放任地

2016-12-22 05:11:59 | 日記

 

 担い手が少ない農業で所処に遊休農地が増えて来た。立派な果樹園地だったのが跡継ぎする経営者が見つからず耕作放棄地になり荒れ放題の農地。周辺の住宅や隣接している果樹園にも病虫害の発生源になり迷惑がかかっている。畑一面の高く伸びた数々の雑草、無剪定、防除のしない果樹園で地主1人では手がつけられない状態。

秋収穫で忙しい時期に地元農業仲間が集まりこの遊休農地解消案件で話合う。若者の担い手の少ない農業集落で集まって来る役員は皆会社勤めであれば定年組の高齢者に近い人達。卓越した農業技術の持ち主でも年には勝てず余所の果樹園地を借りてまで農業をする気力はない。経営規模の縮小をしなければ高齢者達は遅かれ早かれ皆これから進む道。

昔は農業の規模拡大で借り手が多く直ぐにでも探す事が出来た。今は自分の営々規模で手一杯で規模拡大で雇用を増やしても大した儲けはなく身の丈に合った経営で充分。今更面積拡大なんて自分の今経営英している農地を誰かに貸し出したい気持ちなので話掛けても載っては来ない。農業仲間がそれぞれ考えている遊休農地問題でボランテァで都合の付く方だけで解消しようと約束していた。

年開けになると剪定作業が忙しくなり春先になってしまうので急遽集まり日程を決める。師走の季節で天候の急変もあり天気情報を勘案しながら集会翌日に始める。各自伐採するにチエンソウーやノコギリ等の道具を持参して一斉に始める。急な決め事で集まってくれる人数を心配していたが20名程の協力者がいて嬉しい限り。互いに事故、怪我には細心の注意を計り伐採をする。