一燈照隅

日本が好きな日本人です

「たかじんのそこまで行って委員会」10月16日Vol2

2005年10月18日 | Weblog
Vol2
「たかじんのそこまで言って委員会」 10月26日放送
出演:三宅久之、原口一博、田嶋陽子、宮根誠司、宮崎哲也、橋下徹、川村ひかる、桂ざこば

続き
辛坊:
さっきのVTRに有りましたね。小学校6年生ぐらいで比較しても体力もありますよね。それが束になってやってきて、ガンガン蹴って「お前がやったやろ。お前がやったら体罰教師やぞ。訴えたるぞ」と言ってきたらどうしますか。

今村:
そうやりますよ。何で黙ってるんですか。そんなん怠慢ですやん。

橋下:
今、先生が生徒と対等な立場いって、生徒に対して「さん」付けで呼ばなければいけないんですって。   
(え~)
生徒を呼び捨てじゃ駄目なんです。あり得ないでしょう。教師と生徒はどうして  も上下関係があるのに、そこまで降りて行っちゃって生徒と横並びの関係って有 り得ない。

田島:
あのね、ちょっとまって。対等という事は同じであることでなく、上下関係があっても良いんです。上下関係「さん」付けだって良いんです

橋下:
子供が分からないから勘違いするのです。

田島:
違う。勘違いさせる方が悪くて…

橋下:
子供はそんな賢くないですって。

田島:
上下関係があっても良いけど、相手の気持ちをきちんと聞く。相手の話をきちんと聞く。きちんと返答を返してやる。そこを対等に人間扱いせいと言うことであって、上下関係有っても良いの。

橋下:
それは田島先生子供は「性善説」でとらえすぎで

田島:
違う。私は30年間も教師をやってきたんだよ。

橋下:
鍛えて鍛えて人となるには時間がかかるんですよ。

橋下・田島: 不明・・・

今村:
あのね。僕ねいつもこういう問題見てきて、我慢と、権威と、体罰という問題がねグチャグチャに論じられていると思うんですよね。だから必要な事は皆さん言われるように、我慢をすることは必要なんですがそれになんで我慢しなければならないのかちゃんと説明しなければならない。とにかくわけも分からず「我慢せい」これでは環境は続いていかないと思います。    
我慢さす事も必要ですし、必要な我慢が有るんだよと教えたらなあかん。だから  それは僕ら教師が教える問題であって、我慢を勝手にさす問題でないねん。僕ら  が教えるんです。   

橋下:
しかし、高校ぐらいになってからでないと… 小学生ぐらいにに説明して分からないでしょう。

今村:
分かります。

田島:
3才ぐらいの子でも出来る

宮崎:
ちょっと聞いて良いですか。 今村先生、ひょっとして教職員室で孤立していませんか?

今村:
かなりね。この番組出て帰ったらたぶん孤立すると思いますね。   
(笑い)

宮崎:
ようするにね、親御さんと父兄と緊密にコミュニケーション取ると言われましたよね。でもそれは多数派の先生では無いですよね。

今村:
そうですよね。

宮崎:
こういった今村先生のような、ぽつぽついても全体は変わらない訳なんですよ。これは教師間で連帯してチームでやっていかなければ駄目だと思うんですよ。

今村:
そうですね。だから僕が今一番問題と思うのは、親でもあると思うし、社会でもあると思いますけど、一番問題有るのは学校やと思います。 学校やし教師やと思います。でもわけの分からん教師ていっぱいいます。ほんまに、あの職員室からクラス行くのに「はい、ゼニ儲け、ゼニ儲け」言う教師もいますし。ほんまいるんですよ。ほんで、あと問題の子が休んだら「先生よろしやん、今日あの子休んでるし。今日一日楽やね」とか言うてるんです。職員室で。 そう言う問題の教師はいっぱい居るんです。
でもね、その人らも元々は教師に夢を持ってはずなんです。ところが、全部10年や20年の間に変質せざるを得なくなった。もう何でかと言うたら、一番管理されてるのは教師ですは。教師が管理されこれで子供教えたいのですけど。「これで分かると思いますけど、学校これですけどこれ一回試させてください」「いや、分かる分からん関係有らへん。上がこう言うとる」これを使えそんな話です。研究者として実践者としての誇りは無いんです。管理される。夢はない。忙しい。お互いあれどないしよと話し合う機会も管理されていく だんだん夢も無くなってきていく。「もうええか、ええ加減にやっといたらええか~」

ざこば:
先生ちょっと聞きたいんやけど。30人ほどですでしょ。僕らの時は団塊やから60人ぐらい居てた。30人の 生徒の個々の個性はだいたい見抜いてる?個々にこいつは親が片親や、こいつは泣きみそや、こいつはちょっとプライドが高い、だいたい性格見抜くわけですか?それとも俺の言うことに一発かまして30人に押しつけるのか?

