年の瀬で折り込み広告がいっぱい挟まれて分厚い朝刊。2社の新聞を購読しているのがどれのも同じ広告のチラシが入っている。新聞受けの入り口は狭いので配達人は難儀してガタガタと音を出して入れて行く。新聞の厚さより折り込み広告が多くどっしりとした重さ。寝床にいても朝刊配達人の靴音で昨夜の積雪量は概ね判断出来る。
一晩のドサ雪で多い積雪量になると遠方から除雪車の音が聞こえ段々と近づいて来る。それより少ない積雪だと運転しているバイクは市道に止めて序の口を音もなく歩いて玄関まで入って来る。通常は静かなエンジンの音に調整して入って朝刊を入れ玄関前からUータン行く。酷い冷え込んで序の口の残雪が凍結していると車輪でバリバリと砕いて来る。
今朝は静かにエンジンも軽やかで玄関のコンクリート段は靴音も無く上がり音を立てて朝刊を入れている。秋に母の法事を行ったばかりで正月は遠方からのお客は無く静かな正月になるようだ。大晦日だからや正月だからとこだわった料理はないのだが家内は許さない。
賀状出しも終わり大晦日の昼の餅の準備で買い物に忙しく折込み広告の目玉商品を見比べている。話かけるが何食べても別に食べたい物は無く直ぐに腹いっぱいになり小食なので家内から話をかけられるが上の空で相手になっている。孫達に美味しい料理を食べさせようと元気よくはしゃぎ廻っている。
俺はグーダラでそんなに多く造っても残り物が多く無駄なのだと言っているが聞く耳は持たない。さぁ~今日も頑張るぞなんて独り言いながら精を出している。この疲れ正月過ぎるとどっと来て腑抜け顔で元気が無くなる。混雑する年の瀬の買い物、駐車場もいっぱいで大変だろうから俺も一緒に運転して行く。