みやまいの「ぷりてぃ~ウーマン」プロジェクト

カッコいい女を目指した私の奮闘記だったり、つぶやきだったり、愚痴だったり・・・

「思いをもつ」ということ。

2012-03-29 01:06:43 | ちょっと論じる
先月のことですが、大宮エリーさんの、『思いを伝えるということ展』(@渋谷PARCO)を
観に行って来ました。

最近のご活躍に加え、彼女がまだ社員さんでいらした頃にお仕事でご一緒したことがある
懐かしさも手伝い、興味を持って観に行ってみたンですが、
多くの方々の好評に反し、私は少し物足りなかったです。

あ、べつにコレ、同世代(確か同い年)で有能で注目されてる方をつかまえての
アンチテーゼのつもりではございません。(^_^;)
「アイツの何がいいわけ??」とか分かったようなかぶれた言い方して目立とうと
思ってるわけでもありません(笑)。

大変独創的で興味深かったんだけど、


なんか、


優しすぎる・・っちゅ~か、

アタタカスギル・・っちゅ~か・・。


意外なほどネガティブな要素やいい意味での攻撃的・挑戦的な要素がないなぁ~、
と思っただけ。


多分、自分が「世の中そんなに甘くはネェ」っつ~のに毒され過ぎてるんでしょうな(苦笑)、
「だからヤになっちゃうよなーー・・」という、新橋のオヤジ的なトホホ感だったり、
「でもさ~、諦めずにやるッキャないじゃん!!」という、松岡修造さん的な熱苦しさみたいなものを、
心のどこかで期待してたんだよね。

なんか、ワタシの勝手な大宮嬢像(←発音しにくい)が、そんなイメージだったんだよね~・・。


あ、もちろんそういうワケでアンチテーゼでも何でもないので、本はシッカリ購入させていただき、
昨日拙宅に無事届きました(笑)。



エリーさんの描いていた「思い」よりは、遥かにミクロな話ですが、
「思いをもつ」ということが、昨今希薄になってきているような気がします。

殊、サラリーマンの世界において。

少なくとも、弊社において・・(アレ?愚痴モード??)。



「売り上げを上げる、収益をあげる」というのがたいていの会社における大命題かと思いますが、
それさえ唱えてたら立派なカイシャインだと思われている方が多いように思います。

そんなこたぁ分かってることなんだから、声を上げるべきは、
「その実現のためにどうしたい、どうありたいか」
ということだと私は思うのですが、どうも皆さん、
「売る」「収益を上げる」というところでグルグルされてて、
「売れるものを作る」「費用を下げる」くらいのコンセプトに至ればまだマシ、
みたいな感じになってて、一生懸命具体的な「打ち手」を考えている方々に対しても、
「その結果売れるのか?」「どれくらい売れるのか?」というような質問だけが
投げかけられている状態。

経営的視点としては基本的な考え方なのかもしれないけど、
そんな当たり前のこと連呼されても周りのモチベが下がるだけで、生産的ではないと思えてならない。


日進月歩で競争が激化していて、ある一定の商品・サービスについては
大きな差が見いだせない昨今の飽和社会において、推進力の源っていうのは、
鼓舞することであって、評論や評価することではないと思う。

で、鼓舞するためには、「思い」がないと、誰からも信頼されないし、
誰も付いてこない。・・・と思う。


昔ね、弊社の広告のオリエンに同席したんですが、
広告担当者がパワポの資料を音読して終わっちゃって、たまげた。
自分が現役で広告やってた頃から比べて、あまりにも無味乾燥なオリエン。
領海侵犯を承知で口を挟み、当時の上司とともにこちら側の熱い想いを
切々と語ってしまいましたが、あとで、なじみの代理店営業マンAさんからは
お礼を言われ、Bさんからは「あの語りのおかげでやる気が出ました!」と言われました。
広告担当はあからさまにムッとしてたけどネ・・・(笑)。


そういう経験があるからこそ、いまだに私は確信している。

「思いをもつ」ということが、何よりも大切だと。

夢のような思いでもいい。
絵に書いたモチでもいい。
課題感でもいいし、心配ごとでもいい。
「誰かの言いなり」や、「流行りの猿真似」じゃなければ、
何だっていいんだと思う。(少なくとも、スタート地点では。)




今日、珍しく広告代理店さんと話をする機会があった。
元気のない(ように見えた)その広告代理店さんに、
現役広告担当ではないのをいいことに、
かなり無責任な話も含めて久しぶりにアツく語ってしまった。

私見と断って「王道や正道が見いだせなかったらサァ、
とりあえずどっかに向かって進んでみるしかないジャンねぇ」と言ったら、
「御社の方のそういう思いを久しぶりに聞きました・・」だって。
要は、何提案しても、「それでどれだけ売れるんですか?」とか、
「それがベスト解と言い切れますか?」みたいなことを聞かれちゃうらしい。
・・・可哀想に。



話は変わりますが、友人から聞いた話。
最近のワカモノ(高校前後)って、自分で好きなものを見つけられないとか。
多少の興味や関心くらいはあっても、それを「リアル」に体感しようというモチベが
沸かないから、関心が「好き」(または「嫌い」)に変わる機会がないとか。
いいのか?、そんな無味乾燥な日々で・・・・・・。


思いがあれば必ず正解でその先に必ず成功がある、なんて保証は
もちろんないけどさ、思いがないと、あらゆることから「色」がなくなって
しまうような気がして、私は怖くて仕方がない。



ウチの部署に来た、古い後輩が言ってたなぁ・・・
「今の本社には“色”が見えないですよね!?」と。

文句でも、怒号でもいいんです、極論をいうと。
「自分はこう思う」ということをぶつけ合うことが健全。
それが、色。
それが、人生の起伏であり充実感。


・・・・だと思うんだけど、最近のカイシャインやワカモノは
どういう風にお考えなのだろう。。。






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