Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

ザ・居酒屋

2007-10-31 05:51:09 | Weblog
 朝帰り中に思い出した小ネタ。

 私の高校生の頃、学校の近くに「ザ・居酒屋」という店があった。こじんまりとしていて、客が入っていくのも見たことがないような店だったが、個人的にはこのネーミングに猛烈な違和感を抱いていた。居酒屋の“い”は母音なんだから、正しくは「ジ・居酒屋」だろうと。色んな友達にその説を披露したが、結局誰からも同意を得られず、それが私が高校を中退した遠因になっている……わけはない。

天皇賞

2007-10-29 12:11:19 | 競馬
 あーあ、目の付け所は良かったのに……。昨日の天皇賞、オレはカンパニーからアグネスアーク、アドマイヤムーンの馬単2点買い。結果だけ見たらメイショウサムソンの圧勝だけども、一瞬カンパニーが突き抜けそうなシーンはあっただけに悔しくてしょうがない。2安打ピッチングで負けた川上憲伸と同じくらい悔しい。

 あ、今調べたらカンパニーとアグネスアークのワイドでも70倍付いてるのか。1000円だけでも買っとけばなぁ。

菊花賞

2007-10-21 01:54:28 | 競馬
 明日は一年でもっとも楽しみなGⅠ菊花賞。電話投票の口座の10万円弱を全て突っ込む覚悟だ。万が一外しても、銅線を売って金を作ればノープロブレム。

◎アサクサキングス
○ホクトスルタン
▲ヴィクトリー
△マンハッタンスカイ
△ローズプレステージ
△ロックドゥカンブ
△ドリームジャーニー

 本当はホクトスルタンを軸にしようと思ったんだが、外枠に入ってしまったからね。ホワイトマズルの逃げ馬に賭ける。
 単穴のヴィクトリーは兄貴同様の菊適性に期待。連下ロックドゥカンプは、人気のここは押さえまでだが、有馬記念はドカンと狙うぞ。

亀田バッシング2

2007-10-19 15:11:04 | Weblog
 昨日も書いたように、オレは亀田本人より、それを嬉々として叩く連中に嫌悪感を覚える。その理由はもう長々と書いたけども、本当のことを言えば、あんなの後付けの理由だという気がしてならない。じゃあ真の理由は?というのが今回のブログの趣旨です。

 遡ること、5年余。オレが高校生の頃、テレビの企画でイジメの特集があった。そこには普段学校で虐められているという奴が数人出ていたのだけれど、司会者にマイクを向けられると彼らは揃って口にした。「(自分たちが虐められるのは)教師のせい、学校のせい、社会のせい……」。
 何だそりゃ、と思った。じゃあ自分自身は打開のために何か努力してるの?いつまでも周りのせいにして何か建設するの?と。自分では何も行動しないくせに、いじめっ子を目の前にしたらマトモな反論も出来ないくせに、テレビではいっぱしのことを言うのが信じられなかった。オレも当時は色々あったけど、こいつらの側の人間にだけは死んでもなりたくないと思った。

 それ以来、オレは相手を選んで喋る、口だけの人間を極端に嫌悪するようになった。もちろん状況はだいぶ違うけれど、今回の一件で亀田を叩く奴らも、結局はここぞとばかり粋がる、テレビに出演したいじめられっ子と何ら変わらないように思えてならない。
 亀田なんてどうだっていいんだ。あんなのただのバカなんだから。でもオレの嫌悪する人種は、自分を正当化しようとするだけタチが悪いんじゃないのかな。

 ……と、ここまで書き終えてふと思ったけど、オレが喫煙者迫害を見るにつけ抱く嫌悪感もここから来てるのかも知れないな。

亀田バッシング

2007-10-18 14:23:11 | Weblog
 昨日、亀田の次男と親父が謝罪会見をしたらしいね。例の試合、亀田大毅は再三再四の反則を犯したわけで、その落とし前をつけるのは当たり前なんだけども、片一方であまりの批判の多さに気味の悪さも感じる。ここぞとばかりに批難する連中を見るにつけ、何て言うか、心底嫌だなって思う。

 要するに、今の亀田親子は叩くには恰好の存在なわけだけど、それゆえにエスカレートしすぎるのは怖いってことだよ。もちろん上に書いたように亀田にも大きな非はある。だけど、その叩きやすい奴を叩くって心理は、弱い者イジメをするイジメっ子のそれと全く同じなわけじゃない。スケープゴートを見つけて徹底的に叩くのは、イジメの常套手段だ。去年、そのイジメが社会問題になった時、定義は「虐められる側がイジメと感じたら」とのことだった。その考えを支持していた連中は、一度、亀田家にどう思ってるか聞きに行くべきだろう。ついでにモンゴルの朝青龍のところにも行ってほしいくらいだ。赤福と白い恋人の菓子折を持って(笑)。

