みやまいの「ぷりてぃ~ウーマン」プロジェクト

カッコいい女を目指した私の奮闘記だったり、つぶやきだったり、愚痴だったり・・・

先輩として、異動にあたってのご進言。

2006-03-25 14:35:35 | Pretty Womanプロジェクト!
昨日は、4月異動の内示が発表された。
ウチの職場は何かトラブルがあったらしく、
予定の時間までに正式な発令書が届けられず、
総括の担当課長さんがヤキモキされていた。
業務終了時間になっても届かなかったけど、
結局発令書はいつ届いたんだろう・・・?


そんな中、私が1月まで在籍していた前の部署(本社)では
無事(?)しかるべきタイミングで内示があった。・・・との連絡があった。
わざわざ連絡をくださるってのが、嬉しいじゃないか。
まぁ、たまたま前の部署の課長と電話したからなんだけど(笑)。

私の1コ下の後輩君が、4月から異動が決まった。

彼は、通常のタイミングとしては、来年の4月あたりに、
(今の私と同様)支店の係長として出て行くものなのだが、
何で今年の4月に異動なのかいな、と思ったら、
どうやら本社内で業務整理が行われ、今彼が携わっている業務を
別の部で実施することになり、業務と一緒にそのコが
その部署に移管されることとなったらしい。

本来はあまり望ましくないこういった異動、
残念ながらウチの会社ではたまぁ~にある。

内示祝い(飲み)に呼んでもらった私がお店に駆けつけ、
「オメデトウ」と伝えたら、案の定後輩クンは複雑そうな表情だった。
「・・・おめでたい・・ンですかねぇ・・・?」
実際、お昼に課長から電話でその内示の話を聞いたとき、
課長自身も予想していない人事だったので、やや不本意そうだった。
でも、そのとき聞いたのが、今回の人事には、1つ譲れない条件をつけたとのこと。

 1年間限定での在籍とし、
 1年後は(当初の予定どおり)支店に出すこと。

(本社が悪い場所というのではなく、本社漬けになってしまうと、
 それはそれで現場の様子が見えなくなってしまい、机上論ばかりの
 偏った発想しかできなくなってしまう。
 それは、育成面でもヨロシクナイこと。)


そんな話を聞いていたから、私はこの後輩くんにこんな話をしてみた。

 「確かに、業務移管に伴う人事異動って不本意かも知れないけどさー、
  キミの能力を買われて、請われての異動だとも思うからさー、
  そう思ったらモチベ(=モチベーション)も上がらないか?」
 「しかも、1年間の限定でしょ? その1年間で、企画部(←彼の行き先)の
  センスも吸収してきたら、一石二鳥ぢゃん!」
 「アンタ2週間後には結婚するんだから、いまのタイミングで
  遠隔地へバイバイじゃなくて良かったとも思わなきゃ!」

このコの携わっていた業務は説明すると長くなるので割愛するが、
私は一時期このコの業務を引き継いだことがあり、その内容が
ある程度分かっていた。
そして、その業務に対する彼の勘の良さ、丁寧さ、思慮の深さ
密かに尊敬していた。
(ってか、ガサツな私にはあまりにも向いていない仕事だった(笑)。)

折角だから、その辺の思いも伝えてみた。
ちょうど、正面に課長がいたので、課長も巻き込んで。

 「カチョー、私、あの仕事に関しては、コイツすごいなぁ~、って
  思ってたんですよぉ~~。思慮が深いし、丁寧だし。
  だから、業務移管に伴って、その辺のセンスが全く受け継がれなくなるのは、
  確かにもったいないスよねぇ~~~。」

なんて。

課長も同意して深くうなずいてたさ。
後輩くんは恐縮してさ(笑)。

 「まぁ、ただコイツ、真面目すぎて“合理化”“要領よくやる”って発想が
  ないのが難点ですがネ。 それを何とかしろよ!(笑)」
 「1年って約束は、1年後にはどうなってるかワカランですがね~~~!」

と、得意の辛口毒舌コメントも忘れなかったけど(爆)。


余談だが、そのあと、この後輩くん、課長、係長と私の4人で
リーマン飲みの定番・ラーメンを食して帰った。
(・・・なんでOGなのにここまで付き合うんだ?ワタシ・・。)


今朝起きたら、後輩君から携帯にメールが来てた。
「昨日はありがとうございます。嬉しかったです。」と。
あと、「寝過ごして小田原に行きました。」とも・・・(笑)。
(このコの実家は町田。)
さすがワタシの後輩!(爆)


ちょっと先輩ヅラしちゃったかな?
振り返ってみたら、めちゃリーマンなアドバイスばかりしてしまったけど、
異動先へのモチベなんて、考え方1つで上がりもするし下がりもする。
で、人間て意外と単純だから、モチベ次第では辛い仕事が楽しくなったりもする。
それは、過去に私が色んな先輩からかけていただいた、魔法だ。
折角だったら、先輩としては、仕事に前向きに取り組めるお手伝いをしてあげたい。
特に、今回の後輩くんのように、素直なイイコには。
キライな後輩にはこんなことしないのが私の怖いトコですが(笑)。)

私も先輩がたにたくさんの先輩に励まされて、モチベを維持してきたんだもん。
それくらいはしないとね。




---(余談)---

同じ部署にいた頃、私がこのコのことを褒めたことなんて、
まずなかったかも知れない。むしろ、おせっかいな説教して、
ムッとされていたことの方が多いかも。
褒めて図に乗られるとウザかったし(笑)。
でも、部署離れた今このコのことを褒めるからこそ、
彼には響くだろうし、助言もスンナリ聞き入れてくれるように思う。
ちょっとしたたかかも知れないけど、そんなモンじゃないか?

多分なんだけど、年齢の近い先輩に褒められるって、年配の方に
褒められるのとはちょっと重みが違うと思う。

年配の方の褒めコトバって、そもそもの立場ってものが違うからか、
内心は見下してるけど、「ブタもおだてりゃ木に登るだろう」、
ってな発想から、“手段”的に褒めてくれちゃったりしてる気がする。
あるいは、本当に好意的な褒めコトバであったとしても、
それはとてつもない勘違いからで、勝手な偶像的なイメージを
褒めてくれちゃったりしている場合もあるような気がする。
何となく、褒めコトバに距離を感じてしまう。

同じ年代って、よき愚痴仲間ではありつつも、ちょっとしたライバルで
あったりもして、なかなか相手を100%認めたりしない気がする。
相手の非を探して、何とか自分の方がデキると考えようとしたり。
そんな、「戦友」が自分を本心で褒め称えてくれたときの嬉しさって、
ココロへの浸透度が違う、っていうか、本当に響く。
少なくとも、私はそう感じる。



そんな、それこそ自分勝手な価値観を当てはめつつも、
昨日のワタシって、ちょっとイイコトした気がする。
こんな表現しちゃうと、上記の後輩くんへの言葉たちが
すべて策略的に思われてしまうかも知れないので
一応書いておきますが、上記の助言進言は、私の本心からのコトバです!!
そこンとこよろしく!


後輩とか、他人にはできるんだよね、こういうモチベアップ。
これが、自分が当事者になると、全然不得意な分野になってしまうのですが・・。


なげーよ・・・