Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

日本人の美学

2005-12-30 22:01:58 | Weblog
漫才は今日も書けませんでした。明日は絶対書きます。
しかし、そもそもどれだけの人があんな漫才を楽しみにしてくれてるかは疑問だけど(笑)。
今日も少し真面目な話題を。

今年の後半は構造計算書偽造問題が世間の大きな話題になりました。
確かに素人が見破れるはずがないわけで、住人の方々は本当に気の毒だと思います。
また彼らを助けるために、税金を投入することは当然でしょう。
税金というのは困った人のために使われるべきだし、そもそも国が審査を通してしまったわけですから。

そう断った上で言わせてもらえば、助けてもらう側が厚かましい態度を取るのことに違和感はあります。
それに、自分のことは自分でなんとかするという気骨のある人がいてもいいのではという気もします。

1970年代には世界中が二度の石油危機に見舞われた。
すると人は血眼でトイレットペーパーを買い尽くしました。
1993年には冷夏の影響で、全国的な米不足に陥った。
うどんでもスパゲッティでも代替品はありそうなものですが、人は奪い合うように国産米を買い漁りました。

日本人には本来「みっともない」という美学があったように思います。
しかし、戦後豊かになってその考えを捨ててしまった。
タカることは本来みっともないことなのに、平気でそれを出来るようになってしまった。
それどころか援助してくれる人にまで、難癖を付ける人も出てきた。

人は助けてもらわなければ仕方ないときだって、必ずあります。
でも、自分で何もせず、ただ頼ろうとだけする根性は醜い。
もう少し美学をもって生きる人が増えてもいいんじゃないかと思います。