収穫しながら注文の玉数の大きさを撰果しながらコンテナに捥ぐ。予報通り強い西風で急に気温が下がりこれまでの薄いヤッケの防寒着では寒くていられない。高い枝や病気に犯されている葉っぱは強い風で落葉が始まる。側の里山の美しい紅葉も色が褪せてイッキに落葉する。折角のりんごもまた押し傷や擦れ傷で障害果が出る。
急な寒さで風邪でもひいたら大変なので作業小屋で注文品の発送をする。りんごばかりではなく毎月月末の送っているハエヌキ米の精米も発送する。急に米の発送する事に決めたので玄米はまだ小屋の中に保管してある。
JAライスプラントに運んで行くと直ぐには精米が出来ない。半端な袋数では無いので近くのコイン精米所が混雑しない時間に朝食もそこそこに急いで運んで行く。誰もコイン精米機にはいなかったので安心して精米をする。注文された5kg、10kg、玄米を計量小分けして袋詰めをする。
体を動かす仕事ではないので寒くて寒くて完全防寒着の仕事。精米したばかりの白米はまだ暖かく計量するのも凍えた指が解れて来る。王林の注文も様々な玉数で伝票と合わせ確認しながら慎重にする。この頃昔とは違い大箱の10kgの注文数が少なく5kg詰め等が多くなった。その分品数が多く面倒だが大切な顧客なのであり難い。
家族構成も小家族になり消費量も少なくなって来た。りんごに限らず米、果物全般で直販農家は大変だが運送業は仕事が増えて忙しい。もう直ぐ11月で早くふじりんごの玉廻しをしなければと焦って来る。