今村:
違います。そらやっぱり時間のかかる度合いはあるけど、なっかなか分からんやつも居ますけど、どういうやつかな分からんと、そいつが分からんことにはそいつが窓際で泣いていても「おいおい、しっかりせ~よ~」と言っても何で泣いて るのか分からへんでしょう。 こいつは家のことやな、こいつは友達のことやな。掛ける言葉全然変わってきますやん。「われはそんなことでなく玉け~」

ざこば:
ほんま、そこまで行ったら先生大変よね。

原口:
自分でね教材を作れるってとっても大事ですよね。わたしもね…

今村:
そう言うてくださいよ! 現場違うですよ!

原口:
小学校の時、先生が広島の歌という自分で選んだ原爆のその本を元に自分で教育をして下さったんですよ。だけどもやったら瞬間に先生がおっしゃるように市の教育委員会に呼び出されて、先生帰ってきたとき涙流してるんですよ。 それをね…

今村:やってくださいって! それやったら勝てますよ!   
(笑い)


川村:
いい先生にめ巡り会わないと、その子供達の将来がもうそこで危ういですよね。 だって小学校の時中学校受験します。中学校の時高校受験するとき先生と自分の能力を知っているのは、親じゃなくて先生じゃないですか。「先生僕この学校行きたい」でも君はこれくらいの偏差値しかないけど、でもどうしよう。受験でどこどこ行こうて先生が教えてくれたりするじゃないですか。こういう学校もあるっ て。でもそれは先生が一生懸命考えてくれなければ、生徒とコミュニケーション できてなければ、その子の将来はそこですでに変わっていってしまいます。

今村:
だから、うちのね、問題のあった子のダンスジムに来ている子で物凄く問題のあった女の子ですけど、高校で荒れて荒れて、でも「先生やりたい」と思い直して最後、進路指導の先生に「先生、私卒業して大学行って…」大学なんか行かれへ ん言うとるんですね。ガソリンスタンドで働く言うとる。先生になりたい進路指導の先生に言うてね。「われ、教師をなめてるのか!」と言われたと。   
(へ~)
絶対にしたると見返したる言ってほんまに教師になりました。
まあそこまで読んで言うてはるんやとえらいもんやけど。
それとか、あの~ある高校ですけど
親が死んでもテスト中は再テストが無いとかね。親が死んで休んでも再テスト無いと。親が死んで親の葬式行って、再テスト無くて赤点取って泣いてることか居るんですよ。
だからすでに学校じゃないんですよ。 その学校にしたら…

辛坊:
でもね誰なんですか?

今村:
これはね

辛坊:
文部省なのか、教育委員会なのか?

今村:
これは、校長の裁量では出来ない。やっぱり校長は上を見てるんです。だから政治家の先生は言うてないと思います。言うてないから途中の現場まで降りてくる間に物凄く話が変わってくるんですよ。だから見に来てほしい、見に来て下さい うちの学校。

たかじん:
今現実に今村先生がこれとこれはまずやってくれたら、夢持って入ってきた先生がもうちょっと良いことに夢を戴きながら生きていく方法は何だと思いですか?

今村:
まずね、校長、教育委員会がね若くして入ってきた教師を「かまへん。ケツふいたる!」と「お前の思いどうりにやれ。ケツは拭いたる」と言う人を管理職にすべきです。上司ってそうでしょう。そう言う上司が絶対必要でしょう。 「あかん」「これやるな、これやるな」「かまん。俺がケツ拭いたるさかいお前思う通りやれ」と言う校長を生み出す行政であってほしい。 今はその逆の人がぎょうさんなってる。
それが一つと、僕はこう言う所よく出るんですけど、教師悪いとか大号令を考えてほしい。現状は学校教師が悪い思います。しかしそれにして一旦は教師自身、学校自身の問題で無いともっと皆分かってほしい。
みんなのお子さんや、誰かを吊し上げたって何も解決せーへん。今こそ塾も行政も現場もみんな協力しようと言う時代来てるし、塾なんか良く見学に行くんですよ。すっごい上手やし学ぶこと多いし。ただ塾の子供の迎え方は先生が前に立って「おはよう。なんか顔色悪いけど元気か。がんばれよ!」返事がなかってもこうやらはるんです。それを毎日やらはる。 校長も毎日学校に立ちはるでしょう。多くの校長は「おはよう」「おはよう!」「おはようは!」とくる。朝っぱらから気分悪いです。当然「おはよう」と言い返しますよ。
僕ね、一週間塾に行ったとき「おっ。顔色悪いながんばれよ。おはよう」三日後には「おはよう」と言うんですよ子供は。これが指導なんですよ。これが指導なんです。これを研究しなければならないんですよ。

