降霜

2015-10-24 04:13:28 | 日記

今朝は気温が低く薄着のヤッケでは寒がりの俺では風邪の心配。厚着の冬用の防寒着を出してジュース用のクズりんごをJA共撰場に運んで行く。大きい鉄製の籠にコンテナから入れ替えをして出荷伝票を入れて来る。ジュース用のりんごの置き場所には鉄製の籠が置かれて品種毎名札が下がっている。

 晩生種のふじ、王林の収穫は最盛期に入ってないので空籠が多い。中生種の昂林、紅玉等の入った籠は山積みになって置かれている。中には余り長い期間置かれていたので鉄籠からりんご汁が流れている。多分病害虫果や強風で切り傷、押し傷で生出荷出来ないりんごだろう。

 広い駐車場からりんごの運搬に来た県外ナンバーの長距離運送の業者の運転手が降りて来て籠いっぱいのりんごを見ながら不思議がっている。コンテナからガラガラと籠の投げ入れていると「このりんごどうしたのか?」と言葉を掛けて来る。

 農業経験の無い運転手で傷果等の障害果なんては外見からは全然判断がつかないリンゴが多く入っている。あまり酷い傷果でない王林を食べさせると笑顔で美味しく食べている。冷たい青りんごで食感が良く甘くて美味しいがこれ全部ジュース用で出すのかと驚いている。

 いろいろと農産物の生産現場では消費者が分からない苦労の話を聞かせてやる。国道を運転するに眩しい程の日の出で対抗車が見えなく顔を屈めて徐行運転で帰宅する。好天が続いて王林捥ぎも捗っていたがとうとう初霜で園地の雑草は少し白くなっていた。この天気来週は傘マークに変って高い山では初冠雪の便りの季節に入る。