小作料

2016-12-28 05:49:14 | 日記

 

農業の高齢化や担い手いない為農地の賃貸借が増えて来ている。いろんな手づる等で情報を得て借りての相談に伺うがなかなか見つからない。農地の借り手探しをお願い来た高齢者は後は安心して任せきりで耕作は止めてつもりでいる。

この頃数少ない中年で一生懸命に農業をやっている方に農地の賃貸借の件で相談を持ちかける。いの一番に跡継ぎする子供がいなくて経営規模を縮小したいが貸している農家も高齢者だけで返すにも返せないの返答。定年帰農者に話に行くと難儀して農業をやるよりは年金だけで暮らしていける話。農業経営は難しく販売金額は少なく収支決算では年金から農業経費を補っている厳しい環境であべこべに自分所有の農地も貸したい気持ちを語って来る。

特に山手の中山間地帯の農地の管理は難しい。傾斜地で車の通行出来る農道も無く面積は狭く不整形で農機具の効率が悪い。しかも近年イノシシや熊、猿等の被害が多く耕作が出来ない状況で話も持ちかけられない。なんの方策も無くいかしかた無く職務がら自分で耕作する羽目になってしまう。

経営規模拡大なんて面積を広げても平地の水田単作だったらなんとかやっていけるが果樹園地は程々の面積で沢山。特に条件の悪い土地に新たに大型機機械を購入してまで農業をやっても旨い儲けは望めない。

毎日農政局の動態調査で依頼で家族全員がそれぞれ稼働時間を記帳して年間の集計して収支決算いるので一目稜線。いろんな用件が重なり何時もの年より遅い小作料金に支払いに行く。3年毎に改正される標準賃貸借料金、今回も下がり低くなった。日中在宅電話確認して行く。若者は都会生活で孤独老人が部屋を暖めて待っている。支払いじゃ簡単に終わり領収書に押印して貰い世間話。面白く可笑しく賑やかに世間話に花で元気付けをする。

同居しても家族ではないような気を使って生活をしている家庭も多いがここは和やかな家族。ボケ防止にと子供達から様々書物がテーブルいっぱいに置かれてある。さすが俺より読書老人で斑覚えでも会話はしっかりしている。他所にも支払いがあるので程々の長居で帰宅する。