 もちろん亀田を叩きたくなる気持ちはオレにもよく分かる。亀田親子という絶対的な悪の対極に自分をおけば、たとえ本心は野次馬根性でも、さながらヒーローのような気分になれるわけだから。その快感は想像に難くない。だけど、それが何になるっていうのか。オレね、正義の仮面を被った輩が一番卑怯で、それこそ亀田以下と言っても過言じゃないと思う。繰り返すけど、ここ数日の亀田バッシングは、普段何も言えない連中がここぞとばかりに粋がってるようで心底嫌だ。

ノー・キリスト

2007-10-13 23:48:00 | Weblog
 昨日は途中で授業を切り上げて街をぶらぶらしていた。ちょうどテスト期間にあたるのか、高校生もたくさんいて、街は心なしか普段より明るかったのだが、その光を切り裂くように、ひとりの男がこちとらに話し掛けてきた。「キリスト教に興味はありませんか?」。田吾作ヅラのしなびたオヤジだが、いわゆるクリスチャンネームってやつなのか、胸には「セバスチャン」というプレートを付けていた。

「ちょっとそういうの分からないんで」と小走り気味に逃げるオレ。相手の迫力に気圧されてそう言ったのだけれど、本当は全く興味がないわけではなかった。生きる意味に死ぬ意味。信仰がその答えを導いてくれるのなら、キリスト教はもちろん、オウムだろうとライフスペースだろうと、オレはのめり込んでしまうかも知れない。

 色々悩んでいた頃、本屋で手塚治虫の『ブッダ』を立ち読みしたことがある。だいぶかみ砕いた表現になっていたので、おバカなオレでも大体の理解は出来たが、輪廻などは所詮、頭で考えた理屈のように思えた。仏教といえば、修行を積むと悟りを開けるとも言われるが、要はあれも眩暈か何かなんじゃないか。飲まず食わずで座っていたら、幻覚で何か見えた気になるのも無理はないだろう。

 要するに、仏教なんぞそれほど大層なものではないのだろうが、近頃の新興宗教はそれに輪をかけていい加減だ。どれもこれも「○○したら幸せになれますよ」のオンパレード。オレが思うに、宗教てのは「人生は辛いもんですよ、苦行ですよ」と説くことで、その苦行から解放されること、すなわち死を相対的に明るく彩るものなんじゃないか。現世利益を謳った時点で、宗教を名乗る資格はないと思う。

 最後に一応言っときますが、私は別に何か宗教に嵌まってるわけじゃないですからね。母の元には、選挙前になると、大して親しくもない同級生から電話があるそうだけど、何なんだろうね、あれ。

