正月

2015-01-04 05:24:55 | 日記

 気温の低い正月3ヶ日、家の前を通る車は少なく静かだ。今年は暮れに母の葬儀があり来客も少なく我家は静かな正月と考えていた。母は近くの施設に入所した当初はお盆、正月は1泊して我家で過ごしていた。頭はしっかりしていたがパーキンソン病が進行して段々体が効かなくなって来た。
 足指が丸ばったて歩行が困難になったり物を掴むのが難しくなって来た。施設より家に連れ出して就寝中怪我でもしたら大変になって車椅子で連れて来て茶の間で側で寝ずの番して過ごして一泊したりして正月を迎えた。昨年の正月は家に泊る事無く日中だけ茶の間で家族と一緒に好物の餅、蕎麦を食べていた。難聴で体の不自由な母だったが一緒にいるとそれなりに賑やかな正月だった。
 今年は父の7回忌で母も亡くなり寂しい大晦日から正月になるな~?と思っていた。物足りない正月?と諦めていたら側にいる子供夫婦揃って孫達が来て遊戯で遊んだり、雑煮の具を食べたりして賑やかな正月になる。
 遊び騒ぐには茶の間だけでは狭いので続き部屋の中間の戸を開けて暖房を付けて2部屋一緒に広げて遊ばせる。暢気にしていた家内も茶の間に出たり入ったり大忙しい正月。時折り吹雪き空で降雹害の傷果等で全然収穫しない平種無し柿。

幼少の頃は人間の食べ物で残り柿なんては果物不足で無かった。生柿、熟柿、干し柿、お湯浸け柿で貴重な食べ物だった。鈴成りの熟柿を目指してカラスの集団が寄って来る。吹雪の中でも食べなければ生きられないので羽ばたきながら我先と啄ばんでいる。