早朝から息子は今年最後のりんご防除にスプレヤーで出て行く。斑点落葉病の病気に弱い王林ほかの品種とは違い特別に防除をする。特に雨の多い年は秋の長雨で葉っぱに斑点性の病班が出来て落葉した、果実に茶色の病班が出来て落果する。今月後半から収穫に入るが伝染するのが早いので追加散布で対応する。
昂林捥ぎは後半に入り忙しくなり日中は収穫だけで軸割れ等の撰果して出果する事は追いつかなくなる。もう少しで収穫も終るのでまだ夜明け前で暗い時刻から選別してＪＡの共撰場に出荷する。夜仕事、朝仕事は昔酪農をやっていたので苦には成らない。近所迷惑が掛からない程のボリュームで携帯ラジオを聞きながら作業をする。
昨年は雹害で大半の障害果は全て１個づつ選別して出荷した。日中は収穫に忙しくて選別作業は夜仕事、朝仕事で山積みになったコンテナのりんごの選別をした。ジュース用に出荷すれば簡単だが安価で経営は成り立たない。大変だが軽い雹害果は選別して生果として販売した。思ったより値段も良かったので苦労した分手取りが増えて安心した。
今年も軸割れ。擦り傷等の障害果の市場出果の値段はまあまあで出荷している。日中は２６度で暑くて汗が出るほどの気温だが今晩からは雨風が強く段々秋空になって行く。夕方から県内には暴風警報の天気予報で収穫間際の風には弱いラ、フランスの落果が心配。
夏の高温で生育が進み５日から収穫開始の広報が配布されたが強風対策はどうする事も出来ない。テレビの映像で他所の農家の支柱で揺れを防いで対策を講じているが我家は只りんご収穫を急ぐだけ。