中性種の昂林の収穫が終り、ラ、フランス捥ぎをする。心配された爆弾低気圧の強風被害の落果は少なかったが傷等の障害果が多くある。荒撰果で実の大きさや傷、病害果等の選別で仕分けしてコンテナに小分けする。形が不揃いのラ。フランスはりんご、サクランボ等の外見での見分けして大きさの仕分け作業は出来ない。
1個毎重量計で重さを計り4階級に仕分けして正常果製品コンテナ、加工用コンテナに入れて出荷する。間違った撰果をすると撰果場での撰果では没収されるのでどこの出荷者も厳しい撰果で大変。極端に大小の違いは目測で判断して撰果をするが余り違わない大きさは計量器で計る。
捥いで直ぐの食べられる果実では無く小屋の保管したり、数日間冷蔵庫に入れてから常温状態で暫く置いて追熟をしてから食べる果実。追熟期間が長くあるのでちょっとの押し傷、切り傷、擦れ果は保管中腐れ果になってしまう。
JA出荷の他に直販用のラ、フランスの実の大きさの撰果もしてコンテナに仕分けをする。他所の冷蔵庫に一時保管して貰い11月になってから取り出して食べ頃近くになってから発送する。外見での食べ頃の判断は難しく、軟らかくなると一気に軟化が進んで食べ頃の食感と香りは逸してしまう。
なかなか難しい果物だが美味しさ、香りは果物の王様。我家でも赤みがかった庭木のナナカマドの実、青空の下ラ、フランスの収穫が始まる。