みやまいの「ぷりてぃ~ウーマン」プロジェクト

カッコいい女を目指した私の奮闘記だったり、つぶやきだったり、愚痴だったり・・・

ネコ型ロボットから学ぶニンゲンの心。

2007-03-25 20:18:16 | ちょっと論じる
フィギュアスケートの女王争いに、今ではすっかり忘れてしまったような
清々しさ、一生懸命さ、健気さを目の当たりにし、感動を覚えた昨晩。
「日本も捨てたモンじゃないねぇ~~~・・」なんて、しみじみしながら
眠りに落ちたのですが、今朝になってみると、そんな浮かれた気持ちを
一掃してしまうような、恐ろしいことが石川県でおきてしまった。
「地震国・ニッポン」とはいうものの、ああいう大きな地震は
本当に起きないで欲しい。

阪神大震災をきっかけに、“耐震”という意識が、現代のニッポンに
広く認識されたやに聞いている。おかげで、家や道路等の設計・建築技術は
随分と向上したのではないかしら、と、素人ながら思う。
でも、それの対価が、何千人という方々の命でよかったのかというと、
どうしてもそうは思えない。


もしもニッポンが、大地震のない国だったら・・・。


ドラえもんの、「もしもボックス」が本当にあったら、
私はそういうお願いをしてみたい。



のび太くんは、今度の映画では、別のお願いをしたようですが。

昔からドラえもんファンだった私が小学生の頃に大のお気に入りだった、
『ドラえもん のび太の魔界大冒険』が、
ドラえもん のび太の魔界大冒険』と名を変えて、
今月初めより劇場公開されている。
1984年に公開された「魔界大冒険」から、気づけば20年以上が経っている。

藤子不二雄ワールドの作品は、どれも素晴らしいが、
この作品は特に素晴らしい。是非たくさんの方に観ていただきたい。
子供も、大人も。

実は私も今回のはまだ観てないのですが、84年の作品から大きく
変わってはいない前提で、強くお薦めしたい。
この作品、夢と冒険が満載されているだけではなく、
友・家族への思いやり、別れの寂しさ、未来への希望、
人生において必要な感情が、全て盛り込まれてると言っても
過言じゃないように思う。

アニメという、(話も映像も)完全なる作り物の世界に、
ここまでニンゲンとしてのキモチをゆすぶられるものなのだろうか。


「もしもドラえもんがいてくれたらなぁ・・」という願望は、
誰しもが抱いたことのあるものだろう。
リアルに現れてくれなくてもいいので、彼には、22世紀になっても
23世紀になっても、漫画・アニメの形でいつづけていただきたい。

きっと、感動を忘れた人々、悲しみに満ちた人々の心を、
時代が変わっても、いまと変わらず温かくしてくれるはずだから。



前述した地震で、心に傷を負った方がたくさんいらっしゃると思う。
その方々が、「ドラえもん」を観たら救われるかも、
なんて、短絡的なことはさすがに言わない。

ただ、災難に見舞われた方を思いやり、その方たちに対して、
自分たちでできる何かをやろうとしてくれるニンゲンが、
「ドラえもん」に触れた方々からはもちろん、それ以外の方々からも、
たくさん出てきてくれることを願っている。


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