど、色んな事件があったね」
「一番笑ったのは佐村河内守だな」
「自身は作曲せずゴーストライターに丸投げしてたんだよね」
「でもアメリカのTIME紙で特集が組まれたりもしたんだろ?」
「そう。“現代のベートーヴェン”という書かれ方をした」
「実際は“現代のバッハ”だったのに」
「だとしたら本当にすごいってことになっちゃうだろ!」
「耳が聞こえないってのも嘘だったんだよな」
「そうそう」
「実は目が見えないだけだったという」
「違うよ!」
「鼻が詰まっているだけだったりしてね」
「障害ですらないだろ!」
「他にも有名人で障害を騙った人がいたりするのかね?」
「いや、どうだろう。あまり考えたくはないけどね」
「浜崎あゆみとか怪しいよな」
「いきなり名指しにすんなよ!」
「乙武さんも実は手足があったりして」
「不謹慎すぎるだろ!」
「実はトレーナーの中に隠してるだけ」
「やめろよ! 小学生か!」
「小倉さんも本当は髪がフサフサだったりしてね」
「そんなわけねぇだろ!」
「そのツッコミはおかしくないか?」
「うるさい!」
「それから食品の異物混入も話題になったよな」
「ああ、特にぺヤングの件はショッキングだった」
「一体誰の仕業なんだろうな」
「いや、工場の衛生管理の問題であって故意ではないと思うけど」
「きっと犯人は宇宙人だな」
「えっ?」
「UFOに乗って地球にやって来た」
「上手くねぇよ!」
「ここだけの話、昔からぺヤングに異物が入っていることは知ってたんだよね」
「いやいや……」
「俺がぺヤングを買うと必ずゴキブリの卵が入ってた」
「そんなはずないと思うけど……」
「ちっちゃくて茶色いボール状の卵が」
「それは肉だよ! 気持ち悪いことを言うな!」
「確かマクドナルドでも同じようなことがあったよな」
「そうそう」
「スマイルに邪気が混じっていたという」
「違うよ! チキンナゲットにビニール片が入っていたと言われてる」
「俺も前にハンバーガーを食べたら変なモノが混じってたんだよな」
「またかよ」
「緑色をしていて試しに食べてみたらすごく苦かった」
「それはピクルスだ!」
「しかしこうも色んな食べ物に異物が入っていると怖いよな。何を信じればいいのやら」
「それはほんとそうだね」
「いっそ食べ物じゃないものを食べればいいのかな?」
「どういうことだよ」
「人肉とか」
「いい加減にしろ!」

つるっぱげのトナカイ

2014-12-18 19:20:54 | ありす
しぇしぇしぇ! しぇしぇしぇ!
お子様ランチと脱法ドラッグが大好物のアリスだじぇ!!!

てかさ、クスリでも打たねーとまぢやってられないんすけど。
このストレス社会を乗り切るのにドラッグは必要不可欠。
皆様、そう思いませんこと?????
おにいたんは相変わらずの躁鬱野郎だし、両親は離婚協議中だし。
毎日がまぢめんどーすぎるだろ。
まぁ生きてると色々ありますわな。
あたしゃもう疲れましたわよ。。。

話は変わるけど、もうすぐクリスマスがあんじゃん?
そんでさ、この時期になると至るところでクリスマス系のクリスマステイストな曲が蔓延ってんじゃん?
その中に「赤鼻のトナカイ」てのがあるけど、あの曲、ちょいとクレイジーじゃん?
いや、マジでそうじゃん?
今日のテーマはそんなところじゃん?

あの曲の歌詞を存じぬ者がいるのかどうか私には知る由もないが、この記事の根幹を成す部分であるため、念のためリンクを貼っておく。

で、まず突っ込みたくなるのは、、、、

夜道を照らすほどに明るい鼻って何?

テレビか何かで「トナカイの鼻は本来赤くない。しもやけで赤くなったという解釈が正しい」てな話を聞いたことがある。

まぢ重症すぎんだろ(笑)。

まぁそれはいいや。
仮に赤くなったとしましょう。
しもやけで超赤くなったんでしょう。
きっとパトランプのようだったんでしょう。
それはあたしも認めたげる。

でもおかしいのはここだけじゃない。

結論から先に言うと、、、、

トナカイ、お前サンタにバカにされてんぞ!!

歌詞から推測するに、トナカイは赤い鼻をコンプレックスに思っていたのよね?
赤鼻という奇異な例では多くの人がピンと来ないため見過ごされがちだけども、じゃあもしこのトナカイがハゲだったら?てな設定で考えると、サンタクロースまぢ鬼畜、、、とか思うの、あたしだけ?