漫才30~エリカ様、CS開幕、緊急地震速報~

2007-10-12 14:16:07 | 漫才
「今年は残暑が長かったけど、ようやく秋らしくなってきたね」
「……別に」
「何だよ、いきなり! 沢尻エリカか!」
「しかし彼女もさぁ、自分の映画の宣伝であの態度はないよな」
「まぁな。しかも、司会者の富永美樹さんも共演者の竹内結子さんも事務所の先輩だってんだからな」
「周りの関係者は1リットルの冷や汗をかいたらしい」
「うまくねぇよ! しかし秋と言えばプロ野球も大詰め。今年から始まったクライマックスシリーズでは、既にパリーグの各チームが熱戦が繰り広げているね」
「セリーグももうすぐ始まるんだろ?」
「うん、明日から」
「どこが優勝するんだろうな」
「もちろん有利なのは巨人だけど、個人的には阪神が怖いと思う。後ろのピッチャーがしっかりしてるのは、短期決戦では大きなアドバンテージだから」
「確かに。ナベツネなんか『JFKを暗殺したい』とまで言ってたらしい」
「言ってねぇよ! J(ジェフ・ウィリアムス)F(藤川球児)K(久保田智之)はジョン・F・ケネディのパロディだけど、そこまで真似すんなよ!」
「それからヤクルトの古田も遂に引退」
「まぁ年齢が年齢だけに仕方ない面はあるけど、ここ数年は出場試合数も少なかったし、もう少し頑張って欲しかったね」
「今後は、民主党から選挙に出るって話もあるんだろ?」
「そうそう。普通、有名人は参院選と相場が決まっているけど、民主は衆院選での推薦も視野に入れているんだ」
「でも個人的には政治家なんかになってほしくはないなぁ」
「そう?」
「過去に賭け野球をやってたかも知れないし」
「古田がそんなことするわけないだろ! それからパリーグでは、優勝候補の筆頭に挙げられていたソフトバンクが3位に甘んじた」
「今年は多村を獲得したりして盤石の体制だったのに、この成績じゃ王さんも辛いだろうね」
「まぁね」
「最近はないはずの胃が痛んでるって話だぜ」
「やめろよ! でもその王監督も、クライマックスシリーズ敗退後、来期いっぱいでの辞任の可能性を示唆している」
「オレはてっきり今年で辞めるのかと思った」
「まぁ確かに体もしんどいだろうしね」
「仰木さんみたいにシーズン中にお陀仏しなけりゃいいけどな」
「だからやめろって! 表現が露骨すぎるよ!」
「王さんも1人じゃ大変だろうから、王監督ロボを何体も用意しておくしかないな」
「言ってる意味が分からないよ!」
「調子に乗ってたくさん作り過ぎちゃったりしてね。これぞまさしく『101匹ワンちゃん』」
「うまくねぇよ! それから10月に入って郵政3事業の民営化など色々あったけど、緊急地震速報の始動も大きなニュースだね」
「何なの、それ」
「地震の初期微動にはS波とP波という2種類の揺れがあるんだが、両者には伝達速度の差がある。それを利用して、大きな揺れが来る直前に地震を知らせるというものなんだ」
「へぇ、凄いな」
「でも問題点も指摘されている。大きな地震を直前に知ることでパニックになり、かえって被害を大きくするのではと言う人もいるんだ」
「なるほどね。難しい問題なんだな」
「そう」
「効果を確かめるにも、早く大地震が来てほしいネ」
「そういうことを言うなよ!」
「でも真面目な話さ、デメリットもあるとはいえ、こういう情報を出してもらうのはいいことだよな。色々な使い道があると思うから」
「確かにね」
「例えば緊急地震速報が出たら、速やかに寝たきりの爺さんをタンスの下に運ぶとか」
「やめろよ!」
「でもこれなら完全犯罪だぜ。斧を使わずとも家族を殺せる!」
「いい加減にしろ!」

ワーキングプア

2007-10-10 01:03:31 | Weblog
 最近、報道番組などでワーキングプアという言葉がよく聞かれる。これは派遣社員のような働いても満足な収入を得られない人を指すのだけれど、そこから派生して、純粋に働く人をワーキングピュア、オウム事件の実行犯をワーキングポアと呼ぶらしい。嘘だけど。

 しかし、どうしてこんな世の中になってしまったんだろう。マスコミは格差社会の一端だと言うが、本当にそうなんだろうか。オレは、かなり疑わしいと思っている。もちろん正社員になりたくてもなれない人もいるのだろうけれど、その片一方で派遣社員に安住している人も多いような気がしてならない。社会と向き合うことに、夢を持つことに臆病で、そのエクスキューズとして派遣に甘んじている人も少なからずいるんじゃないか。

 日本は戦後、目覚ましい経済発展を遂げた。結果、三種の神器はもちろん、携帯電話にパソコンまで手に入れたわけだけれど、それが何だって思うことがある。生活は豊かになれど生きていることの充実感は得られず、カラカラ回るペダルを延々と漕いでいるような、妙な虚しさだけが残る。一所懸命になればなるだけ空転して自分を傷付けそうな気がして、前にも横にも踏み出せない。これならば高度成長期のように、生活に不自由はあっても、社会も個人も、確実な成長の刻みを付けられた頃の方が何倍幸せだったかと思ってしまう。

 こんな閉塞感に満ちた世の中を政治なんかが変えられるはずがない。安倍さんの掲げた「美しい国」というフレーズは随分批判もあったけれど、福田首相の「自立と共生」もそれに負けず劣らず観念的で、具体的に何をどうしたいのかは皆目分からない。それは安倍さんや福田さんが悪いと言いたいのではなくて、今の日本はそんな言葉遊びで誤魔化すほかなくなっているってことだ。そこまでこの国はどん詰まりになっている。

 ライブドア前社長の堀江貴文は、逮捕直前、宇宙ビジネスを打ち出して話題になった。あんなバカ野郎を庇う気は毛頭ないけども、彼もまた生きていることに何とか意味付けをしたかったんじゃないか。巨万の富を築いてもちっとも充足感はなくて、少しでもギアを重くしペダルの手応えを感じたくて、ああいうビジネスに走った気がしてならない。話の規模は違えど、堀江もワーキングプアの連中も、全く同じ悩みを抱えていたのだと思う。

 じゃあオレはどうしたらいいんだ。今は答えが分からないフリをしているが、数年後、何事もなかったように社会に溶け込む姿が目に浮かぶ。