スポーツ嫌い

突然だが、私はスポーツをするのが好きではない。
中学校時代にやっていたソフトテニスはそれなりに楽しんでいたが、基本的にスポーツはやらない。
しかし、じゃあ苦手かと言われればそんなことはないのだ。

今、大学の授業でサッカーをやっている。
何度も言うように私はスポーツが嫌いなので、敢えてボールを避けた動きを取る。
そして私は自分の思惑通り、的確にボールから離れた位置を確保できるのだ。
だから何だ、と言うなかれ。
これはボールがどこにくるか読めないと出来ない、極めて高度なテクニックなのである。
もし私にやる気があったなら、ポジショニングで私の右に出る者はいなかったはず。
これはＷ杯を目指す日本にとって大きな痛手だろう。
いや、世界のサッカー全体にとっての損害とも言えるかも知れない。
そりゃそうだろう。何十年に１人という逸材が埋もれてしまっているのだから。
しかし悲しいかな、私はスポーツが嫌いだった。

そう、50ｍ走で９秒近くかかるのも私がスポーツ嫌いだからなのだ。
無論、逆上がりが出来ないこともである。