みやまいの「ぷりてぃ~ウーマン」プロジェクト

カッコいい女を目指した私の奮闘記だったり、つぶやきだったり、愚痴だったり・・・

ミギヘナラエ。

2007-03-19 23:10:43 | ちょっと論じる
テレビドラマ最終回が続く時期ですが、
『華麗なる一族』、瞬間視聴率40%以上ですか・・・。
すごいですねぇ。

しかし、コレって単にニッポンジンが単純過ぎてるだけのような
気もするんですがネ・・・。
「流行りモノには付いてかなきゃ」っていう精神というか・・・。
本当にドラマに興味があって、ストーリーを理解して、面白いと評してるのか、
“流行ってる”という暗示にかかって面白いと錯覚してるのか、
・・・天邪鬼な私はそう穿ってしまうのです。

実は私、このドラマをほとんど観てないのです。
多分、原作読んだ方はほとんど観てないんじゃないかしら?
原作があまりに面白かった(そして報われなかった)ので、
その映像化は、絶対ムリだと思ってたから。
そして案の定、たまぁ~にチャンネルを合わせると、
映像にしてしまったがためにエラく陳腐になってしまった場面を
幾度となく目にしてしまい、ますますこのドラマから遠ざかった。
(多分、局の技術云々って話じゃなくて、それが小説とテレビの、
 超えられない境界線なんじゃないかしら?、と思ってます。)

もちろん、それでも本当に面白いと思われた方にとっては、
毎回がワクワクなドラマだったんだと思います。

・・・がしかし、最終回で40%って・・・。
明らかに、ずっと観てきてないヒトが観てるでしょ??
私とか(爆)。

弁解をするわけじゃないのですが、前述のとおり、私は原作を読んでるので、
あの話が果たして原作どおりに終わるのか、どういう締めくくりとなるのか、
といったところが観たかった、という気持ちがあったんです。
原作どおりに描かれていたら、最後のシーンはやはり心にズンと来るモノが
ありますから。
(その証拠(?)に、原作も何も知らない「GOOD LUCK」は
 ついぞ一度も観ることなく当時の最高視聴率がマークされてました。)

が、会社の後輩の中で1人、本も読んでない、テレビも1度も観てない、
というコが最終回だけ観たというのでビックリ呆れた。

案の定、彼女は何故お父さんが息子の血液型を知って愕然としていたのか、
鈴木京香さんがナニモノの役で、何故最後に泣いていたのか、ということも
まったく分からないまま、90分間のドラマを最後まで観たそうな。

・・・なにがしたかったんだろ??

いわく、「友達がみんなが観るって騒いでたから・・・」だそうな。



話は変わって、

最近、街中で「エビちゃんもどき」をよく見かける。
髪型、メイク、服装すべてがエビちゃんちっく。

数年前は眼鏡&マフラーの「ヨン様もどき」が大増殖してたけど、
そのオンナノコ版、って感じかしら?


かと思えば、えらくたくさんのオッサンたちが、「俺、都知事になるど!!」と
名乗りをあげちゃってる。


なんだかなぁ~~~~~・・・。


こういうのって、「流行に敏感」っていうのかしら?
「日本のミライに積極果敢」っていうのかしら??

言わなくない???


「あのヒトがやってるから、私(オレ)もやろう!」という、
ココロの声が聞こえてきそうですダ。

もちろん、いいなぁ~と思う方の様相を真似たくなるのは分かります。
立候補してるアイツには任せておけんので、オレが東京を変えたろう!、
と立ち上がってくださるのは立派です。

でも、何だか昨今の状況に、所謂「真似」以上に自我を感じないのは
私だけかしら? 悲しいくらい短絡的というか。
真似を真似と自覚していない虚しさというか・・・。


ニッポンジン、これでいいのかなぁ?
「みんなと同じ」がこんなに増殖して、
同じでいるだけで安心して、それが当たり前になって、
「考える」ということを忘れてしまったような・・。
質の良し悪しを、ちゃんと見極めず、
ノリというか、周りの勢いで「コレっていいジャン!!」って
崇めちゃう、みたいな。


流行の発生があまりにもカンタンで、
その流行があまりにもカンタンに去っていく。
・・こわいねぇ~~~・・・。


モノゴトをちゃんと考えて、質が見極められるニンゲンになりたいなぁ。
ナンダカンダ言って、視聴率40%の一員になってるオンナですが(爆)。