紅葉

2015-10-18 05:05:30 | 日記

 果樹園の側の里山にも赤、黄色等の鮮やかな紅葉が降りて来た。昔はマツタケや雑キノコのシメジやモダシの宝庫だった里山。暖房や煮炊きの材料の薪、ワラビ、山栗、キノコ等があり勝手に入山出来なかった。松枯れ病で松の木が少なくなり雑木が生えて来た。

 時代の流れで燃料資材の薪を使う家庭はなくなり山にに行く地主はいなくなった。自分の山の境界も分からない山の持ち主が多く荒れ放題の里山。南斜面の里山にはいろんな広葉樹が生えているが手入れが出来ないので地面には陽が射さない。入山して中を通るにも雑木がいっぱい生えて日陰になってマツタケは勿論雑キノコも出ない里山。

 前は街場の人が遊びかてらにキノコ取りに入山していたがこの頃全然駐車している車もない。猿や猪が増えて近くの水田や果樹園に被害を与えている。時折り外国製の音の高い獣退散花火を打ち上げて追い払っている。毎年猪の被害が増えて来て餌探しの水田の畔を壊したり、軟らかい圃場に入り体中に泥を塗る為稲をめちゃめちゃに倒している。他人事でない獣被害だが実際被害農家でないと大変なのは分からない。

 四季折々の美しい里山で今は紅葉を眺めながらりんごの葉摘みをする。台風17号、18号の強風被害の擦れ傷、押し傷等の被害果はあるがまあまあのりんご。注文が毎日のように郵便、ファックス等で流れて来る。美味しいリンゴを届けようと爽やかな秋の日差しを浴びながら急ぐ。