田島:
見本にならなくちゃね。

橋下:
ただずっと学校教育を受けてきて、自分が社会人になって本当に教育で為になっ たのは、英・数・国・理・社とかそんな科目でなく、僕弁護士になったんで受験のルールに乗ってますけど、一番重要だったのは挨拶が出来ることと、それと我慢が出来ること。この二点だけで社会を乗り切ってるかなと。今、小・中・高と何度か不合理な我慢をさせられていたので、三宅先生に変態弁護士とか、エロ弁護士とか言われても全然平気なんですね。

三宅:
いや。見直しているんですよ。非常に見直した!

橋下:
だから、挨拶・我慢をさせる。科目とかでなくてね

宮崎:
だから最初ね、小1プロブレムの話をしましたね。そう言うことが出来ないわけですよ。本当は小学前にそう言う事をある程度出来なければならない子供が、出来なくなっている。質が変わってきています。 これを個性と言って肯定するわけにはいかないわけでしょう だって45分も座ってられない子が出来ている。これはどうやって対処しするのですか?

今村:
それはまずは座らせなアカンでしょう。

宮崎:
トレーニングですか?

今村:
だから、一緒です。座らんことには始まらんわけですから。

辛坊:
声を大きく張り上げたら座るもん?

今村:
あのね、座ります。

辛坊:
えっ。座りますか。

今村:
座ります。「座らんか!あほんだら!」言うたら座りますは。

橋下:
でも、座らなければならない理由なんかいちいち子供に説明するんですか?

辛坊:
「先生、先生どうして座らなければならないの?どうして立っていたらいけないの?」

今村:
邪魔なんねん。あほんだら!

辛坊:
「かってやん」

今村:
やかましいわ!言うたら座れ!

橋下:
それ説明になってないですやん。

今村:
あの、僕が小学校2年生を担任してたことがあるんですけど。その時に授業中にかってに立つんですよ。ゴミほかしに行ったり、窓を開けに行ったり。 「お前、何してるの」「ゴミほかすねん」小学校2年生がこんな憎たらしい「ゴミほかすねん」「暑いし」こうですよ。小学校2年生ですよ現実。 ぶっちゃけ、何やねんこのガキと思いますやん。そやけどその時ぐっとこらえて「お前な、そうかってに立って行ってお前はいいで。俺がかってに立って『先生どこ行くねん?』『うんこ』とやっていいんかい。そんなん皆んなむちゃくちゃになるやないか。それぐらいお互いのルール守ろうで」言うたら座るんですよ。

ざこば:
それは先生のキャラやから、お前何してんねん。立っとんねん。言う先生もいれば、先生が見てキャラやないけど先生のようにようやっているなと。「おい。こら!」やない、もっとそう言う先生も…

今村:
居てはりますよ。

ざこば:
いてはる。でないと先生が皆「おい!こら!」やったら、学校で先生皆サングラス掛けて…。
(今村克彦氏は髭生やしてサングラス掛けています。)     
ちゃんとしたらと言ったら悪いけど、しゅっとしてる先生も居られるんですね どない言うたらええんか…   
(笑い)

たかじん:
日本の教育問題と言うことで、何年、何十年経っても実施されてないことですが。原口さんなんかに聞いていただいて。

原口:
今日参考になりました。ぜひ行かしてください。

辛坊:
公立学校の先生ですからね。たぶんこれくらい有名になってたら処分されないと思いますけど。普通の先生が来てこれぐらい喋ったら間違いなく処分されますよ。   
(笑い)

今村:
最後にいいですか。一回ねうちの不良ばっかり集まってる踊りチーム、どんだけ我慢して、どんだけ輝いてるかいっぺん見に来てほしいね、子供って可能性が有るやん。


橋下弁護士は5人の子供がいてるので今日の教育問題についてはかなり発言していました。 今村先生の話を聞いていると、私が子供の頃と今とはまったく教育も生徒も違うのがわかります。
「小1プロブレム」がかなり大きな問題で、この問題を解決しないことには、まともな子供が育たない。叱るときには叱る当たり前の教育が必要です。


Vol1
http://blog.goo.ne.jp/misky730/





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