だってそうでしょ。
トナカイさんはハゲを気にしていたのよ。
シャンプーで髪を洗うたび、くしで髪を梳かすたび、抜けゆく毛髪が排水溝を詰まらせる。
いっそ坊主にしてしまおうか。
いや、仕事柄そうもいかない。
そんな葛藤とどれだけ戦ってきたことだろう。
月日は流れ、気付けば自分はつるっぱげのトナカイに成り下がってしまった。
突き刺さる他人からの視線。
電車に乗れば隣はいつも空席。
俺だって毛があった頃は雌トナカイにモテモテだったんだぜ!
そんな武勇伝さえ今となっては虚しく響くばかり……。

そしてある日、勤務先の(株)全国サンタ連盟の上司が俺のことを慰めてくれた。
お前はハゲをコンプレックスと捉えているようだが、全然気にすることなんてないさ!
だって暗い夜道も明るく照らしてくれるんだもの!
お前さえいれば懐中電灯なんか要らないぜ!!

……。

…………。

バカにされてね?
めっちゃバカにされてね???????


ふ! ざ! け! ん! な!

サンタ死ね。

と、まぁ色々書いてきたけど、実際あたしにはサンタクロースなんてかんけーないのよね。
なぜなら、、、

パパはもういない。

そんじゃ皆さん、良いお年を~。

「Like a family?」

2014-12-16 17:50:08 | 小説
 黄昏色に染まり始めた空にチャイムの音が響く頃、ユウジは体育館の前で親友のマモルの到着を待っていた。
 ふたりは別々のクラスだったためホームルームや部活動の終わる時間などに若干の差が出ることもあったが、登下校は必ず一緒に、というのがお互いの間で暗黙の了解になっていた。

 ユウジとマモルは生まれた時から家が隣同士という、いわゆる幼馴染の間柄だった。両者ともひとりっ子だったこともあり、ユウジの側には常にマモルがいたし、マモルの側には常にユウジがいた。モンハンで遊ぶにもモンストで遊ぶにも、彼ら以外のメンバーはひっきりなしに入れ替わったが、ふたりのどちらかが欠けることは決してなかった。
 その関係性は中学に上がった今にさえも変わることはなく、共通の友人などからはホモ疑惑を掛けられたことすらあったが、それもあながち間違いとは言えず、つい先日などはユウジの家でAVを見ながらオナニーの見せ合いをしたほどだった。

 しかし、一方で、最近はユウジの中でモヤモヤした気持ちが芽生えるようにもなっていた。マモルは容姿端麗でスポーツ万能、地域で一番の進学校を窺うほどの学力。自分はと言えば、特に運動が得意なわけでもなく、勉強に至っては学年でも常にシンガリを争っていた。足並みを揃えているのは年齢だけ、それ以外の全てでマモルに先んじられている気がして、いつの日からかユウジは強いコンプレックスを抱き始めた。
 ユウジにとってマモルの側にいるメリットはたくさんある。宿題を写させてもらうことはもはや日課のようになっていたし、交遊関係の広まりはいつも彼を通じてだった。非常に嫌らしい言い方ではあるが、人気者の彼と友達でいること自体がステイタスであって、まるで高級ジュエリーを身に付けているような、そんな感覚を覚えることすらあった。
 かたや自分はどうだろう。俺と一緒にいることがマモルにとってポジティヴな要素とはなっていないだろう。いや、むしろ足かせなのではないか。自分さえ消えて無くなれば、マモルにはもっと楽しい出会いがあって、もっと充実した人生を送れるんじゃないのか。

 そんなことを堂々巡りで考えながら、一体どれだけの時間が経っただろう。気付けばマモルの足音が聞こえてきた。

「ごめん。待った?」
「待った。すげー待った。iPhone6が3台買えそうなくらい待たされた」
 気持ちとは裏腹の、精一杯の笑みを作って、ユウジはそう言った。
「じゃあガラケーなら100台買えちゃうな」
 一見訳の分からぬ返しだが、これもまたマモルらしさだった。頭脳明晰でありながら、ちょっぴり天然。そんなところも彼が皆から愛される理由なのだろう。

「もうだいぶ日も短くなってきたな」
「ああ」

 ユウジの微妙な心理状況を反映するかのように、今日はどこか会話がぎこちない。それとも普段からこんなものなのだろうか。
 そんな空気に耐えかねた彼は、街にそびえたつ鉄塔に夕陽が隠れたその瞬間、決意を持って切り出した。

「お前は、マモルはさ…、俺のこと……、友達だと思ってる?」

 思いもよらぬ質問を投げかけられた友は一瞬面食らった様子を見せたが、すぐに明るい声色を使って言った。
「俺はお前のことを家族同然の存在だと思ってるさ」

 マモルの顔、左半分が紅く染まった。

 明くる日、閑静な住宅街に不似合いな喧騒によって起こされたユウジがカーテンを開けると、何台ものパトカーが幼馴染の家の前に止まっていた。居ても立ってもいられず家を飛び出すと、隣人曰く、マモルが同居の両親と祖父母を殺害したのだという。

 独りの通学路、俯き加減に歩くユウジはアリの行列を見つけると全力で踏み潰した。寂しく笑う彼の顔、右半分を朝日がそっと照らした。