小正月

2015-01-16 04:50:39 | 日記


 昔の15日は成人式や小正月行事で田舎やお店は賑やかだった。今は代わり映えの無い生活で新聞に入って来る折込広告やテレビの映像で昔を懐かしむ番組だけ。暖房の効いた茶の間でのんびりとテレビを観ている。
 小正月だから別に美味しい食べ物を食いたいなんては思わない。食いたいければ何時でも買い物の行き食べられる時代。衣類、履物にしても別に不自由を感じない。物が豊富で余っている農産物の嗜好が変ってしまう。消費者は安心、安全、安価な食べ物を欲しくなり生産者は販売に苦労する。
 なかには高級品やこだわり品の高価な農産物要望する人もいるが極僅かで大安売りのチラシでビックリしている。直販場に出店している仲間の話を聞くと様々な経費の他に店の要望や運搬に応えるに大変なようだ。
 特に冬道の凍結した道路やサクランボの最盛期の時期の店に搬入するには片手間農業では出ない。販売あっての生産だがなかなか厳しい現実で高齢者だけの農業で耕地面積の縮小の声が聞えて来る。
 規模拡大で他所から頼まれて農地を借りたが自分も高齢になり体力が付いて行かない。農地を貸した農家はまだ独居の高齢者だったり若者は農業は全然しない。借りた農地地主返すにも農家の実情が分かるので誰か借り手を探してからでないと情心で話を掛けられない。
 俺も借り手の無い農地を家族の反対を押し切り情心で借りた農地。耕作面積の縮小すれば体力的にも楽なのだが返すにも返す話を持ちかけ難くて出来ない現状。小正月も過ぎると農地の借り手探し奔走しなけらればなら無い時期になった。